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ハタゴに触れて…
1go
2005-08-02 10:09
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初めて書き込みさせて頂きます。
先日、5cm程度のサザナミヤッコの幼魚が人影に驚いて、同居のハタゴイソギンチャクに捕まってしまいました。(同居の時点でこうなることを予測していましたが…ヤハリ)
背ビレ〜背中が触手に挟まれてしまいました。
すぐに救出しましたが、触れた部分は白くふやけた状態になっています。
頭やエラは触れなかったので綺麗な状態です。
エサには事故前と変わらず、よく食いついていますが…
ハタゴにやられた部分は綺麗に治るのでしょうか?
それともこのまま腐ってしまうのでしょうか?
良い対処の仕方をご存じならば教えて頂きたいと思います。
よろしくお願いいたします。
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RE:ハタゴに触れて…
放蕩息子
2005-08-02 12:04
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1go様
書き込みありがとうございます。(お名前の発音は「いちご」さんでしょうか?声に出すと可愛い感じですね。笑)
さてしかし、それにしても。
「よくぞご無事で!」という感じですね。(しかし決して「無事」ではないのか…。)
刺された直後に救出されたのでしょう。まだ運が良かったと思います。
しかし申し訳ないのですが、私はイソギンに刺された魚に対する対処法を知りません。どなたかお詳しい方が見ていて下さると良いのですが…。
どなたかご存知であればよろしくお願いしますね>ALL。
ただ、個人的な経験で言うと、私自身がハタコイソギンに手を出したときなど、やはりハタゴに刺された部分が白く、ふやけたような感じになることがあります。私の場合には手に付いた触手を洗い落として、その後は特に痛くも痒くもなく、赤くなることもなく、やがて元に戻ります。ですから、サザナミもその後、特に他の症状が現れないようでしたら、時間は掛かっても、やがて元に戻るのではないかと思うのですが…。
ちなみに、イソギンチャクの毒には神経毒とタンパク毒とがあり、毒の種類によって対処法も異なるのだそうですね(人間が刺された場合ですが)。ただ、ちょっと調べてはみたのですが、ハタゴの毒がどのような毒かまでは分かりませんでした。(イソギンチャクの毒について検索すると、より毒性が強く、人間にも重篤な症状を起こすウンバチイソギンチャクの情報ばかりがヒットしてしまいます。)
人間が刺されたときにはまず残っている触手や刺胞を洗い流すことから始めるようですが、魚の場合ですと、下手に扱うと体表の粘膜を傷つけ、別の感染症などを誘発する危険性もあると思います。それであれば(もし他に正しい対処法をご存知の方がいないとしたら)、私であれば、餌も食べているということですので、飼育水を清浄に保って2次感染を警戒しつつ、そのまま、自然治癒するのを待つと思います。(場合によっては2次感染を防ぐ意味で、GFG顆粒やエルバージュなどの薬浴を行うかもしれません。)
私からはとりあえずそんな感じですが、引き続き、別サイトなどでもご相談下さい。
私のサイトからもリンクさせていただいているやまたけさんのサイト(Y's Aquarium)などは、イソギンチャクの飼育情報に詳しいので、もしかしたら情報をご存知かもしれません。
PS.
やはり、イソギンと他の魚との同居には相応のリスクが伴うようです。
サザナミが回復したら、今後は慎重に対策を採ってあげて下さいね。
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RE:RE:ハタゴに触れて…
1go
2005-08-02 20:45
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放蕩息子様
ご回答、ありがとうございます。
「1go」→「1号」→「長男」といった感じです。恥
サザナミのその後は…「う〜ん、だめかぁ〜!?」って感じです。
餌の食い付きは良く、エラの動きもほかの魚たちと変わらない感じなのですが、触れた尾びれ、背びれが溶けてしまっているような感じです。
腐って落ちてしまったのでしょうか!?
