[4206]
別スレから 寄生虫と免疫について
もぐもぐ
2005-05-25 23:49
|
クロネコ様、箱福様、こんばんは。
長くなってしまったので、勝手ながら新しくさせていただきました。
クロネコ様
ああ、クロネコさんが仰りたいことが、何となく解って来ました!
つまり、寄生虫は体外にいるから体内の免疫機能は機能しない、そう言ったモノにはクシャミや咳きや嘔吐、粘液の分泌でしか対処できないはずだと。
うーん、確かに寄生虫が体表に乗っかっているだけでしたら、そうでしょう。でも、それでは寄生虫は生きていけません。白点虫を初めとした寄生虫は宿主内の体内に侵入するのですから、生体の免疫系は正常に機能します。また蚤やダニのように、その体の一部だけを宿主の体内に差し込む寄生虫に対しても免疫系はちゃんと攻撃を仕掛けます。その蚤やダニに対する抗体が血中から検出されるのです。
メカニズムは前にも簡単に書きましたよね?寄生虫の体表面の細胞膜上に存在する抗原に対してIgがバインドし、補体系、貪食細胞、肥満細胞を活性化して細胞を破壊、寄生虫を排除しようとします。(もっと詳しくとか言わないでくださいよ?免疫学の本であれば、どんな本にもこの程度のことは書かれています。申し訳ありませんが詳しくはご自分で・・・)
文献とおっしゃっていますが・・・寄生虫に対して免疫系が機能することは免疫学では常識です。だって実際に寄生虫の検査では血中の抗体の検出が行われているのですから。ですから、「何々と言う寄生虫に感染した動物の血液中から、この寄生虫特異的な抗体が発見されました!」というような文献はまずありません。そんな当たり前の話はどこのジャーナルでもはじかれるでしょうから。
でも、寄生虫感染によって免疫系が活性化されることを前提として書かれている文献はPubMedあたりで検索していただければ、五万と見つかるでしょう。いや、そんなことしなくても「寄生虫」「抗体」でググれば「寄生虫感染によってIgEが生産され・・・云々」と言う文章がいくらでも見つかります。血中の抗体の検出による寄生虫検査法も調べればいくらでもヒットしますよ?
もしクロネコさんがおっしゃるように、寄生虫に対しては「くしゃみ」や「せき」や「嘔吐」「粘液の分泌」「唾液」や「胃酸」などの生体防御(?)によって対処するのであれば、抗原が産生する理由はどのようにご説明されるのですか?これこそが寄生虫に対して免疫系が機能している証拠ではないですか。
|
|
 |
[4208]
RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき
もぐもぐ
2005-05-25 23:51
|
・・・と言って何も示さないのも不親切ですので、ちょと検索してみます。こういったやり取りで、免疫学、ひいては分子生物学に興味を持ってくれる方が増えるかもしれないので頑張ります!・・・・・
こんなのは如何ですか?トキソプラズマ原虫の寄生に関するものです。
Acta Med Croatica. 2005;59(2):153-7.
Toxoplasmosis--morphologic diagnosis options for the ever topical disease
Malovic D.
私もざっとしか読んでいませんが(英語は涙が出るほど苦手なのです)、
“〜Toxoplasma gondii resides in the body for life, being controlled by cellular immunity.”の部分を読んでいただければ、トキソプラズマ原虫が細胞性免疫によって制御されていると言うくだりがご理解いただけると思います。ちなみに、ToxoplasmaおよびTrypanosomaに対しては細胞性免疫が、そのほか多くの寄生虫に対しては細胞性免疫と体液性免疫の両者が生体防御にあずかっているものと考えられているのだそうです。(これは京都府立医科大学教授 今西次郎著 免疫学の入門 第4版 からの抜粋です)
もっとちゃんとした文献がいくらでも有るはずですので、是非ご自分でも検索してみてください。正直、私は免疫学が専門ではなく、私の家内がこの分野で博士号を取り、今も研究者として大学で研究をしていますので、いい文献が無いか聞こうと思ったのですが、今日はすでに寝てしまって、まったく相手にしてくれないのです(涙)
>いやあ!私も分かりません。(笑)
当たり前ですよ(笑)
だって、そんなものは存在しないのですから。よろしいですか、免疫以外で、免疫以上に寄生虫に対して防御効果を持つシステムは存在しません。ですから寄生虫に対しても「免疫」が機能していると言って正しいのです。だって、寄生虫に対してクシャミやゲロ吐いたって仕方ないじゃないですか!
とは言ってもクロネコさんのおっしゃる「しっくりこない」と言う感覚は何となくわかります。
さぁさぁ(笑)、私は免疫系が寄生虫に対して機能するメカニズムを(ごくごく簡単にですが)ご説明しましたよ。ペーパーも紹介しました(てきとーに検索したものですが)。本からの抜粋も載せました(入門書ですが)。もし、これを「うそだ」とおっしゃるのでしたら、それに足るご説明を!(すみません、別に好戦的に言っている訳ではなく、こうしたやり取りをするのが好きなのです。どうかお付き合いください)
|
|
 |
 |
[4209]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき
箱福
2005-05-26 00:19
|
もぐもぐ様
>さぁさぁ(笑)、私は免疫系が寄生虫に対して機能するメカニズ
>ムを(ごくごく簡単にですが)ご説明しましたよ。ペーパーも紹
>介しました(てきとーに検索したものですが)。本からの抜粋も
>載せました(入門書ですが)。もし、これを「うそだ」とおっし
>ゃるのでしたら、それに足るご説明を!(すみません、別に好戦
>的に言っている訳ではなく、こうしたやり取りをするのが好きな
>のです。どうかお付き合いください)
貴重な時間を割いて頂いて詳しいご説明を有り難うございます。
魚が寄生されて機能するメカニズムについては分かりましたが、免疫がでてきも寄生されると言う事ですね。やはり駆除は必要ですね。
あと…放蕩息子さんも仰っていましたが、シストが水槽内に潜伏している期間は年単位と言う事ですか?。私も白点虫が姿を現わさなくなった水槽があり、白点虫が出なくなってから1年余り
経つ水槽があるのですが、新しく白点虫を持ち込まなくても、また現れる可能性があると言う事でしょうかね?。
|
|
 |
 |
 |
[4211]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき
箱福
2005-05-26 00:23
|
もぐもぐ様
訂正:免疫はできるが寄生されると言う事ですよね?。
|
|
 |
 |
[4210]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき2
もぐもぐ
2005-05-26 00:20
|
箱福さま
こんばんは。
いかに優秀な免疫機能と言っても、やはり全ての病原菌に対して完璧な防御ができるわけではありません。また、寄生虫は宿主の免疫を無力化するために、様々な手段を講じます。有名なところでは大腸に寄生するサナダムシは宿主の免疫能を低下させることで、自分への攻撃を弱めます(この結果、宿主のアレルギーやリウマチが軽減するといった副産物もあるようです)。また、自分の周りに自分よりも抗原抗体反応が強くあわられる物質をばら撒くことで、自分への攻撃を回避する寄生虫も多く居ます。白点虫も魚の体から体液を吸収しているのですから、そうした何らかの対処をしているはずです。
ですから、一度寄生されてIgEが生産されたと言っても、それで必ず再寄生を防げるものではありません。残念ながら。
でも、こうした免疫機能を排除するための行為は、寄生虫にとってかなりの負担になるものでもあります。ですから、体力を落として免疫力が低下していれば寄生虫にとって好都合になりますし、逆に十分に免疫力が高まっていれば、寄生されにくい、寄生されても重症化しにくい、と言ったことが起きます。また一度罹患した魚は、初めてかかる魚よりも強い抵抗力を持つ事が期待できます。
|
|
 |
 |
 |
[4212]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき2
箱福
2005-05-26 00:30
|
もぐもぐ様
>こんばんは。
>いかに優秀な免疫機能と言っても、やはり全ての病原菌に対して
>完璧な防御ができるわけではありません。また、寄生虫は宿主の
>免疫を無力化するために、様々な手段を講じます。有名なところ
>では大腸に寄生するサナダムシは宿主の免疫能を低下させること
>で、自分への攻撃を弱めます(この結果、宿主のアレルギーやリ
>ウマチが軽減するといった副産物もあるようです)。また、自分
>の周りに自分よりも抗原抗体反応が強くあわられる物質をばら撒
>くことで、自分への攻撃を回避する寄生虫も多く居ます。白点虫
