* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
海底三百ミリメートル・実践編 [6] その後の日常管理 |
2004.02.11UP/2008.03.01部分修正
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
濾過バクテリアが十分に繁殖し、
生体を丁寧に導入したら、
海水魚水槽は一応の完成です。
ただ、一度水槽をセットして、生体を入れてしまえば、
その後は何もしなくてよい、
というものではありません。
相手は生き物ですから、毎日の世話、日常管理が必要です。
その日常管理についてまとめます。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
◇ ◆ ◇ 日常管理のポイント ◇ ◆ ◇
一番最初にも書いたことですが、小型水槽を上手にキープするためのポイントは、小型水槽のデメリットを補ってやることにあります。繰り返しになりますが、
(1).温度変化を最小限に
(2).水質変化を最小限に
(3).縄張り争いを起こさせないように
ということになります。
(1) | 温度変化を最小限にするために |
|
|
(2) | 水質変化を最小限にするために |
|
|
(3) | 縄張り争いを起こさせないために |
|
◇ ◆ ◇ その他のメンテナンス ◇ ◆ ◇
上記のポイントの他に、様々なタイミングで行うメンテナンスがあります。
(1) | 照明の点灯と消灯 |
|
|
(2) | 毎日の給餌 |
|
|
(3) | 定期的な部分換水 |
|
|
(4) | ガラス面の苔掃除 |
|
|
(5) | 「OT-45」のフィルターバックの交換 |
|
|
(6) | 底面濾過の掃除 |
|
|
※ |
なお、当ページの公開後、2006年〜2007年ごろまでに、当ページでご紹介していますテトラ「ナイトレイトマイナス(固形タイプ)」は販売終了となった模様で、2008年03月現在では、一部の店舗に店頭在庫品として残っているもの以外には、入手が困難な状況となっています。その後、テトラ社からは、同じ「ナイトレイトマイナス」という商品名で液体タイプの製品が販売されていますが、当ページでのセッティングは、固形タイプの「通性嫌気性従属栄養細菌の餌(還元濾過細菌の餌)」を想定したものです。 当方では、具体的な製品名や商品名の全てを把握してはおりませんが、現在では、テトラ「ナイトレイトマイナス(固形タイプ)」以外にも、複数のメーカーから、同様の機能を持つ「還元濾過細菌の餌」が幅広く販売されており、実際の使用に何の不都合もありません。店頭においてテトラ「ナイトレイトマイナス(固形タイプ)」が入手できない場合には、それらの代替商品のご購入/ご使用をお願いします。 テトラ「ナイトレイトマイナス(固形タイプ)」販売終了のお知らせを怠りましたために、これまでに何名かの方から、「ナイトレイトマイナスが入手できないのだが…。」というお問合せをいただきました。弊サイトの不手際のためにご迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。(2008.03.01) |
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
日常のメンテナンスは以上の通りです。
この実践編の[1]から[6]の説明の中には、
小型水槽でクマノミを飼育するための基本的なノウハウが揃っており、
このセットでも十分、数年間の飼育が可能だとは思います。ただし、このような小型水槽での飼育は、やはり魚にとって決して理想的な環境とは言えません。
この小型水槽での飼育はひとつの「お試し期間」のようなものと考えて、
海水魚飼育に関する基本的な知識やスキルを手に入れたなら、
次には是非、より大きな水槽での飼育にステップアップしていただきたいと思います。なお、最後に、クマノミとイソギンチャクの飼育、その他に関して、
良くある質問をまとめましたので、
「実践編[7]FAQ よくある質問」もご覧いただいて、飼育を楽しんで下さい。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *