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[6464] 白点2 投稿者情報fuk 2006-03-29 12:46
こんにちは、fukです。

白点が出始めていたのに、土曜日の水槽掃除で床砂を思いっきりかき混ぜたので、それまで4日周期で現れていたサイクルに、別のサイクルを足してしまいました。結局、2チームで2日サイクルです。

仕方がないので、昨晩、ユビワとタカラガイを引っ越し、銅イオンを投入しました。規定濃度の1/3程度です。今朝、一晩で薄まったと思われる分だけ追加投入しました。さて、これでどうなるかです。でもなあ、今晩仕事で泊まりになりそうなんだよなあ・・・。

余談ですが、ミツボシスズメ、急激に成長し凶暴化してきました。
タカラガイを取り出そうと水槽に手を入れたら、何と攻撃してきました。別に痛くはないので構わないのですが、フレームと同サイズにまで育ってしまったので、虐めないかと心配です。
http://kobe.cool.ne.jp/d21vg32/jpeg_k2/20060326_3.jpg

やはりスズメダイは、カクレを除き?性格のきつい種類が多いですね。
[6469] RE:白点2 投稿者情報放蕩息子 2006-03-29 16:00
fuk様

>結局、2チームで2日サイクルです。
ありゃりゃ、そりゃ失敗でしたね。やはり底砂の中にシストが眠っていたんですかね。それとも、元々のサイクルのグループから、別のサイクルのグループが分化してきたとも考えられますが、まあいずれにせよ、良くない事態ですね。

そうなるとおそらく、fukさんの水槽のあちこちにまた、新しいシストが形成されて、休眠する可能性があると思うので、出来ればこの機会に、一度水槽の大掃除もしてしまった方が良いかもしれませんよ。ただまあ、生体に大きなストレスを掛けることになるので、生体の様子を見ながらでないと判断できませんが…。

>ミツボシスズメ、急激に成長し凶暴化してきました。
これも悩ましいですねぇ…。
成長すると白い星も消えて、ただの黒いスズメダイになってしまいますから(その上、結構大型で性格がきつい)かなり扱いにくい生体ではありますね。最終的にはこれも、水槽を分けるしかない気がしますが…。

>やはりスズメダイは、カクレを除き?性格のきつい種類が多いですね。
いや、カクレも決して大人しいわけではなく、我が家のカクレなども十分噛み付いてきますよ(笑)。
でもミツボシは尚更でしょう。スズメの中でもトップクラスなんじゃないかな。少々先が思いやられますねぇ…。
[6476] 沈静化 投稿者情報fuk 2006-04-01 10:42
こんにちは、fukです。

銅を使用して4日目。白点は第2サイクルで止まったようで、見えなくなりました。やはりしばらくは薬に頼らなくてはダメなようです(^_^;;;)

>そうなるとおそらく、fukさんの水槽のあちこちにまた、新し
>いシストが形成されて、休眠する可能性があると思うので、出来
>ればこの機会に、一度水槽の大掃除もしてしまった方が良いかも
>しれませんよ。ただまあ、生体に大きなストレスを掛けることに
>なるので、生体の様子を見ながらでないと判断できませんが…。

これ、どうするべきかなあ?お魚たちは餌バクでとっても元気だから大丈夫なんですが、90cm水槽の大掃除って、気が遠くなります(笑)。
しばらくは、定期的に床砂をかき混ぜて様子をみるかなあ・・・。


>でもミツボシは尚更でしょう。スズメの中でもトップクラスなん
>じゃないかな。少々先が思いやられますねぇ…。

カクレの成長速度と同じくらいだろう思ったのが失敗でした。最初はちっちゃくって可愛かったんですがねえ。
[6477] RE:沈静化 投稿者情報トンヌラ 2006-04-01 16:21
fuk様
こんにちは。

>銅を使用して4日目。白点は第2サイクルで止まったようで、見
>えなくなりました。

よかったですね。(^。^)
しかしfukさん、さすがです。半年くらいでもう白点治療をすっかりマスターされてますね。
私は2年かかりましたよ、2年!!

>90cm水槽の大掃除って、気が遠くなります(笑)。
>しばらくは、定期的に床砂をかき混ぜて様子をみるかなあ・・・
>最初はちっちゃくって可愛かったんですがねえ。

でも、悩みもたくさんで、楽しそう(←他人事)

放蕩息子様
こんにちは。

お師匠様が少し前に書かれていたことなのですが、ウチのチョウ達もしかして「ステルス型」かなって気が・・・(・_・;)
もう少し教えていただけませんか?

ps.チリメン君、変な角度からでスミマセン。
おなかプックリ、妊娠ではありません。便秘です。2、3日様子を見てダメなら淡水浴のつもりです。
[6479] RE:沈静化 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:05
fuk様

>90cm水槽の大掃除って、気が遠くなります(笑)。
そうですねぇ(^_^;;。こういう時、小型水槽は楽なんですけどね(苦笑)。

>定期的に床砂をかき混ぜて様子をみるかなあ・・・。
まあ、それも一つの手ですね。原理的には同じことですから。
しかし底砂をかき混ぜる(もしくは掃除も同じですが)のは、白点虫のシストを活性化させる目的ですので、その度に白点病発症のリスクが高まるわけです。中々苦しいところですね。

>最初はちっちゃくって可愛かったんですがねえ。
そう。可愛いんですよね。ミツボシの幼魚。しかしそこがある種の“罠”だったわけですね(^_^;;。
しかしこればっかりは(てこともなくて他のこともですが(^_^;;)私も妙手が浮かばないですね。成長を止める薬を飲ませるわけにも行かないし…。
ご健闘をお祈りいたします(^_^ゝ。

[6472] 教科書認定(笑) 投稿者情報放蕩息子 2006-03-31 09:50
さて、皆様にお知らせです。

最近、動物園学関係のブログ(例えば→保全医学研究所: http://blogs.yahoo.co.jp/haemoproteus_gallinulae/27676038.html )で知ったのですが、「動物園にできること」(著者:川端裕人)という本がありまして、1999年に単行本が出版された後、動物園関係者の「バイブル」とまで言われ、古書店で8,000円の高値を付けられたこともあるという名著。これが今年の3/10に文春文庫から、文庫本として再刊行されました。657円+消費税。(こちら→ http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167662035/qid=1143595709/sr=8-1/ref=sr_8_xs_ap_i1_xgl/250-4752604-9004221

350ページに近いボリュームですので、1日や2日で読み終えるのはキツイかと思いますが、もう本当に素晴らしい。今般、この文庫本が弊サイトの指定教科書に採用されることが決定しましたので、謹んで皆様にもお知らせいたします(笑)。卒業までに4単位、必修です。特に第11章「ライオンから学ぶこと」や文庫本のための新章「『それから』のぼくらの動物園」あたり、試験に出ますよ(`・ω・´)。

タイトルが「動物園にできること」なので、取り上げられている事例はもちろん、全て動物園での事例なのですが、この本の中で「動物園」と書かれている部分は全て「水族館」に読み替えることが可能ですし、「海水魚飼育」全般に読み替えることも可能です。なぜなら、海水魚飼育というものは、動物園と同じように、野生動物(生物)を人工的な環境の中で飼育することだから。

もしかすると淡水魚飼育と海水魚飼育の最大の違いはそこかもしれないですね。観賞用淡水魚の多くは最初から鑑賞目的に品種改良された、陸上用動物で言えば“家畜(イヌ・ネコなどの家庭用愛玩動物も含む)”に近いものであるのに対して、海水魚飼育で飼育されている生き物は、ほとんどが自然の海から採集されて来たものであり、一部に人工繁殖の生体はあるものの、種としては依然、“野生種”であることは間違いありません。ですから、野生種/飼育種という軸で見た場合、淡水魚飼育=家畜飼育場であり、海水魚飼育=動物園という図式も成立するような気がします。

私も既に「書を捨てよ磯へ出よう」の「知識篇3 続・放流について」の中で、「“エコ・アクアリスト”の実現へ向けて」という小見出しを付けて、海水魚の水槽を自然の海へと繋がる“窓”と捉えることを提唱していますが、この本で語られている動物園の役割や意義も、私が主張する“窓”と大きな隔たりがないものと感じます。しかも私の文章などよりもずっときちんと整理されていますから、我々、現代人が野生生物を捕らえて飼育することの意味を、その功罪両面から、より深く理解できることは間違いありません。

さらに米国や日本の動物園で行われている環境保全への取り組み(教育を含む)の実例を知ることは、感動的ですらあります。私は通勤電車の中で読んでいましたが、世界の色々な地域の色々な人々の熱意を感じて、涙があふれてきましたよ(笑)。

本当にお勧めですので、是非お読み下さい。特に、ご自分の飼育スタイル(こういう飼い方で良いのか?とか、なぜ飼うのか?など)に悩まれている方にとっては、この上もなく重要な示唆に富んでいます。海水魚飼育者は皆、野生動物の飼育者なのですから、たまにはこういう本を読んで、飼育の倫理(という表現もちょっと違う気がしますが(^_^;;)について考えることも必要かと思います。
[6473] RE:教科書認定(笑) 投稿者情報もぐもぐ 2006-03-31 18:52
放蕩息子様

アマゾンのレビュー読みました。面白そうですね。
買わねば!(必修単位だし)

水族館で思い出したのですが、本日(3月31日)から新江ノ島水族館でウロコフネタマガイが展示されるそうです。深海棲の貝で、足盤部分に硫化鉄の鱗をまとっていて「鉄の鎧を着た貝」なのだそうです。見に行きたい〜!


[6475] 受講しまーす 投稿者情報トンヌラ 2006-03-31 23:23
放蕩息子様

>もしかすると淡水魚飼育と海水魚飼育の最大の違いはそこかもし
>れないですね。

なるほど。興味をそそります。

お師匠様感動の名著。私も手に入れねば!
[6478] RE:教科書認定(笑) 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:04
もぐもぐ様・トンヌラ様

一応お断りしておきますと、魚の飼育の話はカケラも出てきませんからね(笑)。
ただし、著者自身が

>もともとは動物園について抱く「複雑な気持ち」から出発した一連の
>動物園行きだったが、途中からは、アメリカという国で、生き物と
>人間との関係がどのようにとらえられているのか、それがもっとも
>先鋭な形で経ち現れる動物園という場で、どのような価値観がせめぎ
>あっているのかに興味を奪われた。

と、書いてあるように、決して「動物園の本」に留まらない内容なんですよ。
そもそも一番最初の方に

>ぼくは人間が野生動物を飼うという営みがいったい何なのかを知りたい。

とも書かれているように、人間と野生生物の関わりかたについて、色々と考えさせられる内容なのです。ですから、「動物園好き」でなくても是非読んで欲しい。そういう意味では「動物園にできること」というタイトルでずいぶん損しているようにも思うんですけどね(^_^;;。

私がこの本に出会ったきっかけは水族館巡りにあり、そこから「動物園学」に広がり、良い勉強をさせてもらっていると思います。
是非お楽しみ下さい。
[6504] RE:教科書認定(笑) 投稿者情報fuk 2006-04-04 23:53
こんばんは、fuk@今日は帰れ無いなあ、です。

ちょっと人生に、いやいや仕事に疲れたので、カキコです。
教科書、書き込みのあった31日の会社帰りに買いました。なかなか濃い内容ですね。最初取っつきにくかったんですが、1/3辺りを過ぎて面白くなってきました。今140ページなので、丁度半分です。この後、どのように展開していくのかな?

[6507] RE:教科書認定(笑) 投稿者情報放蕩息子 2006-04-05 15:54
fuk様

>今日は帰れ無いなあ
おやおや、たいへんですね。徹夜ですか?

私はやはり40歳の声を聞いた頃から、めっきり徹夜に弱くなりましたね。
というか、回復力が衰えました(^_^;;。
30歳くらいまでは、仕事で徹夜するのも平気でしたし、それよりも夏場の週末は金曜日の夜から車で出掛けて夜中に伊豆に着き、貸し別荘でゴロ寝して日曜日(というより月曜日?)の午前2時くらいに自宅に帰ってきて、月曜日の朝からは普通に会社に出で、また金曜日の夜に出掛ける…。なんてことをしていたものですが、今はもうムリ(^_^;;。
以前は平日でも、早く家に帰って、夜9時ごろに寝てしまえば、前日徹夜でも翌日からは普通に活動できたのですが、最近は一度徹夜に近いことをすると、一週間、回復しません(苦笑)。独身の頃なら土日に家でゴロゴロしているのはもったいないと思っていましたが、最近では平日の疲労回復で精一杯…。
悲しい話ですな(苦笑)。

fukさんも身体を壊したりしないように、お気をつけ下さいね。

で、話がずいぶん脱線していますが
>この後、どのように展開していくのかな?
という話。

若干「ネタバレ」っぽいところもありますが、この本の中で扱われている話題(テーマ)の流れを辿っていくと、最初はいわば“動物の福祉”とでも言うべき視点から「ランドスケープイマージョン」や「エンリッチメント」について取り上げ、その後は動物園が果たすべき「種の保存」という役割にテーマが移行(fukさんは今、この辺り?)、ただし、その「種の保存」機能だけに満足せずに「生息地保護」に踏み出し、その「生息地保護」を考えている間に「環境教育」の重要性が浮かび上がり、最後また、「動物園の展示を通じた環境教育」というところに戻って来る。とような構造になっています。
テーマの移行が非常にスムーズなので、まったく違和感なく読み進んで行けるのですが、一冊読み終わるまでに、野生動物の捕獲&飼育に際して話題になる=考えておかなければならないような沢山のテーマを一通り、見渡すことが出来るんじゃないでしょうか。(だからこそ、「教科書認定」なんですけどね。笑)

後はそれぞれ興味のある部分を掘り下げて行けばまだまだ、もっともっと掘り下げて行くことが出来ると思うのですが、まずは全体像を把握すること。そのために最適なのではないかと思います。

この本が出版された時、日本の動物園関係者に大変な衝撃を与えたと言うのは、当時の日本の動物園の多くが、飼育動物の福祉を考えるところにまでにも達していない、「メナジェリー(見世物小屋)」レベルに留まっていたからなのでしょう。その後の我が国の動物園関係者の目覚しい努力については、文庫版向けの新章の中に語られていますが、昨年の「風太くん騒動」を見る限り、一般生活者や特にマスコミ連中の「動物園観」(というのは同時に「水族館観」でもあり、最終的には「自然保護&環境保全観」でもあると思いますが)は、依然、メナジェリーレベルに留まってるように思えます。その意味でも、是非「教科書」として、全ての一般生活者に読んで欲しいと思いますね。

私がこの本を知ったプログ、保全医学研究所( http://blogs.yahoo.co.jp/haemoproteus_gallinulae/27676038.html )の「動物園学特別講義」の中でも、今、実際、ニューヨークの野生生物保護協会(プロンクス動物園の経営母体)で展示部門のグラフィックデザイン担当のクリエイティブ・ディレクターをされている方が、「利用者自身がどんどん、動物園の経営母体である自治体に対して、見世物小屋では満足できないんだ。という声を上げて欲しい。」というような趣旨の発言をされていますが、動物園(や水族館)関係者の方々だけがいくら頑張ったところで、それだけでは世の中を動かすことはできません。
動物園(や水族館)が変わることで人々が変わり、それによってまた動物園(や水族館)が変わり、さらにまた人々が変わって行く。そういう良い循環を作るきっかけになって欲しいものです。

[6474] サンゴイソギンチャク 投稿者情報クマキチ 2006-03-31 23:10
こんばんわ
また懲りずにイソギンチャクを買ってしまいました。
広がると20センチくらいある大きな個体です。
水槽に入れるなり カクレクマノミがスリスリ・・・
スリスリ・・ カムカム・・ カムカム・・
触手を口にくわえては吐き出しています (>_<;) 
入り方も強引で とても共生とは思えない程。
水槽に入れて3日目でイソギンが不調になってしまいました。
今はカクレを隔離し、イソギンは元気です。
イソギンにスリスリするのを実現させるのが夢だったのにとても残念です。
カクレをいつ水槽に戻すか悩み中です。
(飼育の悩みは尽きないですね ・・・)

イソギンチャクを入れてから、ハタタテハゼとカクレの混泳が可能になりました。
イソギンチャクに夢中のカクレを横目にハタタテハぜは悠々と泳いでいます。
[6482] RE:サンゴイソギンチャク 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:08
クマキチ様

>水槽に入れて3日目でイソギンが不調になってしまいました。
あー、これはね。あるんですよ。
クマノミとイソギンチャクがいわゆる“相利共生”なのか“片利共生”なのかは意見の分かれるところですが、現状では“片利派”(笑)が有利かな?

私は個人的には“片利的な相利”くらいの立場(?笑)で、クマノミがイソギンチャクの周囲を泳ぐことによって、イソギンチャクの身体の隅々にまで新鮮な海水が接触し、老廃物が取り除かれる。と考えていますが、イソギンチャクにしてみれば、それだけのことであるならクマノミなんかいなくても良い。適度な水流が周囲にあれば、それで十分でもあるわけです。
で、逆に、クマキチさんがご経験のように、カマノミがイソギンの触手を食べたり、時にはイソギンを殺してしまうこともある。ですから、水槽でイソギンとクマノミを共生させる場合にも、本来はイソギンを先に水槽に入れて環境に慣れさせ、その後にイソギンを入れるのが良いんですよね。

>カクレをいつ水槽に戻すか悩み中です。

まあ、イソギンがある程度落ち着けば大丈夫ですので、短ければ1週間、長ければ1ヶ月くらいでしょうかねぇ…。「どうなれば良い。」とも言えないので、なんとも言いようがありませんが…。

>イソギンチャクに夢中のカクレを横目にハタタテハぜは悠々と泳いでいます。
ははははは(笑)。これもあるかも。
でもこれもクマノミが慣れてくると、徐々にまた行動範囲が広がりますからね。おっしゃる通り、悩みは尽きないですねぇ…(苦笑)。

[6480] ステルス警報? 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:07
トンヌラ様

長くなるので、スレッドを変えますね。

>ウチのチョウ達もしかして「ステルス型」かなって気が・・・(・_・;)
いやいや、これは新説というよりは珍説の類と思っておいて下さいね。

ただ、例の「魚介類の感染症・寄生虫病(恒星社厚生閣)」に、こんなことが書かれているんです。
淡水性の白点病についてなのですが、

>一般に寄生虫は宿主が死亡すると自らも早晩死ぬ運命にある.
>しかし白点虫の栄養体は宿主の死後,魚体を離れてシストを
>形成することができる.I.multifiliis に大量に寄生を受けた
>魚が死ぬと,栄養体は一斉に宿主を離れ分裂増殖し,翌日の
>ほぼ同時期にセロントが放出される.
(298ページ右下)

しかし、よくよく考えてみると、白点病の栄養体が“白点”として肉眼で確認できるのは、栄養体がすっかり成熟して、魚体を離れる直前の数時間〜半日程度のことでしょう?上記の文章で魚が死んだ時、その魚体に寄生している白点虫の全てが成熟した=肉眼で“白点”として確認できる白点虫であるはずはありませんから、当然、魚が死んだ時にはまだ未成熟の=目に見えない白点虫もいるはずだと思うわけです。
すると、その白点虫はどうなるのか?上記の文章のように、「栄養体は一斉に魚体を離れ」ということになると、まだ“白点”として肉眼で確認できる大きさまで成熟していない栄養体も、「一斉に」魚体を離れるのではないか?そして魚体を離れた後、シストを形成して、やがてセロントを放出するのではないか?ということは、例えば魚体に寄生して、肉眼で確認できるほど大きく成長していない、未熟な栄養体であっても、なんらかの原因で未熟なまま=目に見えないまま、魚体を離れて、シスト形成→セロント放出するものがいるかもしれない。これはすなわち、目に見えない白点虫の成長サイクル=ステルス型ではないのか?そう考えたわけです。

これにはもう一つ傍証がありまして、「白点三千個」のリンク集でも紹介しているminiminiさんのところのBBSに書き込まれたにんにんさんの「白点虫の観察」の書き込みに、

>プラケース内に沈下した白点虫の数は、魚体の付着数に対し
>桁違いに多かった

という記述があります。(→ ttp://www.sakai.zaq.ne.jp/mini/newpage9.htm )これは、

「白点虫の虫体を“白点”として観察できるのは数時間の短い間のことであるから、一晩の間に魚体から離脱する“白点”=白点虫の数は、ある瞬間に魚体上に確認できる白点虫の数よりも、遥かに多いのである。」

と解釈することも可能ですが、はたしてそれだけで
>桁違いに多かった
ということになるのでしょうか?むしろ、

「魚体上の“白点”としては確認出来なくても、確かに魚体に寄生しており、離脱してシスト形成する白点虫がいるためである。」

と解釈したほうが自然なのではないでしょうか。つまり、“白点”として確認できないまま、世代交代を繰り返す白点虫がいる=ステルス型ということになります。

(つづく)
[6481] RE:ステルス警報? 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:08
(つづき)

そして最後に、やはり「魚介類の感染症・寄生虫病」の記述。やはり淡水性白点病についてですが、

>自然感染によって免疫を獲得したコイに I.multifiliis の
>セロントを感染させると,侵入虫体数は免疫されていない
>コイと差はなかったが,免疫魚では大部分の虫体が
>2時間以内に魚組織を離脱した(Cross and Matthews,1992).