>も魚の体から体液を吸収しているのですから、そうした何らかの
>対処をしているはずです。
>ですから、一度寄生されてIgEが生産されたと言っても、それ
>で必ず再寄生を防げるものではありません。残念ながら。
>でも、こうした免疫機能を排除するための行為は、寄生虫にとっ
>てかなりの負担になるものでもあります。ですから、体力を落と
>して免疫力が低下していれば寄生虫にとって好都合になりますし
>、逆に十分に免疫力が高まっていれば、寄生されにくい、寄生さ
>れても重症化しにくい、と言ったことが起きます。また一度罹患
>した魚は、初めてかかる魚よりも強い抵抗力を持つ事が期待でき
>ます。
分かりやすいご説明有り難うございます。
今までのハコフグ飼育と照らし合わせて、納得できる部分は多いと思いますが…残念ながらハコフグは何度も寄生されてしまうのです。仰る通り…軽症で済む場合もありますが…。
やはり白点虫などを持ち込まない気配りは必要ですね。完全駆除も必須ですし…。
|
|
 |
 |
 |
[4214]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき2
もぐもぐ
2005-05-26 00:44
|
ああ、すみません。
箱福様のレスと被ってしまいました。申し訳ありません。
はい、たとえ白点虫が体全体を魚体内に入れないような寄生の仕方をする寄生虫であったとしても、体液を吸収するために何らかの器官を魚体に入れる、あるいは魚体表面に傷をつけて吸い付くなどの行為をすれば、免疫系は機能しますので、免疫はできるはずです。
また、シストの生存期間なのですが、その生物によってまちまちのようでして、白点虫のシストがどのくらい生存するのかは、正直私には判断できません。
長い例では土壌中に存在するシストセンチュウなどはシストの状態で10から20年生存か可能といわれているようです。
また、赤痢アメーバーのシストに関しては、5℃で約1年、20℃で約1ヶ月生存したという報告があります。
ジアルジア症を引き起こすGiardia intestinalisというの病原体は、シストの状態で3ヶ月以上生存可能と言うのが定説のようです。“以上”と言うのが曖昧でいやらしいですよね。私が思うに、これ以上の期間実験した人が居ないのだと思います(笑)
シストと言うのは生育環境が整うまで隠れているシェルターのようなものですから、ある程度の期間は持たなくては意味がありません。私は白点虫のシストも少なくとも半年から一年くらいは生存可能なのではないかと思っています(すみません、何の根拠もありません)
|
|
 |
 |
 |
 |
[4227]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について つづき2
箱福
2005-05-26 20:16
|
もぐもぐ様
>はい、たとえ白点虫が体全体を魚体内に入れないような寄生の仕
>方をする寄生虫であったとしても、体液を吸収するために何らか
>の器官を魚体に入れる、あるいは魚体表面に傷をつけて吸い付く
>などの行為をすれば、免疫系は機能しますので、免疫はできるは
>ずです。
白点虫場合は免疫系は機能するとして、それは体内に侵入して始めて機能する抗体ですよね。でも、体内に侵入してその抗体に勝る力で魚の体液なり血液を吸収するという訳ですね。
>シストと言うのは生育環境が整うまで隠れているシェルターのよ
>うなものですから、ある程度の期間は持たなくては意味がありま
>せん。私は白点虫のシストも少なくとも半年から一年くらいは生
>存可能なのではないかと思っています(すみません、何の根拠も
>ありません)
私の駆除経験から申しますと、白点虫の場合は半年前後ではないかと考察できます。もっと多くの実験データを集めないと断言できませんが。
|
|
 |
[4213]
RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-26 00:43
|
◇もぐもぐ様
あー、しどい!!(ToT)。
折角ひーひー言いながら、私の手元にある唯一の専門書(?)、つまり前掲の「魚介類の感染症・寄生虫症」を引き写して、クロネコさんへのレスを書いていたのに、もぐもぐさんが先に答えてるうぅ〜…(泣)。
でもこのまんま消したら悔しいから(笑)、書き込んじゃお。
− 以下はもぐもぐさんの書き込みを見る前に、私がシコシコ、書き写していたものです(^_^;;。−
◇クロネコ様
どうもお久しぶりです。覗いていて下さったんですね。ありがとうございますm(_*_)m。
で、「免疫」の話なんですが、正直、「免疫の定義」が正確にはどんなものか、私には分かんのですが(^_^;;、前掲書の300ページには、このような記述があります。(ただし海水性ではなく、淡水性の I. multifiliis に関してですが。)
− 以下引用 −
(免疫を獲得した)コイの血清や粘液中には I. multifiliis に対する抗体が含まれている事も確認された.
I. multifiliis に感染したアメリカナマズの血清はセロントの繊毛と特異的に反応した.さらに繊毛を膜と軸糸成分に分画すると,血清は膜分画と反応した(Clark et al.,1988).繊毛運動停止に関わる抗原(immobilization antigen の頭文字から,i-抗原と呼ばれる)は虫体繊毛の膜タンパク質が主なものとされる.また,水中に溶出するタイプで,抗原的には膜タンパク質と抗原と区別できないi-抗原も存在する(Xu et al.,1995).現在までにi-抗原には3つの血清型が存在する事が明らかにされている(Dickkerson et al.,1993).
… 中略 …
最近,この抗原タンパク質はGPIアンカー型タンパク質であることが明らかになった(Clark et al.,2001).すなわち,抗原は糖脂質の一種,GPI(glycosyl-phosphatidylinositol グリコシルホスファチジルイノシトール)によって細胞膜に結合した形で存在している.
量的には少ないが,抗体は粘液中にも存在している(Dickerson and Dawe,1995).i-抗原に対するネズミモノクローナル抗体を作製し,アメリカナマズに接種したところ,顕著な防御効果が認められた(Lin et al.,1996).このことは,ネズミ抗体が体表に移動することを示している(Dickkerson et al.,1993).
… 中略 …
ネズミの抗体で受動免疫を施した魚に攻撃実験をすると,虫体は魚に侵入後,速やかに魚を離脱した.離脱虫体の繊毛には抗体が結合している事が確認された(Clark et al.,1996).
… 中略 …
ストレス状態にあるコイは I. multifiliis に対する高い抗体値を保持していても,攻撃実験で死亡した(Houghton and Matthews,1990).このことは I. multifiliis に対する魚類の防御反応には細胞性免疫も関与していることを示唆する.セロントを腹腔内注射して免疫したキンギョにセロントを皮内接種すると,血液や粘液中の抗体値の上昇のみならず,接種部位に顕著な単核の白血球の浸潤が認められた(Sin et al.,1996).非免疫魚には目立った白血球浸潤はみられなかったことから,体液性免疫とともに細胞性免疫が白点虫に対する免疫反応に関与していると考えられる.
− 引用終わり −
何しろ書き写しながら、写している本人には意味のわからない言葉ばかりなので(^_^;;、さぞかし誤字脱字などもあるかと思いますが、その点はご容赦下さい(^_^;;。
しかし上記の文章を読む限り、(文章の意味は相変わらず、私にはよく分からんのですが(^_^;;)、白点虫の侵入に対する魚体の防御反応の中には、クロネコさんのおっしゃる
>非自己を「異物」と認識し排除する細胞性・体液性反応
という条件をクリアしているように思われます。
(つづく)
|
|
 |
[4215]
RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-26 00:44
|
(つづき)
また、
>体内には免疫、体外には生体防御と簡単に言ったつもりでした。(^_^;)
ということですが、前掲書の286ページには(先に引用した際に省略した部分ですが)、
− 以下引用 −
原虫の感染に対して魚類は免疫を獲得する場合があるが,それらの原虫は内部寄生性か,外部寄生性でも細胞の一部を宿主体内に挿入している場合である.前者の例では前者の例では繊毛虫 Ichthyophthirius multifiliis や Cryptocaryon irritans …(中略)…の感染を経験した魚が該当する
− 引用終わり −
とあります。ここでいう「内部寄生性」という概念は、クロネコさんの言う「体内/体外」ということとは違うのでしょうか?ちょっと分からないのですが…。
なおまた、同書の301ページには、
− 以下引用 −
白点病には非特異的防御も関与していることが示唆されている.