水替えをしながら見守っていきたいと思います。
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RE:RE:ハタゴに触れて…
放蕩息子
2005-08-03 13:47
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1go様
>「1go」→「1号」→「長男」といった感じです。
おー、音引きがあるのでしたか。失礼しましたm(_*_)m。
それはさておき。
>触れた尾びれ、背びれが溶けてしまっているような感じです。
そうですか。それは心配ですね。
しかし、もし「溶けている」のがヒレの部分にら留まっているのでしたら、ヒレの部分は再び再生する可能性があります。[4723]でdelphinusさんが解説して下さっていますが、リムフォシスティスの場合などは、患部を切除してしまって、再生を待ちます。
もちろん、ヒレの根元からダメージを受けている場合などは完全な再生が難しい場合もあると思いますが、とりあえず餌も食べていると言うことでしたら、魚体全体としてはまだまだ元気だと言うことなのではないでしょうか。
積極的な「治療法」をご提案できないのは歯がゆいですが、サザナミの生命力を信じて、暖かく見守ってあげて下さい。
PS.
患部の状態を見ていないので何とも言えませんが、その「溶けている」のがヒレの先端部に留まっているようでしたら、思い切って健康な部分だけを残して切除してしまう、ということも考えられるかもしれませんね。患部が壊死して、そこから全身に毒素が回ることを避けるためです。
「どうしたら良い」とは中々言い切れませんが、そうしたことも選択肢の中に入れてお考え下さい。
もちろん、そのまま回復するのが理想ではあるのですが…。
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RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
1go
2005-08-05 11:41
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放蕩息子様
おはようございます。
その後のサザナミヤッコは…
背ビレは完全に無くなり、背ビレの骨が剥き出しになってしまいました(櫛のように…)。
腐って溶けてしまったようです。
昨夜、一度水槽から上げて傷ついた部分をガーゼで軽く拭き、グリーンFGを溶かしたバケツに4時間ほど薬浴させました。
本水槽に戻してからもその食欲は弱まることなく、常にエサを探し求めている様子です。
薬浴は続けた方が良いのでしょうか?
また、背ビレ〜その付近の状態は、元に再生する可能性はあるのでしょうか?
教えて下さい。
よろしくお願いいたします。
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RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
放蕩息子
2005-08-05 15:08
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1go様
>背ビレの骨が剥き出しになってしまいました
ありゃりゃ。しかし剥き出しになっているというのは、いわゆる「鰭条」という部分ですよね?背肉自体が削られて、魚体内部の骨が露出しているわけではないんですよね?
だとしたら、やっぱり薬浴で2次感染予防しつつ、経過観察でしょうか。と言うか、肉が削られている場合でも、「他にこうしたら?」というアイデアがないのですが……(´・ω・`)。
鰭自体は、例えそのような状態になったとしても、時間は掛かるでしょうが、再生する可能性はあるのでは?と、個人的には考えています(明確な根拠はないので断言できませんが)。
それに、たとえ再生する可能性が低いとしても、人工の鰭をつけることも出来ないわけですから、再生するものと信じて応援してあげましょうよ。
薬浴は…。うーん、こっちは判断が難しいですね。
感染予防のためには継続した方が良さそうに思いますが、薬浴のために捕獲したり、トリートメントタンクに移動させたりすることによるストレスが怖いです。
その辺、私にも経験のないことですので、何とも言えないですねぇ…。場合によっては薬浴ではなくて、薬剤を水で固練りして、患部にすりつけておく、というのもありそうですが、それこそ魚のストレスが大きそうし…。