これも面白くありませんか?つまり、白点病に免疫力のある魚は、白点虫のセロントに侵入はされるものの、比較的短時間で自分の体内から白点虫を追い出してしまうと言うのです。

このことと先の記述、「魚が死ぬと,栄養体は一斉に宿主を離れ分裂増殖」する。とを掛け合わせて考えると、例えば白点虫に対する免疫がある程度ある魚に白点虫が寄生したとして、普通であれば肉眼で“白点”と確認できるまで、のんびり丸々と太るまで成長するところが、ある程度まで育ったところで魚体の“居心地”が悪くなって、「まだ“白点”として確認できるほど成長してはいないけれども、とりあえず魚体を離れてシストになっちゃおうかな〜。」と(^_^;;、そんな風にして魚体離れてしまう白点虫というのが、いても良いのではないでしょうか。いないとは言い切れないと思うのです。つまり「ステルス型」が。

で、この「ステルス型」というのは、正確に言うと「ステルス型という特別なタイプの白点虫がいる」ということではありません。私の珍説がもし万が一にでも正しいとしたら、白点虫が「通常型」の成長サイクルを辿るのか「ステルス型」のサイクルを辿るのかは、むしろ魚体と白点虫の力関係によりけりで、同じ白点虫であっても、魚体が白点虫にとって居心地のよい環境であれば「通常型」に、居心地が悪ければ「ステルス型」になる。そして魚体側がより強くて、白点虫にとって「ステルス型」での成長さえ難しい場合には、白点虫魚体上で全く成長できず、そのまま殺されるか、より未熟な状態で体外に放出されて、シスト形成できずに死ぬ。ということになります。
ある意味では、白点病の“症状の現れ方の違い”と言っても良いかもしれませんね。

もちろん、これは白点虫の生命力と、魚体側の生命力のバランスですので、同じ魚体の条件で、個々の白点虫について考えれば、ある白点虫は「通常型」に、ある白点虫は「ステルス型」に、そして別の白点虫は死亡。というパターンが、同時に現れることになります。
逆の言い方の方が分かりやすいですかね?つまり、ある時に同じように同じ魚に寄生した白点虫のうち、強いものは“白点”として現れる「通常型」のサイクルで成長し、少し弱いものは「ステルス型」になる。さらに弱いものはすぐに死ぬか、魚体から追い出されてしまい、結果的にやはり死ぬ。ということです。

私は、白点虫を水槽から追放することが難しい最大の要因は、シストが休眠して残ることだと考えています。そして全く根拠はありませんが、未だその全ての条件が明らかにされていないシストの休眠と言うのは、意外に容易に休眠に入り、また意外に容易に休眠から覚めるのではないかとも考えています。(根拠は全くありません。ただ、休眠&覚醒の条件が厳しいよりも、容易な方が、白点虫の生存戦略上、有利だと思うからです。)

だけれども、もし白点病に「ステルス型」という症状(?)を想定するならば、その「ステルス型白点病」の存在も、白点虫を水槽から排除することをますます困難にしますよね。だって、水槽の中に泳いでいる魚にひとつも“白点”が現れなくても、その水槽の中で白点虫が営々と、子孫を残し、累代繁殖しているのかもしれないんですから(^_^;;。

と、調子に乗って書いてますけど、結構イヤな話でしょ?(苦笑)。しかも高校生の理科の選択が物理と科学で、生物の授業さえ受けたことのない人間の言うことですからね。全く信用できないわけですが、我が「ステルス型白点病仮説」の開陳は以上です(笑)。

しかしまあ、これが本当だとしたら困るよなあ…。白点病に罹っているのかどうかも分からないんですよ。えらいことですよねぇ…(´・ω・`)。
[6487] RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報箱福 2006-04-02 01:27
放蕩息子様

>成長するところが、ある程度まで育ったところで魚体の“居心地
>”が悪くなって、「まだ“白点”として確認できるほど成長して
>はいないけれども、とりあえず魚体を離れてシストになっちゃお
>うかな〜。」と(^_^;;、そんな風にして魚体離れてしまう


遊泳力のないセロントや未成熟体が容易に離脱が可能かと言う点と、未成熟のままシスト化できるのか?という事を考えても可能性は低いような気もします。

>しかしまあ、これが本当だとしたら困るよなあ…。白点病に罹っ
>ているのかどうかも分からないんですよ。えらいことですよねぇ
>…(´・ω・`)。

白点虫自体の問題より飼育者の問題の方が大きい様な気がします。
[6485] RE:ステルス警報? 投稿者情報トンヌラ 2006-04-02 00:40
お師匠様

久々にご高説をいただき、感謝であります。m(__)m

>ウチのチョウ達もしかして「ステルス型」かなって

と思った経緯を説明します。
まだ、水槽拡張前の2月初旬から、チョウたちのエラ病症状が始まりました。
こちらに投稿したところ、最終手段はホルマリンというご指導をいただいたものの、購入に踏み切れず、淡水浴4回、GFG浴1回を施した結果、口パクと首振りの症状はほぼ見られなくなりましたので、3月8日に90cmへのサイズアップを敢行しました。
しかし、ヒレ振りと擦りつけの動作はその間も微妙な感じで治まらず、もうそろそろ2ヶ月も続いています。(ナミ、トゲ、チョウハン)
ただ、いつもの白点やウーディニウムと違うのは、白点らしきものが只の1度も見られないということ、ヒレも全く曇らないというこの2点です。(デスクの真横においてある水槽なので、観察時間だけは自信があります。白点の発見も得意なつもりです。)
途中、薬浴の合間を利用して海水温を2時間ほど38度まで上げて滅菌も試みました。

まだ銅と低比重とホルマリンをやってないので、根性なしと言われそうですが、魚の状態がそれほど悪いようには感じないので、ひょっとするとの思いで放置して自然治癒に期待していたりしました。
今現在も病気とはいえない程度だと思ってます。

持ち込みもどこからか分かりません。相変わらず天然海水使用なので、話半分で聞いて欲しいですが、去年の11月にチョウハンを採集導入したとき、チョウハンが最初から体表の擦り付けをしていました。それからずっと今まで、チョウハンは同じ場所を擦り付ける動作を続けていますので、これが最右翼です。
あとはハタタテダイのフィンロットが年末から1月まで、リムフォらしきものは数回見ていますので、リムフォの類かな〜とも思ったり。
ああ・・・こうしてみると最近病気ばっかで何が何だか・・・(/__)/

でもどうでしょう。お師匠様のおっしゃるステルス型なら、とっくに白点も出ていると思いますので、これは違うかな〜

外見的に異状が見られないのに、白点罹患時に似た行為をするのが不思議です。(?_?)
ご意見、お待ちしています。>ALL
[6488] RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報箱福 2006-04-02 02:07
トンヌラ様

こんにちは。

>まだ、水槽拡張前の2月初旬から、チョウたちのエラ病症状が始
>まりました。

詳しい方にお任せ。

>しかし、ヒレ振りと擦りつけの動作はその間も微妙な感じで治ま
>らず、もうそろそろ2ヶ月も続いています。(ナミ、トゲ、チョ
>ウハン)
>ただ、いつもの白点やウーディニウムと違うのは、白点らしきも
>のが只の1度も見られないということ、ヒレも全く曇らないとい
>うこの2点です。(デスクの真横においてある水槽なので、観察
>時間だけは自信があります。白点の発見も得意なつもりです。)
>

個人的にはウーディニウムであれば長引く場合は既に魚が落ちているでしょうからウーディニウムではないと思います。

>途中、薬浴の合間を利用して海水温を2時間ほど38度まで上げ
>て滅菌も試みました。
>まだ銅と低比重とホルマリンをやってないので、根性なしと言わ
>れそうですが、魚の状態がそれほど悪いようには感じないので、
>ひょっとするとの思いで放置して自然治癒に期待していたりしま
>した。
>今現在も病気とはいえない程度だと思ってます。


白点虫に寄生された時と同じ仕草や行為をする事は、他の寄生虫や病原菌感染でもします。白点虫なら、しっかり原虫(トモント)が確認できると思います。

>持ち込みもどこからか分かりません。相変わらず天然海水使用な
>ので、話半分で聞いて欲しいですが、去年の11月にチョウハン

寄生虫や病原菌に対する感受性が高い種類の魚は、人工海水で飼育した方が宜しいのではないでしょうかね?。前にもお話しましたが、私は海が近いですが、人工海水で飼育していますよ。

>を採集導入したとき、チョウハンが最初から体表の擦り付けをし
>ていました。それからずっと今まで、チョウハンは同じ場所を擦
>り付ける動作を続けていますので、これが最右翼です。
>あとはハタタテダイのフィンロットが年末から1月まで、リムフ
>ォらしきものは数回見ていますので、リムフォの類かな〜とも思
>ったり。

極端な言い方かも知れませんが、UV殺菌灯やヨウ素樹脂抗菌剤などが効果を示すのは離脱する寄生虫であるか、浮遊している寄生虫、病原菌だけです。離脱しない病原菌に対しては感染されてしまった場合は、自然治癒するだけの力がなければ、抗生物質や人為的な処置が必要でしょう。