− 引用終わり −
とも記載されており(この後に何やら、「頭腎白血球」だの、「非特異的貪食活性」だの、「補体」だの、「チオニン陽性細胞」だの、「脱顆粒」だの、もう私には何が何やら?という単語が並んでおりますが…(^_^;;)、こちらはクロネコさんが言うところの「免疫ではない」生体の防御について述べているんじゃないでしょうかね?(と、書いている本人が分からないというのも困ったものですが…苦笑)
で、前掲書の記述のほとんどは I. multifiliis に関する記述なのですが、そのすぐ直後に(前にも引用したように)、C. irritans に関しても、はっきりと「魚は免疫を獲得し,虫体の繊毛運動を停止させる抗体を産出した」と記載されています。と考えると、やっぱり厳密な意味でも「免疫」何じゃないかなあ、と思いますけどね。(最後の C. irritans に関する元々の論文を発表されたのは中央水産研究所の研究者で、東大の大学院農学生命科学研究科・農学部 水圏生物科学専攻 水圏生産環境科学講座の良永知義先生−助教授−ですので、もし疑問があれば、−何しろ私には答えられませんし(^_^;;−お問い合わせいただくのが良いと思いますが…。)
まあそんなわけで、前掲書に記載されている内容がまるっきりトンチンカンな嘘っぱちでない限りは、C. irritans に対する魚の防御反応(?)については、「くしゃみ」や「咳」、あるいは「慣れ(←というのも非常に広い概念だと思うので、やや微妙な話になりますが(^_^;;)」というものとはちょっと違う、やはり「免疫」と呼ぶに相応しいものだと、私は考えます。ま、別にそれが厳密には「免疫」でなくても、困りはしないんですが…(笑)。
ただどうなのかな?前掲書によると現在、白点病に対するワクチン開発が盛んに研究されているようです。303ページに
− 以下引用 −
… (前略)… この合成遺伝子を組み込んだプラスミドをアメリカナマズに接種したところ、i-抗原に対する抗体が産出された.将来,これらの組換えDNAワクチンが I. multifiliis 感染の対策に応用できる可能性が示唆された.
− 引用終わり −
とあるんですが、免疫が出来ないものでも「ワクチン」って出来るんですか?それも私には分からないのですが…(うーむ。やはり分からない事だらけだ。苦笑)
|
|
 |
[4216]
RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-26 00:47
|
◇箱福様
>私が理解するには暫く時間がかかりそうです。
いや、全くです(笑)。
私など基礎になる生物学的知識が皆無なので、このように専門書を引用しても、は〜て、自分が何を引用しているのか良く分からない始末ですよ(苦笑)。
でもひとつ思ったのは、「免疫が出来る」というのは、「0か100か」というようなものではなくて、例え「免疫」が出来ても、やっぱり感染する事もあるらしい、ということです。ただし「感染されにくく」はなる。でも「全く感染されない」という訳ではない。ですから、「免疫が出来た」からと言って、完全に安心できる、ということではないらしいんですね。
で、折角のその「免疫」も、どの程度の期間、持続するかは色々な様ですし、また以前お話した、C. irritans の4型の問題もあるではありませんか。するととうてい、「一度白点病になれば2度とは罹らない。」とは言えないわけです。ただ「罹り難くなるかもしれない。」という程度は、言えるのではないかと思う。そういう感じなんじゃないでしょうかねぇ…(^_^;;。
どうスかね、そんなもんで?>もぐもぐさん
|
|
 |
 |
[4217]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
のこのこ
2005-05-26 01:12
|
皆様
出遅れちゃいました(苦笑)
こんなに突っ込んだ話になって、なんちゅうBBSですかぁ?こんなのあり?(苦笑)
いつも間にか、白点虫と免疫の話になってしまったようですが、結論としては、撲滅できるってことになったんでしょうか?(読め!って?(;^_^A)
箱福様
>あとで、のこのこさんのHPを隈無く拝見させて頂きたいと思いますが、取急ぎお返事します。私が白点虫についてこれ程うるさく主張するのも、ハコフグ飼育を始めたのが原因なのですがそのハコフグ…コンゴウフグですが、白点虫が水槽内に存在しますと、長期飼育に極めて困難を強いられる魚と感じ、白点虫を駆除しないと長期飼育はできないと痛感しているからです。ハコフグを飼っていなければ…こうもうるさくならなかったと思いますけど…(^_^;ですから、白点虫がいてもらうと困るのです。
つたないHPですが、どうぞ。
別に「うるさい」などとは思っておりませんよ。
ハコフグ類は、白点虫にかかりやすいという話がありますから、きっと大変なんでしょうね。
前スレで
>「私は水槽下から撲滅できるという考え」
という事でございますので、その根拠なり、方法なりを示して頂けませんでしょうか?
とお願いしましたが、それについては如何なのでしょうか?
|
|
 |
 |
 |
[4218]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
のこのこ
2005-05-26 01:20
|
自己レスになっちゃいましたm(_ _)m
パスワード入れますれちゃって消せないので、もう1度書き直します。
皆様
出遅れちゃいました(苦笑)
こんなに突っ込んだ話になって、なんちゅうBBSですかぁ?こんなのあり?(苦笑)
いつの間にか、白点虫と免疫の話になってしまったようですが、結論としては、撲滅できるってことになったんでしょうか?(読め!って?(;^_^A)
箱福様
>あとで、のこのこさんのHPを隈無く拝見させて頂きたいと思いますが、取急ぎお返事します。私が白点虫についてこれ程うるさく主張するのも、ハコフグ飼育を始めたのが原因なのですがそのハコフグ…コンゴウフグですが、白点虫が水槽内に存在しますと、長期飼育に極めて困難を強いられる魚と感じ、白点虫を駆除しないと長期飼育はできないと痛感しているからです。ハコフグを飼っていなければ…こうもうるさくならなかったと思いますけど…(^_^;ですから、白点虫がいてもらうと困るのです。
つたないHPですが、どうぞ。
別に「うるさい」などとは思っておりませんよ。
ハコフグ類は、白点虫にかかりやすいという話がありますから、きっと大変なんでしょうね。
>白点虫を駆除しないと長期飼育はできないと痛感しているからです
この駆除=撲滅ということでしょうか?
白点虫の存在=長期飼育不可ということなのでしょうか?
白点虫の存在=発症(まだ発症って書いてるし)とは、決まってないと思うのですが。
ま、これは良いとして。
前スレで
>「私は水槽下から撲滅できるという考え」
という事でございますので、その根拠なり、方法なりを示して頂けませんでしょうか?
とお願いしましたが、それについては如何なのでしょうか?
撲滅できないという理由は述べたつもりですが。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4237]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 23:28
|
のこのこ様
>という事でございますので、その根拠なり、方法なりを示して頂
>けませんでしょうか?
>とお願いしましたが、それについては如何なのでしょうか?
別スレを立てさせて頂き、後日お返事します。
>撲滅できないという理由は述べたつもりですが。
そうなのですか?。ん〜?
読み返してみます。(^_^;
|
|
 |
 |
[4219]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
もぐもぐ
2005-05-26 01:23
|
放蕩息子様
げげー!