とにかく、何か情報やご経験のある方は情報提供をお願いします>ALL。
それから、1goさんもこのBBSだけでなく、他のBBSなどでも質問してみて下さい。ご経験のある方もいるかもしれません。
◇マリンアクアリウム飼育組合 → ttp://www.higakuma.com/
◇1.023world → ttp://www.1023world.net/
◇海・水・魚のホームページ → ttp://www1.nisiq.net/~hosoo/welcome.html
◇ROOM210 → ttp://ww4.tiki.ne.jp/~tant/
◇Y's Aquarium → ttp://ysaqua.fc2web.com/
◇La nature et hobbys → ttp://nature.serio.jp/index.html
◇marine OF mini → ttp://www.sakai.zaq.ne.jp/mini/
(以上、いずれも先頭のhを除いています。)
なお、上記のBBS等で質問される際には、あらかじめ、緊急事態のためにマルチポストしていることを断った上で、書き込んで下さいね。
よろしくお願いしますm(_*_)m。
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[4765]
RE:ハタゴに触れて…
delphinus
2005-08-05 20:25
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1go様・放蕩息子様
ここ数日、仕事の合間を縫って邦文・英文の飼育書やサイト(著名なアクアリストが集まるところ)を探していましたが、同じケースに行き当たりません。「魚がハタゴイソギンチャクに食われました」や「刺されて死にました」はたくさん見つかるのですが、「魚を助け出しました」という例はまだ見つからないのです。
恐ろしいのはイソギンチャクの刺胞毒よりも、抗酸菌やビブリオ菌の二次感染です。これを防げば恐るるにたりません。アクアリストの経験則に曰く、「餌を食べている魚は(普通)死なない」のです。したがって、考えられる対処は、これら細菌の二次感染を最低限に押さえ込むことです。
抗生物質(テトラサイクリン、ネオマイシン、カナマイシンなど)を使用できる環境にあるならば、患部をマーキュロクロムなどで消毒した上で、これらを経口投与するのが有効な手段です。それがダメなら、炎症止めの効果があるGFG薬浴(抗菌剤フラン剤・サルファ剤)の薬浴が考えられます。ただし、既にレスがありますように、本水槽から病魚を取り出して短時間の薬浴をかける方法は非効率であるとともに、魚に多大なストレスを与えます。最悪、一種のPTSD状態になって、魚が拒食する可能性も否定できません。
別に立ち上げたトリートメントタンクでGFGやエルバージュなどを薄目に使って薬浴させるべきでしょう(3〜5日で換水していきます)。壊死部が広がりつつあるご様子は、既に二次感染が起こっている可能性を示唆します。トリートメントタンクをお持ちでない場合は、種砂を入手してすぐに立ち上げるべきかと存じます。設置できない場合は、魚を安楽死させるか、無脊椎動物やライブロックを全て里子に出し、本水槽で治療するという二者択一状況に追い込まれます。
なお、「薬をどんどん投与できるトリートメントタンクを常時回している人以外は、無脊椎動物/ライブロックとヤッコやチョウチョウウオを同居させるべきではない」というのが、私の30年来の持論です。ヒコサン(マラカイトグリーン)は本格的な白点病には無力です。ライブロックが入っている水槽に抗菌剤や抗生剤を投与したり、低比重療法を導入したら大変なことになります。付着生物が全滅し、飼育水中のアンモニア濃度や亜硝酸濃度が急上昇し、飼育水は酸性に傾きます。魚はこれに耐えられません。
餌を食べている魚はそう簡単に死にません。上半身(背びれ側)の1/3〜1/4を失いつつも元気で生活しているサバイバーは自然界で多数目撃されています。つらい選択になるかも知れませんが、自己責任でご判断ください。私ももう少し情報を探ってみます。
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RE:RE:ハタゴに触れて…
1go
2005-08-05 22:30
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delphinus様
レス、ありがとうございます!!!!