>ああ・・・こうしてみると最近病気ばっかで何が何だか・・・(
>/__)/

魚に寄生、感染するのは一般的に知られている寄生虫や病原菌だけではありませんので、そういう状況に陥らない管理は必要でしょうね。

>外見的に異状が見られないのに、白点罹患時に似た行為をするの
>が不思議です。(?_?)
>ご意見、お待ちしています。>ALL

繰り返しになりますが、白点虫罹患に似た行為は他の寄生虫や病原菌でもやりますよ。病気に付いては詳しくないので、ちょっと原因を特定する事は出来ませんが、文面を読む限り白点虫ではないような気がします。白点虫だとしますと、白点虫を完全駆虫してしまった状態をどの時点で線引きするかで、その後の状況が変わってくると思うのですが、どのような事をしても全く白点虫に寄生されなくなった状況から半年〜1年以上寄生されないのなら、白点虫フリーと言えると思いますが、数カ月後に出たと言うならシストがまだ残っていた事も考えられますし、完全駆虫したと誤認してしまって魚などの再導入を繰り返し、寄生の頻度を高めているとも言えます。


[6486] RE:ステルス警報? 投稿者情報箱福 2006-04-02 01:13
放蕩息子様
トンヌラ様

まだ桜は咲いてませんが、こんにちは。(^_^;

>「白点虫の虫体を“白点”として観察できるのは数時間の短い間
>のことであるから、一晩の間に魚体から離脱する“白点”=白点
>虫の数は、ある瞬間に魚体上に確認できる白点虫の数よりも、遥
>かに多いのである。」
>と解釈することも可能ですが、はたしてそれだけで
>>桁違いに多かった
>ということになるのでしょうか?むしろ、
>「魚体上の“白点”としては確認出来なくても、確かに魚体に寄
>生しており、離脱してシスト形成する白点虫がいるためである。
>」

上記についてですが、24時間克明に観察していたのでしょうか?。24時間周期で寄生離脱を繰り返す場合は時間単位で成長して行くのでしょうから、場合によっては就寝前に観察して就寝後に成長した白点虫が居るかも知れない事を考えると最後に確認した時とは数が増える可能性もありですよね。ですから、魚体で確認した時よりも多くなっているでしょう。
[6490] RE:ステルス警報? 投稿者情報放蕩息子 2006-04-02 23:00
◇箱福様

>最後に確認した時とは数が増える可能性もありですよね。
これはおっしゃる通りで、一晩の間に離脱する虫体の数は、ある瞬間に確認できる“白点”の数を上回ることになるのは間違いありません。ただ私が気になったのは、
>>桁違いに多かった
という点で、「魚体の付着数の数倍程度」ということであれば、「さもありなん」と思ったのですが、「桁違い」と言われた時に、「もしかして…。」と思ったんですね。

ただ、「ステルス説」は私自身も“珍説”の域を出ないと考えていますので、特に拘っているわけではありません。
しかもこれを検証しようと思うと、かなりの数の魚を犠牲にして実験しなければならないと思いますので(魚を生かしたまま検証する方法を、私は思いつきません(^_^;;)、ホビーアクアリストに検証できる話ではないですね(^_^;;。

ま、「そういうことも考えた」という程度に思っておいて下さい。

◇トンヌラ様

>お師匠様のおっしゃるステルス型なら、とっくに白点も出ている
>と思いますので、これは違うかな〜

これもおっしゃる通りですね。もし「ステルス型」が実在したとしても、ず〜と「ステルス」のまま、ということはないと思いますので、トンヌラさんの場合は白点病ではないと思いますよ。
箱福さんもお書きになっていますが、別の病気、もしくは寄生虫ではないでしょうか。要は身体が痒いということではないかと思うので、色々な病気の可能性が考えられると思いますね。具体的には分からないですけど…。
[6492] RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報箱福 2006-04-02 23:58
放蕩息子様

こんにちは。

>桁違いに多かった
>という点で、「魚体の付着数の数倍程度」ということであれば、
>「さもありなん」と思ったのですが、「桁違い」と言われた時に
>、「もしかして…。」と思ったんですね。

桁違いですか?。
魚体には数十個確認できたが、翌朝には数百個だったと言うような事でしょうか?。(^_^; 魚体にて目視で確認する場合は光線の関係で見えづらい場合があるので、どこまで正確に確認できるかだと思います…。でも、かなりの数に増えていたのでしょうね。


>ただ、「ステルス説」は私自身も“珍説”の域を出ないと考えて
>いますので、特に拘っているわけではありません。

とても興味深い話で面白い話だとは思います。私もそれに近い考察はしていますが、しかし私の場合はセロントが寄生して成長できなければ全て死んでしまうと思うのです。(飼育経験から考察して)

>しかもこれを検証しようと思うと、かなりの数の魚を犠牲にして
>実験しなければならないと思いますので(魚を生かしたまま検証
>する方法を、私は思いつきません(^_^;;)、ホビーアクア
>リストに検証できる話ではないですね(^_^;;。
>ま、「そういうことも考えた」という程度に思っておいて下さい
>。

犠牲をだすかださないか…は、わかりませんが。白点虫について、過去の情報交換を思い出して欲しいのですが、白点虫は存在するが致命的にならない程度に保てば、長期飼育は可能というような考え方のをしておられる方々がいらっしゃいましたが、長期化して白点虫が存在する場合は少数ながらも原虫(トモント)が確認できていたという事であったと思います。私の経験からも、白点虫が存在するのであれば、少数のトモントは確認できました。それでも白点虫という事であれば、僅かなシストが少しづつ覚醒しているのでは無いかとも思いますが、このまま飼育をつづけますと最終的には居なくなると思います。トンヌラ様。

>◇トンヌラ様

家でもクギベラが岩に擦り付ける仕草をしますが、家は底面なので、掃除や水換えなどをサボるとフィンロットになったり、ビブリオになったり、他にも私には分からない症状が現れたりします。天然海水を使ってらっしゃるので尚更雑菌や寄生虫を持ち込んでいると思うので、視野を広げて対応した方が良いと思いますよ。ネオベネデニアとか色々いるようですから…。

飼育水は殺菌してから使用しているのでしょうか?。雑菌うじゃうじゃですよ。多分。

[6493] RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報トンヌラ 2006-04-03 16:43
放蕩息子様、箱福様

こんにちは。お付き合いいただきありがとうございます。m(__)m

今回の寄生虫が白点でないことは、お二人のご意見もかね合わせるとある程度確信しました。
おそらく、最初のエラ病症状の原因となった同じ吸虫類が体表に残っているのでしょう。(エラ・体表の両方に寄生するタイプ)
見た目には症状は落ち着いてきているので、このまま自然消滅を祈りながら様子を見ます。(水槽のろ過もできてくるころですし)

白点でないとすると、白点フリーの状態も出来上がっていると思います。どの水槽も最低1年は白点を見ていません。(*^_^*)

しかし、病気との闘いはまだまだ続くかもしれません。
採集は止められないし、採集魚を検疫水槽に入れるのも好きではありません。
人工海水も好きになれません。ウチあたりの水道水の硝酸塩濃度は常に10ppmくらいなので、なんだか毒を作って入れているような気持ちになります。スーパーのRO水汲みは面倒だし、浄水器はもっと面倒みたいだし・・・(~_~;)

天然海水は数日間置いたあと、フェルトで濾して使っています。これで白点は大丈夫なのでひとまずそれで十分です。
他の雑菌については・・・まあ、克服する楽しみの一つとして残しておきましょう。(苦笑)
[6496] RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報放蕩息子 2006-04-03 22:58
◇箱福様

>魚体には数十個確認できたが、翌朝には数百個だったと言うような事でしょうか?。(^_^;
この辺、私も確認したくて、投稿されたにんにんさんへの接触も試みたことは試みたのですが、お返事がいただけず、結局確認できていません。
ただ、以前も、まぐなさんでしたでしょうか?病魚をプラケースに入れておくと、翌朝、離脱した虫体がプラケースの底に『白い粉のようになって』見える。というお話を伺ったことがあって、その時にも「意外に沢山の虫体が離脱するんだな。」という印象を受けました。それまでは「粒」だと思っていたものが「粉」と言われて、個々の虫体の大きさが小さいというのももちろんですが、数もそれなりに多いのかな?と。

まあ、いずれにせよ、正確な話ではないですけどね(^_^;;。

>僅かなシストが少しづつ覚醒しているのでは無いかとも思いますが、
>このまま飼育をつづけますと最終的には居なくなると思います
この点については私も賛成です。
私も白点虫が、駆虫不可能な、いわば“常在菌”とは思わないです。だから、水槽内が白点虫の増殖に不利な条件になっていれば、徐々に数が減って、いつかは絶滅する。(ただし時間はかかるとは思いますが。)
白点虫の増殖力と魚の抵抗力がずーっと拮抗して、白点虫の大増殖が抑えられる程度の少数にキープされ続けるというのは、可能性としてゼロではないでしょうけれども、容易なことではないですよね。いわば細い平均台の上をずっと走り続けるようなものでしょうから。
ですから、病勢が拡大しない方向に抑えたまま、長期間キープすることが出来れば、最終的にはいなくなると思いますね。(いなくなったことが確認出来ると良いのですが、「いない」ということの証明は難しそうですからねぇ…(^_^;;)

◇トンヌラ様

>このまま自然消滅を祈りながら様子を見ます。(水槽のろ過もできてくるころですし)
そうですね。やはり濾過が十分に立ち上がってくると、病気にもなりにくいと聞きます。水質が安定するのももちろんですが、水槽内での細菌の勢力分布が安定して、エコロジカル・ニッチがある程度まで埋まっていくという側面もあるのではないでしょうか。ある種の“生態系”が確立(?)する。と考えても良いと思いますが…。

>採集魚を検疫水槽に入れるのも好きではありません。
これはどうですか?やはりトリートメントをするに越したことはないと思いますが。
採集直後の魚は、網によるスレもありますし、環境の激変によって大きなストレスを受けています。他魚と隔離された検疫水槽で全身状態が回復し、飼育下の環境に馴致するのを待つのは、採取された生体にとっても、他の魚にとっても良いことだと思いますよ。
そんな大きな水槽である必要はないですし、2週間程度も入れておけば良いと思いますので、トリートメントはされた方が良いと思いますけどねぇ…。