すごい・・・なんか決定的な核心を突かれたって感じ・・・
>C. irritans に関しても、はっきりと「魚は免疫を獲得し,
>虫体の繊毛運動を停止させる抗体を産出した」
>と記載されています。
って・・・これって一連の討議に止めを刺しちゃってますよ。
こんなこと書かれちゃ、私なんかがでしゃばって出てきて恥ずかしいじゃないですカー!
ひどいひどいー バタバタバタ・・・o(>ロ<o) (o>ロ<)o
ふー、なんか脱力感に襲われています。やっぱり師匠にはかなわないのう・・ブツブツ・・・
>どうスかね、そんなもんで?>もぐもぐさん
え?あ、はい。そう言う事だと思います。(←急に弱気)
寄生虫と免疫機能のせめぎ合いです。一度寄生しただけで完全に免疫系でシャットアウトされてしまうような寄生虫はこれまでに絶滅してしまっているでしょうし、逆に長い進化の中で生体が手に入れた免疫機能も、そう易々と寄生虫の好きにはさせないぞ、と言うことで・・・(←なんとか綺麗にまとめようとしている)
|
|
 |
 |
 |
[4220]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
もぐもぐ
2005-05-26 01:57
|
あー、どなたからの書き込みも無くなってしまいましたね・・・みなさまお休みになられたのでしょうね・・・さみし・・・
私はこれからキイロサンゴハゼの卵を稚魚用水槽に隔離します。そうなんです、まだ諦めずに続けているんです。初回から数えてすでに8回目の産卵なのですが、いまだにうまく育てることができません。餌をワムシから海洋性の微小な浮遊プランクトンに変えたり、いろいろと工夫しているのですが・・・難しいです。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4221]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
クロネコ
2005-05-26 07:56
|
みなさん、おはようございます。
もぐもぐさん、放蕩息子さん、
いやあ!詳しいお話有難う御座いました。m(_ _)m
保存して勉強させてもらいます。
免疫は機能されるが、にも関わらず再寄生を防げるものでは無い様ですね。
そもそも白点虫に対する免疫そのものについては、私の飼育体験やその感覚ではあまり役に立たない感じですねえ。
というのも、白点虫が1匹ならまだしても、物凄いの数の大群が、大勢の白点虫が魚に襲いかかる訳ですから、例え免疫機能でもってしても「焼け石に水」状態ですから、免疫は無いに等しいのです。
それよりも白点虫の駆除か?そのコントロールの方が重要です。
と言うのも、白点病は水槽の病気ではなく単なる自然現象ですから、要は付き合い方を理解すれば良い訳です。
この考え方の基、こう言う免疫に関する詳しい知識があっても飼育には役に立ちませんし、当方その知識が無くても、珊瑚とチョウの共存飼育に成功しております。
もちろん、殺菌灯やオゾナイザーは無し、難しい駆除方法をしなくてもです。
結果オーライと言う事で理論より実践が重要ですね。
ただし、体内寄生虫には手の打ち様が無く、白点虫の類には手の打ち様がありますのでまだ救いがあります。
チョウ&珊瑚水槽ではする事がありませんので、今回は大きな収穫が得られ、後は知識を吸収して整理整頓してみるだけです。
色々と有難う御座いました。m(_ _)m
箱福さんへ
ハコフグ飼育の場合はまだ分りませんが、将来の課題かも知れませんし未定です。ただ、つっちさんが現在おやりになっていますので様子を見ています。私も始める機会がありましたら、どうか相談相手になってやって下さい。
それでは、又です。
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
[4222]
RE:RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
もぐもぐ
2005-05-26 11:04
|
クロネコ様
おはようございます。
>そもそも白点虫に対する免疫そのものについては、私の飼育体験やその感覚ではあまり役に立たな
>い感じですねえ。
そうですねぇ。
ヌードマウスならぬ、ヌードフィッシュのようなものを作って健常魚と比較したら、白点虫に対して免疫がどの程度効果を発揮しているのか解るのかも知れませんが、少なくとも何度も再寄生を繰り返す魚を見れば「これのどこが免疫ができてるって言うんだ!?」と感じますよね。
(でも、本当に免疫が無かったらもっともっと酷い事になるのだと思いますよ)
>珊瑚とチョウの共存飼育に成功しております。
ああ・・・サンゴとチョウチョウウオ、憧れです。
実は1年半程前、私が海水魚飼育を始める際にクロネコさんのHPにお邪魔して、いろいろと勉強させていただきました。また、私の水槽で白点が出た際には、クロネコさんの白点虫除去フィルターの真似をさせていただいて、体外循環の際に用いる動脈フィルターと言うフィルターを使って白点中の除去を試みました。結果は・・・フィルター面積が足りず、目詰まりしてしまいました……(o_ _)o パタッ
>色々と有難う御座いました。m(_ _)m
とんでもございません。
どうぞ、これからもよろしく願いいたします。m(_ _)m
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
 |
[4235]
RE:RE:RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 23:00
|
もぐもぐ様
>ヌードマウスならぬ、ヌードフィッシュのようなものを作って健
>常魚と比較したら、白点虫に対して免疫がどの程度効果を発揮し
>ているのか解るのかも知れませんが、少なくとも何度も再寄生を
>繰り返す魚を見れば「これのどこが免疫ができてるって言うんだ
>!?」と感じますよね。
これに付いては、似たような考えというか…私が購入して来た魚を水槽に入れようした時に暴れた拍子に床に落としてしまって、それが切っ掛けで保護粘膜が取れた状態になり…その後、その魚は10日をピークに粉がふいた状態に寄生された後、段々寄生されなくなって行きました。私の考察では、保護粘膜の再生により寄生し難くなったと感じております。(免疫機能も働いていたのでしょうけど)人間がゼラチンを身に纏ったら……蚊やダニにも射されないでしょうから…。例えが悪いですね。(~_~;
|
|
 |
 |
 |
 |
 |
[4232]
RE:RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 22:21
|
クロネコ様
>ハコフグ飼育の場合はまだ分りませんが、将来の課題かも知れま
>せんし未定です。ただ、つっちさんが現在おやりになっています
>ので様子を見ています。私も始める機会がありましたら、どうか
>相談相手になってやって下さい。
>それでは、又です。
私も興味津々で陰ながら様子を見守っており、成長(将来)を楽しみにしている一人でございます。
クロネコさん程に知識が豊富な方であれば、ハコフグ飼育は問題ないと思いますが、現在の飼育法では白点虫に対しては正直「?」と思うところもございます。しかし、それが可能となれば…私も伝授させて頂くかも知れませんね。だって…誰もが憧れる自然の摂理に逆らわない飼育ですから…。私にとっては夢のまた夢です。
今後とも宜しくお願い致します。
|
|
 |
 |
[4223]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-26 12:09
|
◇のこのこ様
>こんなに突っ込んだ話になって、なんちゅうBBSですかぁ?こんなのあり?(苦笑)
すごいでしょう?(笑)。私も他所ではあんまり見たことないですよ。個人的には面白くて仕方がないです(他の人は知りませんが…爆)。
>結論としては、撲滅できるってことになったんでしょうか?(読め!って?(;^_^A)
「免疫」の定義の議論(?)に流れていったので、こっちの結論は出ていないですね。詳しくは読んで下さい(爆)。