なかなか別途トリートメント水槽を用意できる環境にありません。
このまま本水槽でできるだけのことをして(水替えなど…)見守っていくしかないかな!?っと思っています。
今のサザナミは、壊死した部分はまだ広がっているようには見えません。
餌の食いつきも他のどの魚よりも良く食べます。
他の魚に白点が出たり、サザナミが白点になったりしたら辛い選択を取らなくてはいけないですかね。
また情報がありましたら、教えてください。
よろしくお願いします。
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[4771]
RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
delphinus
2005-08-06 02:00
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1go様
棘条だけが残った背鰭は切り飛ばした方が、再生が早いかも知れません。もちろん放置しても元に戻りますので、魚にストレスを与えたくなければそっとしておいた方が得策かも知れません。
壊死部が背鰭以外に広がっていないのなら、大丈夫だと思います。無脊椎動物、ライブロックと同居させているご様子ですから、飼育水に抗菌剤や抗生物質を投与するわけにもいきませんね。紫外線、オゾン、ヨウ素などを使った殺菌システムは状況改善に効果があるかも知れません(ただ、紫外線殺菌灯はこの時期、水温1〜2℃上げますのでご注意ください)。
マーキュロクロム水溶液(かつて日本では、この2%水溶液が「赤チン」と呼ばれました)の塗布は、患部の殺菌に顕著な効果を示しますが、溶け出したマーキュロクロム(これは有機水銀化合物です)が無脊椎動物やライブロックに悪影響を与える可能性は否定できません。
ハタゴイソギンチャク(カーペットアネモネ)には今後ともご注意ください。皮膚が弱い人がさわるとかぶれます。クマノミを同居させると、不用意に近づいた魚を攻撃しますので、魚が突っ込む確率は下がるようです。
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[4775]
RE:RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
1go
2005-08-06 10:14
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delphinus様
こんにちは。
サザナミの状態は、良くなっているように見えます。
アドバイスのとおり、背びれを切ろうかと思いましたが、大きくライブロックを動かさないとサザナミを確保できません。
その結果、白点などがでることも予想できるので、このまま水替えの頻度を上げて、見守ろうと思います。
あと、水温なんですが…高め(28℃位)の設定のほうが治癒は速まるのでしょうか!?
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[4776]
RE:RE:RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
delphinus
2005-08-06 14:21
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1go様
>あと、水温なんですが…高め(28℃位)の設定のほうが治癒は
>速まるのでしょうか!?
病気にもよると思いますが、水温変動の方が心配です。現在の水温を無理に上げる必要はないと思います。28℃にすると、白点病が出たときに一気に広がる可能性があります。
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[4782]
RE:RE:RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
放蕩息子
2005-08-08 10:48
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◇delphinus様
色々ありがとうございます。しかし、delphinusさんも同様の事例に突き当たりませんか。まあ確かに、ちょうど観察中でもなければ、そのまま食べられてしまうでしょうからねぇ…。(さすがに水槽内で観察した経験はありませんが(^_^;;、自然の磯でイソギンチャクに魚が食べられるところを観察したことがあって、「中々たいしたものだな。」と感じました。)
これからもよろしくお願いしますm(_*_)m。
◇1go様
とりあえずは病状(?)も安定して来ているようですね。そのまま快方に向かうよう、お祈りしています。
水温については、既にdelphinusさんにお答えいただいていますが、私もとにかく、サザナミが快適に感じる水温で、サザナミの体力が維持されるのが一番だと思います。サザナミがもっとも快適な水温が何度、というのは分からないのですが、きっとそんなに高い水温ではないと思うので(高くても26〜27℃ではないでしょうか。)、涼しめの水温で安定させることを心がけていただきたいと思います。
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[4786]
RE:RE:RE:RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
1go
2005-08-08 20:02
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放蕩息子様
delphinus様
こんばんは。
その後のサザナミですが、ものすごい回復力!!!
どんどんと背びれを形成してます!!!!
残っていた棘条は、歯の生え替わりのように!?元のものは落ちていくんですね!!
このままの調子で回復するように環境面をしっかり管理していきたいと思います。
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[4789]
RE:RE:RE:RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
放蕩息子
2005-08-09 15:11
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1go様
>その後のサザナミですが、ものすごい回復力!!!
そうですか。それは良かったです。
>残っていた棘条は、歯の生え替わりのように!?元のものは落ちていくんですね!!
そうなんですか?それは知らなかったです。と言うか、きっと知っている人は少なそう(笑)。
でもきっと1goさんが一生懸命看病(?)されたお陰ですよ。逆にこれから、そのサザナミくんにはすっごく愛着が沸くんでしょうね(笑)。ホント、ラッキーだったと思いますよ。
これからも頑張って下さいね。引き続き明るい報告、お待ちしています。
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RE:RE:RE:RE:RE:RE:RE:ハタゴに触れて…
1go
2005-08-09 16:18
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放蕩息子様
ありがとうございます。
また、回復状況をご報告したいと思います!!!
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