>他の雑菌については・・・まあ、克服する楽しみの一つとして残しておきましょう。(苦笑)
これはね、良い方法があります。天然海水を汲んだ後、黒いビニール袋を被せて、数ヶ月(3ヶ月くらいだったかな?)密封しておくと良いらしいです。すると、その間に天然海水中の様々な微生物が死滅して、タンクの底にデトリタスが溜まりますが、その上澄みを使うと、非常に清浄(=細菌も少なく貧栄養)な海水が得られるらしいですよ。
タンクをイストックしておく場所が必要ですが、どっちにしろ空タンクも保管しておく場所は必要なわけですから、「水を汲んで来て換水」というパターンを「換水した水を汲みに行く」というパターンに変えれば良いだけのことです。試してみて下さい。
[6500] RE:RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報トンヌラ 2006-04-04 11:30
放蕩息子様

毎度お世話になります。m(__)m

>そんな大きな水槽である必要はないですし、2週間程度も入れて
>おけば良いと思いますので、トリートメントはされた方が良いと
>思いますけどねぇ…。

ううっ!お師匠様のお言葉なれば聞かぬわけにはなりませぬ・・・
正確には「検疫水槽が好きではない」ではなくて、「検疫水槽が苦手」なんですけどね。餌付けに夢中になって、すぐアンモニアを出しちゃうんだよなぁ〜(冷汗)
ガマンして今シーズン夏休みの自由研究題材に登録いたします。

天然海水の処理法は参考になります。
3ヶ月サイクルはちょっと難しいですが、なるべく飼育器具と一緒に「倉庫に寝かす作戦」をとります。(得意技です^^;)
[6501] RE:RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報放蕩息子 2006-04-04 21:53
トンヌラ様

>餌付けに夢中になって、すぐアンモニアを出しちゃうんだよなぁ〜(冷汗)
えー、そうですか?テトラの「OT-45」とか、掛けておいてもダメですか?採って来た生体の大きさや餌の量にも依るでしょうけれども、あれ、結構優秀なフィルターで、最初から活性炭の吸着効果が期待できますから、検疫水槽には最適だと思いますが…。

>天然海水の処理法は参考になります。
であれば具体的なご注意が2点。海水を汲んできて密閉しておくと、最初は海水内の微生物が死んでアンモニアが発生して、それが亜硝酸になり、硝酸塩になり…。というプロセスをきちんと踏むらしいです。で、最終的にはそれらを分解する微生物(細菌)まで死に絶えて、海水が綺麗になる。と。
ですから、貯蔵期間が短いとアンモニアやらNO2やらNO3やらが高い状態で使用することになりますから、使用前にはきちんと試薬で測ってからご使用下さいね。
あと、その過程で容器内の酸素も使い果たします。ので、出来上がった清浄な海水は酸欠状態。そのまま水槽に入れると飼育生物の酸欠を引き起こしますので、しっかりエアレーションしてからお使い下さい。

それから、念のためと言う意味では、貯蔵途中で少し高温(40℃とか?)に晒しておいても良いかもしれないですね。ポリタンクを黒いビニールで包んで、日向に置いておけばすぐ高温になるでしょう。プランターの土の殺菌方法なんですけど(笑)、海水にも使えるかもしれませんよ。
(黒いビニールで遮光せず、ポリタンクのまま日に当てると、中に苔が生えちゃいますから、これもご注意…(^_^;;)
[6511] RE:RE:RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報トンヌラ 2006-04-05 17:18
放蕩息子様

>えー、そうですか?テトラの「OT-45」とか、掛けておいて
>もダメですか?採って来た生体の大きさや餌の量にも依るでしょ
>うけれども、あれ、結構優秀なフィルターで、最初から活性炭の
>吸着効果が期待できますから、検疫水槽には最適だと思いますが

おかしいなぁ〜?私も15リットル水槽にOT−30ですから似てますよね。私は過去に2度ほど、設置3〜4日目くらいに魚が調子を崩して測ってみるとアンモニアなんですよ。

でも、よくよく考えると!
フィルターバッグかな?
私、OTのフィルターバッグをメンテの時に交換しないで洗浄してまた使うことがあるんです。そのとき、中の活性炭は全部捨ててスポンジだけにして再使用するので、活性炭なしで回していた可能性があります。ハズカシヤ(~_~;)
よーし、今度はケチらずに新品あけて餌付けしてみよっと。

天然海水の貯蔵については他でも何度か話題に上ったことがあったのですが、すぐ使うのが良いか、長く置くのが良いか、結論には達しなかったので、自分では中途半端に置いてから使っていました。
何度か試薬で確認してみたことはありますが、いつ測っても何も検出されたことがないので、もう最近は適当でした。

今日はまた、いい機会ですので測ってみました。3月10日採取、やや明るい所(ベランダの陰)でポリタンクに入れて栓をして保存していた海水です。底まで強くかき混ぜてから測定しました。

アンモニア 検出されず
NO2 0.3mg/l未満
NO3 検出されず
pH 8.6

試薬はNO3だけレッドシー交換品、他の三つはテトラの液状タイプです。信頼性に欠けるものがある(苦笑)ので対照実験もしました。次は3月8日引越し立ち上げの90cmチョウ水槽です。

アンモニア 検出されず
NO2 0.3mg/l未満
NO3 20ppm
pH 7.7

大体、予想通りです。ついでに水道水とRO水をNO3濃度だけ測定してみました。まずは水道水

NO3 10ppm以上

次にスーパーで1ガロン100円のRO水

NO3 2.5ppm未満(わずかに反応)

まあ、硝酸塩は魚にはあまり影響ないから・・・と言われれば、そうかもしれないのですが、ちょっとな〜(/__)/
写真は水道水の試験結果です。比色表はLOW RANGEの方です。
[6517] RE:RE:RE:RE:ステルス警報? 投稿者情報放蕩息子 2006-04-06 23:24
トンヌラ様

>フィルターバッグをメンテの時に交換しないで洗浄してまた使うことがあるんです。
これは私もやりますよ。
でも最近はメンテ間隔が長い(要するに長いことほったらかし(^_^;;)ので、メンテの時=さすがに交換しないとヤバイだろ。という状態だったりしますが(爆)。

>今度はケチらずに新品あけて餌付けしてみよっと。
ははははは(^_^;;。もちろん、ずっと回している水槽でトリートメントという方法もあるんですが、やはり一時的なトリートメント水槽ならば、新品を使って活性炭の吸着濾過で乗り切るのが正解なんじゃないですか?病気を持ち込んで後で苦労するくらいなら、フィルターバックくらい、安いものですぜ、ダンナ(笑)。

>写真は水道水の試験結果です。
なるほど。結構きてますね(^_^;;。
水道法の水質基準ですと、「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」で「10mg/L以下であること。」と言うことらしいので、ほぼほぼ水質基準ギリギリという感じでしょうか。

ちょいと話が変わりますが、水処理の世界には「緩速濾過」と「急速濾過」というのがあって、戦前の上水道はヨーロッパの影響で緩速濾過が中心だったものが、戦後、アメリカの影響で上水道のほとんどが急速濾過に入れ替わって行ったんですって。現在の上水道でNO3の値が高かったり、残留塩素濃度が高かったりするのも、急速濾過の副産物という側面があるみたいですよ。
この二つの濾過方法の違い、興味があるので、そのうち勉強しようと考えています。魚の水槽の濾過を理解するのに役立つんじゃないかと思っているんですけどね。

[6483] お知らせ 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:10
ところで、今日、横浜市金沢「海の公園」に潮干狩りに行って来ました。駐車場代だけで潮干狩りそのものは無料。大漁ですv(^_^)v。

毎年、この時期に潮干狩りに行っていまして、これが私の“海開き”なんですが、今年のアサリは良いですよ。身が肥えていてサイズも大きい。
去年はサイズも小さくて身も痩せていたのですが、今年は“当たり年”みたいです。
しかも数も多くて、小一時間でお友達の家にお土産に渡せるくらい採れました。

横浜市港北区から車で1時間も掛からないくらい。ご近所にお住まいの方は是非、おいで下さい。今年は楽しいと思います。
[6484] RE:お知らせ 投稿者情報放蕩息子 2006-04-01 21:12
PS.
もし潮干狩りにお出かけの際は是非こちらをご参考に(↓)
ttp://mirabeau.cool.ne.jp/shiohigari/
[6489] RE:RE:お知らせ 投稿者情報ラッキー 2006-04-02 10:19
放蕩息子様
こんにちは。ラッキーです。
偶然ですが、私も昨日(4/1)金沢「海の公園」に潮干狩りに行ってきました。今年は本当に”当たり年”でしたね。
私と息子は、潮干狩りはそこそこにして、公園端にある人口の岩場で、水槽に入れるヤドカリやコケ取り貝を探していました。
ということで、潮干狩りの戦力は妻だけ(3歳の娘は戦力外)だったのですが、それでも去年の2倍位とれました。
我が家の水槽は、カクレ達がイソギンを無視している以外は何も問題ないのですが、コケがひどいので今回コケ取り貝とヤドカリを増やしてみました。少しでもコケ掃除の頻度が減るといいんですが・・・
[6491] RE:RE:お知らせ 投稿者情報放蕩息子 2006-04-02 23:01
ラッキー様

おや?ラッキーさんもいらしていたんですか?じゃあすれ違っていたりして(笑)。
昨日はお天気も良かったですし、風もなくて絶好の潮干狩り日和りでしたね。昨日も食べ、今日も食べ、明日もまた、アサリがおかずに出てきそうですが(^_^;;。

>公園端にある人口の岩場で、水槽に入れるヤドカリやコケ取り貝を探していました。
海に向かって左端、シーパラダイス側ですか?あそこにヤドカリとかいるんですか?
実は2年前だったかな?見に行った時に、コンクリートで固められていて、あまり生物相が豊かな感じではなかったので、私は興味を失っていたのですが…(^_^;;。
でも苔取りの貝やヤドカリがいると聞いては無視できないなあ(笑)。今度行ってみようかな。