でも私は「撲滅出来る派」なんですが、自信を持って「出来る」と断言するには、白点虫のシストの寿命の問題が引っかかります。
「撲滅」の可能性については改めて、[4195]に私が書いたものと、基本的な考え方は変わっていないのですが…。(ただし、この[4195]での「免疫」という用語の使い方は、誤解を呼ぶものだな。と思って、不適切だったと反省しています。−詳しくは後述−)
その他、[4196]のもぐもぐさんの書き込みにも、私は全面的に賛成です。
よく、「何年も経ってから、突然白点病が再発した」という話を聞きますが、その原因としては、もちろん、途中での生体や飼育水、LRの追加の他に、
>溶存酸素の少ない場所にシストが残っていたのでしょう。
という理由が考えられると思います。
全くもぐもぐさんのおっしゃる通りなのですが、
>白点虫の子虫がバクテリアなどを捕食して底砂内で生きているのではないか
という意見に対しては、私も懐疑的です。(もちろん、私自身では“証拠”は持っていませんけどね(^_^;;。)
◇もぐもぐ様
>これって一連の討議に止めを刺しちゃってますよ。
あれっ?そうなんですか?(爆)。
いやー、それが自分でもよく分からないので…(^_^;;。なんにせよ、そゆことらしいです(爆)。
>みなさまお休みになられたのでしょうね・・・さみし・・・
だって午前2時じゃありませんか!(笑)ちょうどシストからセロントが放出され始める時間帯ですよ(←なんのこっちゃ?爆)
私は失礼ながら午前1:30で就寝させていただきました。慣れない言葉を書き写して、脳みそが疲れちゃいましたよ(^_^;;。
>私はこれからキイロサンゴハゼの卵を稚魚用水槽に隔離します。
おー、頑張って下さい。その後続報がなくて、「どうされたかなあ?」と思っていましたが。
でもやはり難しそうですねぇ…。何しろ成体のサイズも小さいですからねぇ…。
(でもこの話題はまた、別スレにした方が良いですかね?笑)
|
|
 |
 |
[4224]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-26 12:09
|
◇クロネコ様
>そもそも白点虫に対する免疫そのものについては、
>私の飼育体験やその感覚ではあまり役に立たない感じですねえ。
そうそう、私も最初から「一度白点病に罹った魚は二度と白点病に罹らない。」なんてことを主張するつもりはなくて、クロネコさんも「慣れ」と仰っているでしょう?他にも一般に、「一度白点病から立ち直ると、次には罹りにくくなるようだ。(ただしもちろん、全く罹らなくなるわけではないが。)」と仰る飼育者の方は多いと思うんですよ。
その理由を説明する要因の一つとして、この「免疫の獲得」ということも考えられますね。と書いただけのつもりだったのです。それが「免疫=2度と罹らない」という誤解(?)を呼び、議論が混乱したように思いますね。
前掲書にも(一部は先にも引用ましたが)「免疫」を獲得した魚に再感染させる話が沢山出てきますので、個人的には「免疫=2度と罹らない」という意識はなかったのですが、少し書き方を考えるべきだったかな、と反省しています。
(なおまた、上記の「次には罹りにくくなる」という現象の理由としては、免疫の獲得以外に個体のストレス状態の差異の問題が考えられ、私の個人的な意見としては、免疫の有無や強度よりも個体のストレスの要因の方が影響が大きいと考えていることも、既に述べた通りです。)
ですから、確かに、白点病の罹患によって魚が免疫を得るかどうかは、実際の魚の飼育には大して役に立たない知識なんですよねぇ…(^_^;;。でもそういう「役に立たない知識」で、わあわあ議論するのって、面白いじゃないですか(笑)。もぐもぐさんのサナダムシの話も面白かったですしねぇ。(私、何しろ鼻のアレルギーも喘息も持っているんで「いっそ、サナダムシを体内で飼うか。」とか、考えちゃいましたもん(^_^;;。)
このBBSの管理者としての私のスタンスとしては(もちろん「役に立つ」のであればそれはそれでも良いのですが(^_^;;)、役に立つ「だけ」のBBSにはしたくないので、色々な場所に話が脱線して、「何じゃこりゃ?」と思うような、思いもかけず深〜い話(?)になって行くのは大歓迎なんです。是非よろしくお付き合い下さいm(_*_)m。
>もちろん、殺菌灯やオゾナイザーは無し、難しい駆除方法をしなくてもです。
おっしゃる通りですね。実際、ここでお名前を挙げさせていただいた良永先生の白点病対策としては、発症した魚を3日ごとに白点虫フリーの新しい水槽に移動させるだけで、それだけのことで良好な結果を得ているそうですよ(前掲の「月刊海洋号外・第14号」に書いてありました。)
「魚介類の感染症・寄生虫病」にも、「感染環の遮断は寄生虫対策の基本である.」と書かれていまして(301ページ)、要は白点虫の生活・増殖のサイクルのどこかを遮断すること、それさえ出来れば、方法は何でも良いと思っています。ですから、今後もし、私の水槽に白点病が発症しても、私自身では硫酸銅などの薬物は使用しないでしょう。クロネコさんの「白点除去フィルター」も以前から存じ上げていますが、十分、理に適っていると感じますね。
ただ、私は白点病の克服のためには、飼育水槽内に残っている白点虫のシストをいかに速やかに撲滅していくか、これが最大のポイントなのではないかと考えていまして、その具体的な方法については、もぐもぐさんが[4196] でご紹介して下さった方法に賛同しています。(もちろん、自分ではまだ実践の機会には恵まれて?いないですが…(^_^;;)
もぐもぐさんの方法は白点虫のサイクルが自然に回るのを待つのではなくて、「水温を上げて酸素供給して白点虫の生活サイクルを強制的に早めさせてしまおう。そのことによってそのサイクルを断ち切ってしまおう。」という発想(いわば“攻め”の発想)で、今までの「待ち伏せ型白点病対策」とは異質なものだと思います。面白いですよねぇ〜(笑)。
|
|
 |
 |
 |
[4225]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
クロネコ
2005-05-26 12:34
|
のこのこ様
挨拶忘れましてすみませんでした。
しどいクロネコであいすみません。(笑)
御元気でいらっしゃいましたか?
放蕩息子様
>ただ、私は白点病の克服のためには、飼育水槽内に残っている白
>点虫のシストをいかに速やかに撲滅していくか、これが最大のポ
>イントなのではないかと考えていまして、その具体的な方法につ
>いては、もぐもぐさんが[4196] でご紹介して下さった方
>法に賛同しています。(もちろん、自分ではまだ実践の機会には
>恵まれて?いないですが…(^_^;;)
>もぐもぐさんの方法は白点虫のサイクルが自然に回るのを待つの
>ではなくて、「水温を上げて酸素供給して白点虫の生活サイクル
>を強制的に早めさせてしまおう。そのことによってそのサイクル
>を断ち切ってしまおう。」という発想(いわば“攻め”の発想)
>で、今までの「待ち伏せ型白点病対策」とは異質なものだと思い
>ます。面白いですよねぇ〜(笑)。
いやあ!発想は面白いけれど、その方法は別に差し支えありませんが、やがて飼育者の方が疲れるのでは?(笑)
1度実践して見て下さい。
面白いのかも知れないけれど、実際は考えているほど甘くないのですよ〜(* ̄m ̄)
|
|
 |
 |
 |
 |
[4226]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
もぐもぐ
2005-05-26 13:21
|
放蕩息子様、皆様、こんにちは
>「免疫」の定義の議論(?)に流れていったので、こっちの結論は
>出ていないですね。詳しくは読んで下さい(爆)。
う、すみません。
自分でもこんなに脱線してしまうとは思っていなかったものですから・・・しかも途中からは始めの話題の事をすっかり忘れて、新スレまで立てたりしてしまいました。失礼いたしました。
で、私も白点は撲滅できると考えています。と言うか、撲滅できると信じて頑張ろうと思います。だって、相手はたかだか「虫」ですよ!人間さまが負けてなるものか!
ただ、「居る」事を証明するのは簡単ですが、「居ない」事を証明するのは難しいですからね。何をもってして「撲滅できた」とするかが問題だと思います。
>それが「免疫=2度と罹らない」という誤解(?)を呼び、
>議論が混乱したように思いますね。
ああー!そうだったのか!!(←今頃気付いたヤツ)
確かに「免疫」と言うと「一度かかった病気には罹り難くなる」と言った意味で使われる事が多いですよね。でも、免疫系全体の機能からみると、そうした機能は免疫のごく一部でしかないんですよ。免疫の本質は非自己を排斥すること、つまりこの場合は白点虫を生化学的に攻撃する事です。
・・・そうか、初めからこのニュアンスの違いに気が付いていれば、こんなに議論を混乱させる事にはならなかったかもしれないですね。すみませんでした。
>(私、何しろ鼻のアレルギーも喘息も持っているんで「いっそ、サナ
>ダムシを体内で飼うか。」とか、考えちゃいましたもん(^_^;;。)
あははは、私(と家内)はダイエットのためにサナダムシが飼いたいです ←まじめに運動しろ!(。_゜☆\ バキバキ
実際、欧米では体重コントロールのために人為的にサナダムシを寄生させることがあるようです(これが正規の医療行為なのか、もぐりなのかは私も知りませんが・・・)。ただし、日本近隣に生息するサナダムシとは種類が違うようでして、種類によってこうした「使用法」に向き、不向きがあるようです(←まさかとは思いますが、一応念のため)。
最後に、言おう言おうと思っていたのですが、免疫の一件でお伝えするのが遅くなってしまいました。
[4196]で私が書いた白点虫の駆除についての記述についてですが、私の海水魚飼育に関する知識はみーんなココで教えていただいた事ですので、このような事を考え付いたのは放蕩息子様をはじめ、こちらにいらっしゃる皆様のお陰です。そんな事をおっしゃらずに放蕩息子様の提案としてHPにまとめてください。よろしくお願いいたします。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4239]
To クロネコ様
のこのこ
2005-05-27 00:58
|
クロネコ様
>のこのこ様
>挨拶忘れましてすみませんでした。
>しどいクロネコであいすみません。(笑)
>御元気でいらっしゃいましたか?
こんばんは、こちらこそご挨拶が遅れまして。
元気で暴れてますよ(苦笑)
性格というモノは恐ろしいですね、徹底的にやらないと駄目みたいです。。。あはは。
クロネコさんもお元気そうでなによりです。
|
|
 |
 |
 |
[4233]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 22:41
|
>おっしゃる通りですね。実際、ここでお名前を挙げさせていただ
>いた良永先生の白点病対策としては、発症した魚を3日ごとに白
>点虫フリーの新しい水槽に移動させるだけで、それだけのことで
>良好な結果を得ているそうですよ(前掲の「月刊海洋号外・第1
>4号」に書いてありました。)
これって、全換水駆除法と一緒ではないでしょうか?。
白点虫を白点虫が居ない水槽に移し変えるのと、水槽を隈無く洗浄排除して新しい海水を入れるという…やり方の違いで発想は同じ事だと思います。
>もぐもぐさんの方法は白点虫のサイクルが自然に回るのを待つの
>ではなくて、「水温を上げて酸素供給して白点虫の生活サイクル
>を強制的に早めさせてしまおう。そのことによってそのサイクル
>を断ち切ってしまおう。」という発想(いわば“攻め”の発想)
>で、今までの「待ち伏せ型白点病対策」とは異質なものだと思い
>ます。面白いですよねぇ〜(笑)。
え〜っと…最近、駆除(観察)していて分かった事なのですが、おっしゃる通り水温を28℃程にして、私の場合はパワーヘッドに空気を送り込みジェット噴射して溶存酸素濃度を高めると、原虫(成虫)が次々と体表から離れようとするのです。偶然の一致かも知れませんが…その方法で早く離れてもらいヨウ素樹脂で死滅駆除しています。シストだけでは無く成虫も遊走子も高溶存酸素濃度で活性化するのでは?と、考える様になりました。思い過ごしかも知れませんが…。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4236]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 23:08
|
訂正:
>いた良永先生の白点病対策としては、発症した魚を3日ごとに白
>点虫フリーの新しい水槽に移動
これって、全換水駆除法と一緒ではないでしょうか?。
白点虫に寄生された魚を日ごとに白点虫が居ない水槽に移し変えるのと、水槽を隈無く洗浄排除して新しい海水を入れるという…やり方の違いで発想は同じ事だと思います。
|
|
 |
 |
 |
[4234]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 22:46
|
放蕩息子様
>法に賛同しています。(もちろん、自分ではまだ実践の機会には
>恵まれて?いないですが…(^_^;;)
これは、恵まれていないと仰らっず…意図して実践したみた方が宜しいかと思いますよ。その方が格段に説得力がありますので。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4238]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
クロネコ
2005-05-27 00:21
|
箱福様、放蕩息子様
>>法に賛同しています。(もちろん、自分ではまだ実践の機会には
>>恵まれて?いないですが…(^_^;;)
>これは、恵まれていないと仰らっず…意図して実践したみた方が
>宜しいかと思いますよ。その方が格段に説得力がありますので。
私も同感ですねえ。
私に言わせれば、チョウチョウウオくらいでシストを撲滅しょうと考える事自体が無駄ですからねえ。
ハコフグならば良いかも知れませんが、・・・・。
と言うのも、その根拠となるのはナチュラルシステムでチョウチョウウオを飼育出来ている方も存知ていますから、飼育体験があればそこまで必要無いのでは?と分るはずなんです。その体験がないから、見極められない訳です。
非情に厳しい意見かも知れませんが、「店に無いものを売るな!」と言う格言があるんですが、まさにそれかも知れません。やはり、この際ですから、アクアリストたるもの実践されるべきですねえ。
|
|
 |
 |
[4228]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 20:34
|
放蕩息子様
>でもひとつ思ったのは、「免疫が出来る」というのは、「0か1
>00か」というようなものではなくて、例え「免疫」が出来ても
>、やっぱり感染する事もあるらしい、ということです。ただし「
>感染されにくく」はなる。でも「全く感染されない」という訳で
>はない。ですから、「免疫が出来た」からと言って、完全に安心
>できる、ということではないらしいんですね。
免疫というのは、体表なり体内に入り込んではじめてその働きをする訳でしょうが、魚の場合はそれ以前に体表にすら侵入させない為の保護粘膜で体表を保護(防御)していますので(これも免疫の一種なのでしょうか?)、私は白点虫の場合は、むしろ‥その方が水槽飼育の場合、重要性をしめていると思います。
寄生されやすい種類の魚と寄生され難い種類の魚の体表を触ってみますと、ぬめり感が違いますし‥またその性質にも違いがある様に感じます。粘膜の厚みや濃度など…この粘膜が有ると無いとでは寄生率が格段に違います。
>で、折角のその「免疫」も、どの程度の期間、持続するかは色々
>な様ですし、また以前お話した、C. irritans の4
>型の問題もあるではありませんか。するととうてい、「一度白点
>病になれば2度とは罹らない。」とは言えないわけです。ただ「
>罹り難くなるかもしれない。」という程度は、言えるのではない
>かと思う。そういう感じなんじゃないでしょうかねぇ…(^_^
>;;。
ですから…私が考えるに免疫は体内に侵入して始めて機能する訳ですから…例えるなら弾丸を打ち込まれた状態で、体内に入ってから免疫機能しても入ってしまったモノには何らかの抵抗したとしてもその弾丸(寄生虫)を免疫(抗体)は外に追い出すだけの力は無いのではと思います。確か?遊走子は回転しながら魚の体表に入り込むのでは無かったでしょうか?。
|
|
 |
 |
[4229]
RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 20:47
|
放蕩息子様
>感染されにくく」はなる。でも「全く感染されない」という訳で
>はない。ですから、「免疫が出来た」からと言って、完全に安心
>できる、ということではないらしいんですね。
寄生虫が魚に寄生するのと、寄生された後の免疫機能の働きは別問題で寄生され難くする防御法(面膜の分泌量)の方が寄生され難くする盾としての役割として重要に思います。寄生されたのちの免疫機能として、某誌でのヒレなどが白くなる状態がその免疫が働いている証で、その症状ではないかと思います。が‥その後白点虫の成長と共に成虫になる過程でその全容を現わしてくるのだと考えます。
|
|
 |
 |
 |
[4230]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-26 20:51
|
訂正:
寄生虫が魚に寄生するのと、寄生された後の免疫機能の働きは別
問題で寄生され難くする防御法(粘膜の分泌量)の方が寄生され
難くする盾としての役割として重要に思います。
|
|
 |
 |
 |
[4240]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-27 12:38
|
箱福様・クロネコ様
>これって、全換水駆除法と一緒ではないでしょうか?