しかし、毎年通っていると、年ごとに様子が違いますね。アサリの量や大きさだけではなくて、その他の生物の様子も違う。
昨年はヒトデが大発生していて、お陰で大きなアサリはほとんど、ヒトデに殻を開かれて殺されていました。2年位前にはアオサが沢山漂っていた。潮干狩りの途中でガザミが採れたこともありましたし、アサリはともかく、バカガイやシオフキガイが大量に採れた年もありました。
これももっと丁寧に定点観測すると、きっと面白い発見もあるのでしょうねぇ…。
[6495] RE:RE:RE:お知らせ 投稿者情報ラッキー 2006-04-03 22:54
放蕩息子様
こんばんは。ラッキーです。
>海に向かって左端、シーパラダイス側ですか?あそこにヤドカリ
>とかいるんですか?
場所はご推察の通りで、生物相はかなり貧弱でしたが、一生懸命探してなんとかヤドカリを3匹捕まえることができました。
昨年夏に伊豆で採取したヤドカリ(多分ホンヤドカリ)とは種類
が違っているようです。3匹中1匹は触角(?)が赤い固体でした。
>しかし、毎年通っていると、年ごとに様子が違いますね。
うちはまだ今年がたった3年目なのですが、それでも年ごとに違いがわかりますね。それも楽しみの一つです。
[6497] RE:RE:RE:お知らせ 投稿者情報放蕩息子 2006-04-03 23:08
ラッキー様

>一生懸命探してなんとかヤドカリを3匹捕まえることができました。
そうですか。もう少し石がごろごろしていたりすると良いと思うんですけどね。きっと公園の管理上、難しいとか、そういうことなんでしょうね。

>3匹中1匹は触角(?)が赤い固体でした。
そうですか。何かな?サンタマルターエイジさんのところなどで探してみましたか?種類が分かるといっそう楽しめると思いますので、お時間があるときなどに是非、探してみて下さいね(↓)。
ttp://www.1023world.net/yadokaripark/anomura.html

>年ごとに違いがわかりますね。それも楽しみの一つです。
そうですね。今年は小型のマテ貝も沢山掘り出して、砂の上に置いておくとそのうち砂に潜って行ったりする、そんな様子を観察するのも面白かったですよ。
今度行ったらまた、試してみて下さい(笑)。

[6494] って言うか、自暴自棄です(^_^;) 投稿者情報プアマリナ@既に恐いものなし? 2006-04-03 19:59
ええ、みなさん、盛り上がっているところを申し訳ないですが、ブログ他で春の南紀ツアーを告知しました。
4月18日の平日(爆)
我ながらもう人生投げてるとしか思えませんが、関西地区の方、ご一緒にいかが?
もちろん、放蕩息子さんも含め関東地区の方でも参加OK(~_~;)
前泊なら我家へどうぞ(^_^;)
[6498] RE:って言うか、自暴自棄です(^_^;) 投稿者情報放蕩息子 2006-04-03 23:09
プアマリナ様

おー、いよいよシーズンに入ってきましたね。ま、4/18はちと早いことは早いですが(笑)。
しかし私も土曜日に潮干狩りに行って、今年もいよいよ海の季節がやって来たな。と感じています。楽しみですね。
私は今回の潮干狩りが大漁だったので、今年は磯採集も期待できるのではないか。と、勝手に盛り上がっています(笑)。去年は潮干狩りの成果も散々で、磯採集もダメダメでしたからね。今年の状況には期待大です。

>放蕩息子さんも含め関東地区の方でも参加OK(~_~;)
ははははは(^_^;;。交通費を出していただければねぇ…(笑)。

しかしなんでまた、この時期ですのん?
そろそろ海の水につからないと塩気が不足してきましたか?(笑)
[6499] RE:って言うか、自暴自棄です(^_^;) 投稿者情報プアマリナ 2006-04-04 10:55
ああ、放蕩息子さん不参加ですか。残念…って(^_^;)
> しかしなんでまた、この時期ですのん?
いやぁ、最近LRタンク立ち上げた人が「早くヤドカリ入れたい」って、うるさいんすよ(ウソ)。
実は、昨年は行けなかったんですが、例年4月には行ってるんですよ。GWを避けて…。この時期はよく潮が引くんで、面白いんです。
もちろん死滅回遊魚や無効分散サンゴヤドカリはいませんけど、温帯種の普段は見られない様なのを、歩いて行けるところで見ることが出来ます。
ヤド研で、未記載種だとか新種だとか話題になった(した?)のも、大抵は4月に発見した個体でした。
それと、沖合の藻場にいるワレカラ。これもこの時期ならではの風物詩でして(^_^;)
奇妙な姿と言い、おぞましい動きと言い、とても不気味なんです。
[6502] RE:って言うか、自暴自棄です(^_^;) 投稿者情報放蕩息子 2006-04-04 21:54
プアマリナ様

>ああ、放蕩息子さん不参加ですか。残念
いやいや、ですから交通費さえ支給していただければ、帰りは伊勢・志摩を回り、鳥羽水族館を見学して…(笑)

>最近LRタンク立ち上げた人が…うるさいんすよ
おー、なるほど、某氏が。なんちゃって(^_^;;。

>この時期はよく潮が引くんで、面白いんです。
こっちは本当に「なるほど」ですね(笑)。私もイソギンチャクを採りに行くならGWなのですが、最近はすっかりイソギンも安定して長生きしているので、もういいや。少し返したいくらいです(苦笑)。

>沖合の藻場にいるワレカラ。
あー、これも面白いですね。そういえば、今年は「海の公園」で流れ藻を見なかったな。以前、流れ藻に沢山、ワレカラがついていて、面白がって水槽に入れたら、たちまち喰われちゃいましたが…(^_^;;。
今度磯に行ったら、拡大鏡で子供にも見せてやろうっと。

また何か、面白い収穫があったら教えて下さいね。
それとくれぐれも無事故で。お気をつけて行って来て下さい。

PS.
実は最近、13年間ほぼ無事故で過ごしてきた愛車・レガシィを、ウチの奥さんがブツケやがって(しかも自損)、保険の車両価格15万円の車の板金修理代の見積りが15万円ですよ(泣)。
とりあえず走りには全く影響ないので、金を掛けて修理するか、カッコ悪いのを我慢して乗り続けるか、思案中…(´・ω・`)。
[6503] RE:って言うか、自暴自棄です(^_^;) 投稿者情報fuk 2006-04-04 23:43
プアマリナ@既に恐いものなし?様
>4月18日の平日(爆)

入社以来余り有休を流したことのない私なんですが(笑)、年末から建て直しの特命を受けたプロジェクトがいよいよやばくなってきて、ちょっと行くのが難しい状態です。おまけに、4/10は次男の入学式だから、これは行かなきゃ行けないし。

ただ、ちょっとストレスも溜まってきて生き抜きも必要だなあと思うのも確かなので、直前まで調整させて貰って良いですか?参加確立は30%と言ったところですが・・・。
[6506] RE:って言うか、自暴自棄です(^_^;) 投稿者情報放蕩息子 2006-04-05 15:53
fuk様

>4/10は次男の入学式だから、これは行かなきゃ行けないし。
おー、ご次男、入学ですか。おめでとうございます。10日では、今年は桜は散っちゃっていますかね…。

しかし、わりにゆっくりですね。
ウチの子供の小学校(横浜市立)では、今日から始業式です。その代わり(?)ゴールデンウイークは9連休になるんですと。ウチの会社より長いや(^_^;;。

10日、お天気が良くなると良いですね。折角の新しいランドセルが雨天デビューじゃかわいそうだし。
でもいいなあ。かわいいなあ。1年生(^_^;;。ウチのは最近、だんだん生意気になってきて…(^_^;;。

[6505] 返信遅れてすみません 投稿者情報にんにん 2006-04-05 01:28
放蕩息子様

ninkoninことにんにんと申します。昨年末私のBlogにコメントを頂戴しておりながら今まで気づきませんでした。大変失礼しました。
最近全く更新もせず放置状態ではありますが、よろしければリンク等、お任せいたします。
[6508] RE:返信遅れてすみません 投稿者情報放蕩息子 2006-04-05 15:56
にんにん様

ありがとうございます!お待ちしておりました(笑)。

いや、実はにんにんさんのブログの方の書き込みにお返事いただけなくて、密かにイジケていたのです(笑)。
リンクについては、実は既に「白点三千個」の中の「参考資料・参考サイト」のページでは勝手に紹介させていただいているのですが(^_^;;、にんにんさん=ninkoninさんの確証が取れませんでしたので、リンク集には載せていませんでした。これで安心して(?)リンクさせていただけます。

で、非常に良いタイミングですのでついでに質問してしまいますが、下の書き込みの、No.[6480]と、[6490][6492][6496]辺りを読んでみていただけますか?にんにんさんが以前、miniminiさんのところのBBSに書き込まれた内容で、
>プラケース内に沈下した白点虫の数は、魚体の付着数に対し
>桁違いに多かった
という部分についてですが、そのように、沈下した白点虫の数>魚体の付着数となった理由については、にんにんさんご自身としてはどのようにお考えになったでしょうか?
まあ、私が提出した「ステルス型」仮説の是非はおいておくにしても(笑)、実際に観察されてどんな感触を得られたのか、教えていただけるとありがたいです。
よろしくお願いしますm(_*_)m。
[6512] RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報にんにん 2006-04-05 19:25
大変な失礼をしでかしました、申し訳ありませんでした。

あのブログを書いたころは、白点に関するWeb等の記載があまり見当たりませんでした。私の観察の内容はminiminiさんの掲示板で御興味をもたれた方がいらっしゃいましたので、自分でもまとめておきたいと思い、ブログを開設しました。ブログは、掲示板とキャラを変えて、強気の辛口調で書くことにしましたw

さて、ステルス白点虫説ですが、肉眼で確認できないままライフサイクルを繰り返すような白点虫は、私の観察範囲ではありませんでした。実際に水槽内やプラケース、淡水浴使用水などを、ワムシネットを用いるなどして仔虫あるいは離脱親虫、シストなどの存在確認をかなり行ったのですが…。

病魚に現れた数には見合わない数の白点虫離脱については、だいぶ議論のネタになっているようで恐縮ですが、まず、決して大げさではないことをお断りしておきます。はじめてみたときは愕然としました。