同じだと思います。
ただ、同じことをするにしても、白点虫の成長&増殖のリズム、タイミングを正確に捉えて、かつその実践の意味・目的を理解しながら行うのと、ただ闇雲に(?)、いわばマニュアルに沿って単純に作業を繰り返すのとでは、自ずから異なる結果になることもあるのではないのでしょうか。
>>これは、恵まれていないと仰らっず…意図して実践したみた方が
>>宜しいかと思いますよ。その方が格段に説得力がありますので。
>私も同感ですねえ。
ははははは(^_^;;。箱福さんには前々から言われているんですけどね(苦笑)。
相変わらず、謹んでご遠慮申し上げますm(_*_)m。だって自分が飼っている魚の病気の心配するの、イヤですもん(笑)。
それに、私は別に魚病学の専門家や研究者になりたいわけではないですし、自分自身で真剣にチョウチョウウオとか、ハコフグとか、白点病に罹りやすい魚を飼いたいと考えているわけでもないのです。むしろそういう、私にとっての“ハードルが高い”魚は飼いたくないくらい(^_^;;。
もちろん、チョウやハコフグは魅力的な魚ですから、「飼ってみたいなあ。」とは言いますが、それはまあ、私がベンツやBMWを見て「かっこいいなあ。乗ってみたいなあ。」と言う様なものですかねぇ(^_^;;。私の中での優先順位はそんなに高くないです。(それより他にやりたいことが沢山あって、実はもっと、繁殖関係の情報収集や実践を充実させたいんですが…。)
クロネコさんは
>店に無いものを売るな!
と仰いますが、私は別に海水魚ショップを開いているわけでもありませんし、「放蕩息子の半可通信」というこのサイト自体、海水魚飼育の専門サイトでもありません。それから、しばしば書いているんですが、私個人的には、このBBSも、「海水魚飼育相談専門掲示板」にはしたくないと考えています。(ですから、例えば話が「白点病」の話題から「免疫」の話題に転がっていくのも大歓迎なんです。笑)
もぐもぐさんやトンヌラさん、カクレモンさんなどは、私のことを“師匠”と呼んでいらっしゃいますが、“師匠”よりも“弟子”の方が、よほど専門的な知識をお持ちのことはご覧の通り(爆)。月々の月謝なども戴いていないのですから(笑)、あくまでも“シャレ”なんですよ。
ついでに、このBBSをはじめ、他所のどのBBSでも、私から直接、白点病の「治療方法を教わった」という人は、一人もいないはずです。私は私に白点病の実体験がない(ってまあ、私が白点病に罹る訳じゃありませんが(^_^;;)ことは、重々承知していますから、今まで一度も、具体的な白点病の治療方法を説明したことはありません(「硫酸銅治療という方法がある」「低比重法という方法がある」という、情報提供をしたことはありますが、それでも必ず「詳しい方法はご自分でお調べ下さい。」と申し添えています。)。
今回も、[4196]でもぐもぐさんがご自分の実践をご紹介下さったので、「私も同じことを考えていました。全面的に賛同します。私が実践するときにも、同じようにすると思います。」と意見を書き込んだだけですよね?(笑)
それから、「白点病に関するページをまとめようと考えている。」と書きましたが、それも決して「治療法」を中心とした実践的な内容にするつもりはありませんでした。ここに書き込んだような、白点虫の生活環に関する知識を中心とした、ウンチク系コンテンツの想定です。
(そこではもちろん、もぐもぐさんがご紹介されたようなある種の“治療法”の「提案」は考えていましたが、「提案」はあくまでも「提案」であって、「こうすれば白点病は治せる!」とか、「こうすれば白点病に罹らずに飼える!」というような主張をする意志はありませんでした。)
つまり、私は決して、私自身の白点病治療法を他者に押し付けたいわけではありませんし、また白点病の生活環に関する知識を私や私のサイトの、いわば“売り”にして、人を集めようとか、そこから何か利益を得ようとか、考えているわけでもないのです。ただ自分が興味を持って調べたら、今まで知らなかった興味深い(と私が思う)話を知ることが出来たので、面白がって皆さんに話題提供しただけ。
それが誰かに迷惑を掛けたとか、お金を取ったとか、あるいは誰かをだましたとか、そんなことにはなっていないと思うんですけどねぇ…(´・ω・`)。(←少なくとも今のところまでは。か?笑)
(つづき)
|
|
 |
 |
 |
 |
[4243]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-27 14:09
|
放蕩息子様
>ただ、同じことをするにしても、白点虫の成長&増殖のリズム、
>タイミングを正確に捉えて、かつその実践の意味・目的を理解し
>ながら行うのと、ただ闇雲に(?)、いわばマニュアルに沿って
>単純に作業を繰り返すのとでは、自ずから異なる結果になること
>もあるのではないのでしょうか。
仰る通りでございます。換水法でも放蕩息子さんの考案道理にできると思いますよ。私は例えて述べただけですのでご理解頂きたく思います。
>>私も同感ですねえ。
>ははははは(^_^;;。箱福さんには前々から言われているん
>ですけどね(苦笑)。
>相変わらず、謹んでご遠慮申し上げますm(_*_)m。だって
>自分が飼っている魚の病気の心配するの、イヤですもん(笑)。
>
>それに、私は別に魚病学の専門家や研究者になりたいわけではな
>いですし、自分自身で真剣にチョウチョウウオとか、ハコフグと
>か、白点病に罹りやすい魚を飼いたいと考えているわけでもない
>のです。むしろそういう、私にとっての“ハードルが高い”魚は
>飼いたくないくらい(^_^;;。
ん〜?。(苦笑)私も好き好んで白点虫を一緒に飼育している訳ではございませんで…たまたま飼育を始めたハコフグが思いもよらず白点虫に寄生されやすい種類の魚だったというだけです。ただ、現在に至まで白点虫と上手く付き合う方法なり白点虫の死滅駆除をしないと☆になってしまうので長期飼育ができないと感じているだけなんですね。
|
|
 |
 |
 |
[4241]
RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-27 12:39
|
(つづく)
「実体験のないことを軽々しく述べるな!」というご意見であれば、分からないではないです。しかし実体験のないことは一切発言できないというのなら、白点虫の生活環や免疫に関する知識など、専門の研究者以外には、誰も何も発言できなくなってしまいますよね?クロネコさんも白点虫のシストが形成されてから何日後に仔虫が放出されるかなんて、顕微鏡を見てひとつひとつ、確かめられたわけではないでしょう?
ですから私は今回の一連の書き込みでも、クロネコさんがお求めになったように、情報の出所・典拠を出来るだけ詳しく明らかにするよう、心がけて来たつもりです(私に理解できる範囲で、ではありますが(^_^;;)。
ですから
>アクアリストたるもの実践されるべき
と、おっしゃられても、ちょっと困っちゃいますね(^_^;;。クロネコさんが「アクアリスト」という言葉に込められた“想い”は、私には理解できないです。と言うか、きっとクロネコさんが考えていらっしゃる「アクアリスト」の像と、私がやりたいこと、なりたいものが異なっているんでしょうね。
私はただ、趣味として自分の好きな魚を飼って、自分の趣味をWEB上に公開し、こうして「ひま人」が雑談をしに来るBBSの管理者をしているだけのサラリーマン(ついでに高校生の時にも「生物」の授業は履修していなくて、生物学の知識ゼロ(^_^;;)に過ぎないので、あまり過大な責務を負わせないで下さいよ(笑)。
というわけで、「白点病に関する実験」は、私の頭の中ではアイデアとして存在していますが、また当面、能動的に実践する予定はありません。とか言っていると、何かのタイミングで急に、白点病治療を実践せざるを得ない状況に陥ることがあったりすると思うので、その時まで楽しみに(^_^;;、待っていますよ。(出来れば永遠にこの「楽しみ」が「楽しみ」のまま、終わりますように。笑)
PS.