私は、白点虫が裸眼で確認できるような白色を帯びるのが離脱前の数時間から、という知識を持ち合わせておりませんでしたので、肉眼観察よりも多数の離脱が見られた理由として、白点虫が鱗の内側にいるうちは屈折率や魚の粘液産生などの理由で目立たないが、成長の最終過程のものが夜間の数時間で次々に鱗の外に這い出てきて離脱するためと思っておりました。しかし今考えると、離脱前に白点虫自身の変化が起きていると考えるほうが、説明がすっきりします。

白点虫が鱗の内側と外側にいる場合があることは、淡水浴にて魚体を清拭しても全く取れない白点虫と、簡単に除去できるものがあり、このことから確認できたと考えていますが、それは、鱗の内側に居ても見える白点虫の状態が存在するということでもあります。
[6518] RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報放蕩息子 2006-04-06 23:26
にんにん様

>大変な失礼をしでかしました
いえいえ、とんでもありません。私の方が勝手にひがんでいただけですから(笑)、気にしないで下さい。
もっと完全に(かつ多分意図的に)無視された経験もありますし(爆)。

>あのブログを書いたころは、白点に関するWeb等の記載があまり見当たりませんでした。
そうですね。にんにんさんが公開された白点虫の顕微鏡写真は衝撃的でした。その後は、神奈川のまぐなさんや、上江別の院長さんのような獣医師のお医者様たちが、つぎつぎと顕微鏡写真を公開されましたが、その先駆になったと思います。

>肉眼で確認できないままライフサイクルを繰り返すような白点虫は、
>私の観察範囲ではありませんでした。
げーっ、「ステルス説」旗色悪し(爆)。いやいや(^_^;;。

でも、
>白点虫が鱗の内側と外側にいる場合がある
というのは、面白いですね。ある意味別の「見えない白点虫」説だと思いますが(←こだわるなあ…笑)、納得出来ます。(「ステルス型」ならぬ「潜水艦型」?(^_^;;)
エラに寄生する場合も知られていますが、その場合も外見からは判断できないわけですから、なにも「ステルス型」なんて仮説を考えなくても、「白点虫に寄生されているのに外見からは判断できない。」という状況は、容易に起こり得るということなんですね。(チクショー(キ ̄Д ̄)y─┛…笑)

いや、実は私がずっと魚体上の白点が見える/見えないに拘っているのは、いまだに「白点が消えた=白点病が“治った”」という感覚でいる飼育者が非常に多いように感じるからなんです。
そうではなくて、私の感覚では、問題にしなければならないのは水槽という一つの環境内に白点虫が生きて(=休眠も含む)存在しているかどうかであって、白点が出ている魚体というのも、白点虫の立場から考えれば、その「水槽という環境内」の一部に過ぎない。そういう認識を持たないと、「白点病で魚が死ぬ→すぐ新しい魚を入れる→また死ぬ」という、特に初心者にありがちな悪循環を断つことが出来ないんじゃないかと思うんですよね。

以前、私は「白点病に罹った魚に白点が出るのは、人間が蚊に刺されたときに皮膚が赤くなるようなものだ。」と言っていた事があって、事実としては全くの誤りだったのですが、白点病の“治療”(より正しくは白点虫の駆除?)を考える際には、むしろそれくらい誤った認識でいる方が有益なんじゃないかと思っているくらいです(←負け惜しみ?(^_^;;)
[6524] RE:RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報にんにん 2006-04-07 01:05
放蕩息子様

>>白点虫が鱗の内側と外側にいる場合がある
これについては、私が強調するまでも無い事と思いますが、付け加えると、白点虫は鱗を食べて栄養を取っているのではなく、鱗の内側の体表を食べていることが観察からも明らかでした。つまり、例のプラケースで採取した白点虫のなかには、小さな青い色素の斑点を体内に含むものが見られたましたが、青い色素は、寄生されたウズマキのものであったと思われます。

白点虫をフラスコに入れて、1週間くらいほったらかしたのち、シストを針で突付いて仔虫を飛び出させたのが、私のブログの最初の画像です。あのとき、実は仔虫が出てきたシストは少数で、大部分は水生菌の類がたかり、ぐずぐずに食害されていました。白点虫にとってフラスコは劣悪な環境ですが、このことから、「白点虫も所詮淘汰圧の脅威に曝されている」と感じました。ちゃんとしたライブロックなどに付着したら、白点シストはライブロック表面の微生物の格好の餌になりえます。
ですから、白点虫のシストの耐久により蔓延の再燃の危険性が言われることもありますが、私は、それほど脅威ではないと思います。多分、一般に白点虫の蔓延が再燃する原因は、耐久シストの孵化はあまり多くなく、飼育者のオペレーション、特に治療が完全でないのに安心して再燃したとか、新魚を追加したなどが原因ではないかと思います。白点虫は見えない状態がありますし、目立つまでには潜伏期間的なものがあり、原因をさかのぼることが難しいことも多いでしょう。

ところで、白点虫のうごめく様を写した、衝撃!の動画も持っているんです。2.2MBあり、動画はブログにも貼り付けられません。公開することはやぶさかではありませんが…放蕩息子さん、何か良案はありませんか?
[6526] RE:RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報放蕩息子 2006-04-07 17:26
にんにん様

>実は仔虫が出てきたシストは少数で、大部分は水生菌の類がたかり、
>ぐずぐずに食害されていました。
なるほど。重ね重ね興味深いお話をありがとうございます。シストの耐久性の問題とでも言えば良いのでしょうか。「耐性卵」という呼び方もしますし、実際に薬品などの影響も受けにくいということから、非常に強いもののように思っていたのですが、その耐久性についても疑問があると。
今改めて読み返してみると、にんにんさんのブログには既にそのことが書かれていたわけですが、私はつい読み逃していた(と言うか、きっと読んではいたのですが、ほとんど重要視せずに忘れてしまった)ようです。

実際のところ、白点虫のシストの食害については、私も従来から否定していませんでしたし、食害されることも多いだろうとは考えていたのですが、私の感覚では「生き残るもの>食害されるもの」という程度でした。それが「食害されるもの>生き残るもの」(しかも圧倒的に?)という感覚は、やはり実際に観察した経験があるかないかの差が出ますね(^_^;;。

実は以前から、私は休眠シストの脅威を過大に評価する傾向がありまして、例えば箱福さんなどは既に呆れていらっしゃると思うのですが(苦笑)、実際にシストを顕微鏡観察されたにんにんさんから
>それほど脅威ではないと思います。
と言われてしまうと、流石の私も「旗色が悪くなって来たなあ…(´・ω・`)。」と、認めざるを得ないです(笑)。

ただ、
>一般に白点虫の蔓延が再燃する原因は、…
>飼育者のオペレーション
が主な原因であるという認識には、私も全面的に賛成です。仰るように、白点病の症状が、実は発生しているにも関わらず気付かずに過ごしていることが多いのだろうと思っています。
それでも時々、ベテランの飼育者の方でも、「新しい魚の追加をしていないのに、底砂掃除をしたら白点病が発生した。」と仰る方がいらっしゃるので、それが事実であるとの前提に立った時に、白点病再発生の原因の説明としては、シスト休眠が最も妥当なのではないかと考えました(し、今も考えています)。

それに何より、魚や飼育者の立場ではなくて、白点虫を中心に考えたときに、この「耐性卵による休眠」というシステムは実に“魅力的”なんですよねぇ…(^_^;;。「あぁ、なんて良く出来ているんだ!」と、感心してしまうのです(←この辺、実際に白点病で悩んでいない人間ならではの、お気楽な部分。申し訳ないことです(^_^ヾ)
白点虫の生存戦略の中で、シストの休眠は非常に重要な意味を持っていると思いますので、是非どなたか、このシストの休眠について、突っ込んだ研究をしていただきたいものです。(たとえ直接的には、白点病の“治療”や再発防止に役立たないとしても、ね(^_^;;)

ところで、
>衝撃!の動画
これ見たい!のですが、どうしたら良いんでしょ?(^_^;;。

幸い(かどうかは若干疑問を持ちつつも(^_^;;)、私のサイトの容量にはまだまだ余裕がありますので、いったんデータをお預かりした後、私の方からウチのサイトのスペースにデータをアップして、皆さんに見ていただくようなことも可能なはず(にんにんさんのブログからは、そこにリンクを這ってもらえば良い。)とは思うのですが…。
具体的な動画の公開方法が、私に分かりません(爆死)。

多分、私が持っている(けどほとんど使っていない(^_^;;)「ホームページビルダー」(V9ですが(^_^;;)には、動画を公開する機能もあるらしい…。ので、今度ちょっと、マニュアルを引っ張り出して来て、研究しますね。少々お待ち下さい。(しかしこれ、かなり情けなくて恥ずかしいなあ…(^_^;;。)
[6529] RE:RE:RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報にんにん 2006-04-07 21:05
放蕩息子様

もし、白点虫症が再発したばあい、その白点虫の由来は、ステルス的な感染が続いていたからかもしれないし、新魚のせいかもしれないし、シストからのハッチアウトからかもしれません。それは、ケースバイケースでしょう。

ただし、確実にいえるのは、白点虫の増殖する条件が、残念ながらその水槽にあることです。白点虫が目に見えてくるためには、増殖を繰り返すことが必要です。仮に、白点虫の増殖がうまくいかない条件が水槽に備わっていれば、新魚を追加したところで顕在化する前に白点虫数が減少し、自然に終息するでしょうし、こういう状態に持ち込むのが白点虫症治療の最終目的だと思います。すなわち、白点虫症に悩まされるということは、飼育技術も水槽の環境もまだ完全ではない、足りない部分があるということを示します。

白点が見え、蔓延したときは病魚の看護や、水槽内の白点虫の除去を試みるところまでは一般的なステップですが、同時に白点虫が増加してしまう条件を改善変更するということはあまり真剣に検討されません。魚のかりそめの治癒で安心するのも分からないではありませんが、再発の真の原因はここにあるのではないでしょうか。

このように考えると、白点虫症の治療は、それのみ取り上げて議論してもあまり効果が期待できないと思います。つまり、各自の水槽を俯瞰し、白点虫の生態や性質を理解し、散々考えた上で自分の解釈と対処方法論を見つけてこそ、自分の水槽における最適解が見つかるはずですし、その過程は飼育者を大きく成長させるとも思います。だからこそ、ベテランの皆さんは白点虫や白点虫症に関する独自の意見をお持ちのはずです。ただし、白点虫症と闘うに当たって必要な、白点虫に関するデータや生態についての情報が十分でないことは私も感じましたので、観察の結果を開示したいと思い、ブログに掲げました。