箱福様
>寄生虫が魚に寄生するのと、寄生された後の免疫機能の働きは別
>問題で寄生され難くする防御法(粘膜の分泌量)の方が寄生され
>難くする盾としての役割として重要に思います。
えーと(^_^;;、(ここらへん、また、私には良く分からない話になりますが(^_^;;)、免疫によらない生体防御の機能を「非特異的生体防御機能」と呼ぶらしいんですが、白点虫の感染に対して、免疫以外に、この非特異的生体防御の働きも関与しているらしいことは、例の「魚介類の感染症・寄生虫病」にも書かれています(301ページ[4215]に引用した部分以降)
ただ、免疫と非特異的生体防御と(と、対比して書くのは、また、言葉の定義としては正しくないんだろうなあ…(^_^;;。)、どちらが「主」でどちらが「従」かということについては、前掲書には書いてありませんし、私には分かりません(^_^;;。
実は前掲書「魚介類の…」を図書館で読むと同時に、魚類の生態防御全般に関する本もちらちら眺めたのですが、何しろ生物学の基本的知識が欠如しているので、全く理解しがたく…(^_^;;。あえなく撃沈(笑)。すみませんですm(_*_)m。
ただ、なんかこういう研究報告などを見ると(↓)
http://www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/070100/070101/seika/houkoku/1-01.htm
これはマダイとヒラメの比較ですが、ここでも
>魚類の非特異的生体防御機能については
>魚種によって異なること(川原・楠田,1988;矢野ら,1988)や
>飼育条件によって変動すること(矢野,1998)が知られている.
と書かれているので、やっぱり魚種とか、色々な条件によって変わるんでしょうねぇ…。
てなことで(^_^;;、ここでもやっぱり、結論は出ないです(^_^;;。申し訳ありませんm(_*_)m。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4242]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
クロネコ
2005-05-27 13:28
|
放蕩息子様
あの〜(´~`ヾ) ぽりぽり
私が聞きもしない事を色々となが〜くお話されていますが、何か勘違いしてません?( /_ _)/ドテッ
いやあ!ご苦労様でした。(~_~;)
まあ!それは置いといて・・・・・・。(笑)
とにかく、色々調べられたのは高く評価しますし、私にも役に立つところがありましたので、御礼申し上げます。
有難う御座いました。m(_ _)m
これから暑くなってまいりますので、どうぞご自愛下さい。(^^)
|
|
 |
 |
 |
 |
[4244]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-27 14:25
|
放蕩息子様
>「実体験のないことを軽々しく述べるな!」というご意見であれ
いや、そのような事は一言も述べていませんよ。実践した方がご自身のその目でしっかり確認できますので、尚その真実が分かるのではと思っているのです。
>ば、分からないではないです。しかし実体験のないことは一切発
>言できないというのなら、白点虫の生活環や免疫に関する知識な
>ど、専門の研究者以外には、誰も何も発言できなくなってしまい
>ますよね?クロネコさんも白点虫のシストが形成されてから何日
>後に仔虫が放出されるかなんて、顕微鏡を見てひとつひとつ、確
>かめられたわけではないでしょう?
これは、白点虫の撲滅を結論付ける為にも濾材から海水一滴残らず顕微鏡で見て白点虫の存在を確かめてみないと断言できないのと同じですが、発言については仮説を立てたなら立証した方がより明確になるという事でしょうか。しかし発言はご自由では無いでしょうか?。
>てなことで(^_^;;、ここでもやっぱり、結論は出ないです
>(^_^;;。申し訳ありませんm(_*_)m。
結論は出なくても魚は飼育できます。
今回は専門的になってしまったようですが、趣味で魚を飼育する場合、おおよその事が分かってれば飼育ができますし、今回の「免疫」云々の専門的知識ならびにそのメカニズムが分からずとも経験的に粘膜の分泌量が多くなると白点虫に寄生され難くなとか、その為には魚にストレスを与えてはいけないとか…濾過を強化した方が良いとか…。魚を飼育して行く為の最低限の知識なり対応があれば十分飼育できる訳ですし、私みたいな無知な飼い主でも経験的に今回の話題にも参加できるので、特に専門レベルで結論付けなくても宜しいのでは無いでしょうか?。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4245]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
箱福
2005-05-27 14:36
|
放蕩息子様
。
>ただ、なんかこういう研究報告などを見ると(↓)
>http://www.pref.wakayama.lg.j
>p/prefg/070100/070101/seika/h
>oukoku/1-01.htm
>これはマダイとヒラメの比較ですが、ここでも
>>魚類の非特異的生体防御機能については
>>魚種によって異なること(川原・楠田,1988;矢野ら,1988)や
>>飼育条件によって変動すること(矢野,1998)が知られている.
>と書かれているので、やっぱり魚種とか、色々な条件によって変
>わるんでしょうねぇ…。
ちょこっとだけ読んでみましたが面白そうですね。後でじっくり読んでみたいと思います。しっかし〜。いつも良くお探しになりますねぇ〜。感謝感激です。お手数をお掛け致しまして、誠に有り難うございます。m(__)m
でもチャンスがあったら白点虫も飼育してみましょう。(苦笑)
謹んで宜しくお願い致します。m(__)m
魚無しで白点虫だけを飼育できるのでしょうかね?。
|
|
 |
 |
 |
 |
[4251]
RE:RE:RE:RE:別スレから 寄生虫と免疫について
放蕩息子
2005-05-28 01:28
|
クロネコ様
>私が聞きもしない事を色々となが〜くお話されていますが
ははははは(^_^;;。話が長くて脱線して行くのは私の“芸風(?)”なので、お許し下さい。
何しろそのために、このBBS、2,000文字まで一度に投稿できる仕様にしているのです。400字詰め原稿用紙5枚分(笑)。それだけでも他所ではあまり見かけないと思うのですが、それでも足りなくて、しばしば(つづく)(つづき)とやっているくらいですから、まあとにかく、長話の多いBBSなんですよ(^_^;;。
>何か勘違いしてません?( /_ _)/ドテッ
おや?そうでしたか。それは失礼しました。「店に無いものを売るな!」と言う格言は聞いたことがなかったので、意味を勘違いしましたでしょうか。
>いやあ!ご苦労様でした。(~_~;)
いえいえ、どういたしまして。クロネコさんこそ、わざわざご苦労様でした。
クロネコさんが「免疫」に異議を唱えて下さったお陰で、私も色々と勉強が出来てよかったです。
実際のところ、今回のことで改めて少しきちんと、生物学の勉強でもしてみようかな?面白そうだな?とか、思いました(もぐもぐさんの思うツボ?笑 − でもミクロの世界で何が起きているのかを考えていくのは、本当に面白いですね。)。
「免疫」などという言葉も、安易に使うと色々な誤解を呼ぶことが分かったので、改めて慎重に使わないといけないなあ。と思いました。まあ、私の場合、高校生レベル(いや、中学生レベルからかな?笑)から始めないといけないので、道は遥かですけどね(^_^;;。
>とにかく、色々調べられたのは高く評価しますし、
>私にも役に立つところがありましたので、御礼申し上げます。
ありがとうございます。お役に立ったのでしたら良かったです。
「役に立つ」といえばついでに(「免疫」の話は最初から私も「役に立つ」とは思っていませんでしたが)、今回、私が[4164]で最初にご紹介した良永先生の論文などは、白点病の防疫を考える上で実際に「役に立つ」と思われる実験結果が、詳しく掲載されています。非常に面白い内容と思いましたので、もし機会があれば、是非、原資料をお読みいただきたいです。(絶版ではないので買えるんですけどね…。高いんですよねぇ…(^_^;;)でも本当に面白かったですよ。
では、まあとにかく、色々とありがとうございました。
私は次には白点虫感染に対するラクトフェリンの防御効果の論文を読みたいと思っています。こちらは非特異的生体防御の機能に関するもののようで、また面白い発見がありましたら、こちらのBBSにも書き込みますので、これに懲りず(?)、お気が向いたらまたおいで下さい。
いつでもお待ちしていますm(_*_)m。
|
|