さてさて、衝撃映像については、後ほどメールにて送付したいと思います。衝撃を受けていただけたら、ぜひとも放蕩息子さんのHPにて公開くださいw
[6532] RE:RE:RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報放蕩息子 2006-04-08 21:36
にんにん様

仰ることに全く同意です。私は以前から「白点病は魚の病気ではなくて、水槽の病気だと考えた方が良い。」と言っていて、これも事実としては「水槽の病気」なんてものはないわけですが(不良品の水槽はあるでしょうか、笑)、白点病対策と言うのは、「魚」にばかり注意を集中するのではなく、水槽環境全体を考え直さなければならないという点では、にんにん様が書かれたことと共通するのではないかと思います。

ところで、
>衝撃映像
ですが…。

ありがとうございます。見ました。凄いですね。意外に早く動くものですね。
とっても面白いので、是非公開させて頂きたいと思いますが、えーっと、動画のアップの方法が…(^_^;;。
とりあえず、ちょっと見てみたらやはり、「ホームページビルダー」に動画を自分のサイトで公開するためのソフトが附属しているようですので、ちょいと研究します。
多分、早くても1週間後の公開になると思いますが(^_^;;、少々お時間を下さい。
また、ご興味のある方、もうちょっと待って下さいね。>ALL

(しかしまあ、白点病の経験がない私のサイトに、こうして白点病情報が集まってくるというのは、よくよく考えると面白いことですけどねぇ…笑)
[6535] RE:RE:RE:RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報にんにん 2006-04-08 23:27
放蕩息子様

画像を見ていただき有難うございます。おっしゃるとおり、白点虫は思ったよりもかなり速く這い回っていますね。これを見ると、魚には相当ストレスを与えやがったなと思います。

ついでに、miniminiさんの掲示板でも書いたかもしれませんが、関連するエピソードを2,3述べたいと思います。

あれは、白点虫蔓延がエスカレートして、特にウズマキの体表が荒れてしまったために、エルバージュで感染症の治療をしようと、プラケースで一晩隔離した翌朝でした。水底に粒のそろった白い何かが、多数プラケースの中央付近に集まっていたのです。そこで、とりあえずスポイトで少し採取し、顕微鏡でのぞいてみると、あのうにうにが...

形といい大きさといい、見ているものが白点虫であることはすぐに理解しましたが、あまりの数とリアリティに鳥肌が立ちました。
奴らは昼過ぎには緩慢になり、球形のシストに変態していました。

その後、フラスコに入れてシストを飼育したり、まだ動いている奴に淡水やイソジン希釈液を浴びせて、パンクする様子などを見たりして、実に興味深い観察体験でした。

今回は放蕩息子さんに動画を押し付けて申し訳ありません。私もどうやってHPに組み込むのか良く分かりませんが、ご健闘いただけるものと楽しみにしています。よろしくお願いします。
[6538] RE:RE:RE:RE:RE:返信遅れてすみません 投稿者情報放蕩息子 2006-04-09 15:20
にんにん様

>実に興味深い観察体験でした。
ちょっと不謹慎かもしれないですけど(^_^;;、面白そうですねぇ。私も白点虫の実物を見てみたいですけど、白点虫に寄生された魚は見たくない…(笑)。
魚病学の専門家でもまだ実際の魚体を使わずに、培養液などの中で白点虫の培養に成功した人はいないらしいので、当分、実物を見るのは無理かな。というか、やっぱり見たくないですね。ビデオで我慢します(笑)。

>私もどうやってHPに組み込むのか良く分かりませんが
とりあえず、附属ソフトのヘルプを見ながら、貼り付ける方法は分かってきたのですが、やたら画像が荒れたり、画面が小さくなったり…。いただいたビデオそのままの再生が出来ません(^_^;;。
ひとつ気長にお待ち下さい(苦笑)。

[6513] 自分の事を棚にあげて 投稿者情報人類の一部 2006-04-06 12:09
人間が他の生き物を身の回りに置きたいと思った時点で既に自分本位にものを見ている。
そうは思わないかね。
[6514] 僭越ですが 投稿者情報トンヌラ 2006-04-06 12:35
人類の一部様
>人間が他の生き物を身の回りに置きたいと思った時点で既に自分
>本位にものを見ている。
>そうは思わないかね。

人間の回りには必ず他の生き物がいます。「自分本位な個人の欲望」と「周囲への配慮」とのつりあいの支点をどこに置くのか。
そう思います。
[6515] これまた僭越ですが・・・ 投稿者情報もぐもぐ 2006-04-06 18:46
人類の一部様

師匠のレスが付いたあとでは、私なんぞぐうの音も出ないでしょうから、急いで言いたい事だけ言わせていただきます。

確かに身の回りに他の動物をおきたいと考えるのは、人間の勝手なエゴでしょう。自分から人間に飼われたいと思う野生動物なんていないでしょうから。それはそうとして、人類の一部さんが仰りたいのは、「自分本位の考えで動物を飼育することは、動物がかわいそうだからダメだ」と言うことでしょうか?

他の生き物を身の周りに置かなかったからと言って、その人が人間以外の動物に縁らないで生きて行けるわけではありません。例えば、人類の一部さんは病気になったら薬を飲みますよね?その薬を一つ開発するのに、何百、何千と言う数の動物が犠牲になっています。間違いなく。自分が動物を飼わないからと言って、動物に迷惑をかけずに生きていると考えるのであれば、それはとんだ思い違いです。

当たり前の話ですが、多くの動植物に養われて(自然から受ける恩恵に対して仇で返すような人類ですから、「養われている」との表現が適当でしょう)初めて人間は生きていけます。トンヌラさんが仰るように、好むと好まざるとにかかわらず、人間の周りには人間以外の多くの生き物が必要なのです。そうした生き物たちに支えられて我々人間は生きているわけです。でも、現代社会の生活の中でそうした事を意識する機会はほとんど無いですよね。自分で動物や魚を殺さなくても、綺麗にパック詰めされた状態で手に入りますしね。ともすると人間は人間だけの力で生きているような気分になってしまう。誰でもそうだと思います。

でも、それではイケナイのです。自分たちが生きていくのに、どれだけ他の生き物の世話になっているのか。延いては、自分たちが豊かに生きていくためには豊かな自然が必要不可欠なのだという事を十分に認識しないといけないのです。こうした事は教科書で読んだから、人から教えてもらったからと言って身につくものではないのです。単なる知識としてではなく、自分の感覚として身に付けるためには、もっともっと生き物を身近に感じ、それを取り巻く自然環境に思いを寄せるべきなのです。生き物の強さと弱さ、自然環境のしたたかさと脆弱さを学ぶべきなのです。生き物の飼育を否定する事は、こうした事を学ぶ大切な、数少ないチャンスをつぶす事になるのではないでしょうか。

ちょっとキツイ言い方ですが、私に言わせれば「動物飼ってないから私は自分本位じゃない。動物に可哀想な事していない」と言う人は、動物の犠牲の上にのうのうと生きながらそれを認識しようとせず、何も見えていない、何も見ようとしていない人だと思います。
[6516] 放蕩息子さんは受け入れるだろうけど、私は、はっきり言ってウンザリ(~_~;) 投稿者情報プアマリナ 2006-04-06 21:32
もう良い加減うんざりなので、放置しようかなとも思いましたが(^_^;)
自然の恩恵である生き物の飼育という“趣味”を楽しむのなら、貪るだけではなく、せめて「多少なりとも配慮しようよ」と。飼育という趣味は、我々だけが楽しむのではなくて、「次世代にも残そうよ」と。そういう意味のことを、色々な側面から述べているだけで、誹謗や中傷は疎か、批判さえしていないのですがね、放蕩息子さんは。
だからこのスレは意味不明。自分のことを棚に上げてもいないし、「棚に上げて」の後に何が続くのかも理解不能です。

この“飼育という趣味”や“自然観察という趣味”に甚大な脅威を与えているペット業者が複数います。
それらの業者は、「自然と触れあうことの少ない現代人のために(汚名を被っても幸せを与える)」などと開き直って、わざと生き物がすぐ死ぬような情報を流し、有り得ないレベルの過密飼育を薦めています。
普通なら遠慮すべき生き物の“繁殖期”に、根こそぎ“希少な生き物”を捕獲し、あろうことかオークションで値を吊り上げたりしています。
それに対して(責めたり詰ったりせずに)少しの配慮をお願いしただけで、「開発による環境破壊の方が酷いじゃないですか」とか「他の業者はもっと酷いことやってるじゃないですか」とか逆ギレします。どいつもこいつも判で押したように。
「自分のことを棚に上げる」とは、正しくはこのことを指しませんか? 少なくとも平易な日本語ではそうです。

あなたが、その“狭量な正義”を振りかざすのに、全く相応しくない場所だと思うのですがね。この板は。
[6519] RE:自分の事を棚にあげて 投稿者情報放蕩息子 2006-04-06 23:31
人類の一部様

はじめまして。良い書き込みをありがとうございます。
私がのうのうと隅田川の水上バスでの花見なんぞを楽しんでいる間に(中々良い花見でした。笑)、沢山の方がレスを入れてくださいましたので、いまさら私から追加するようなこともないのですが(^_^;;、ひとことだけ。

正直、どのような理由でこうした問いかけをして下さったのか、人類の一部さんの意図を正確には測りかねているのですが、書き込みのタイトルと本文をつなげて読む限り、人類の一部さんはおそらく、私のサイトの内容(記述)に批判的な立場から書き込みをされているんですよね?ところが、人類の一部さんの書き込みを読むだけでは、具体的に私のサイトのどのような部分に賛同できないのか、批判されたいのか、判断できない状況です。人類の一部さんの問いかけ
>そうは思わないかね。
に、直接的に、素直に回答するならば、私の答えは
「おっしゃる通りです。全く同意です。」
ということになりますが、多分、人類の一部さんが私から引き出したいと考えられた回答は、そういうことではないんですよね?

ですので、今のままだとどんな回答をしても、おそらく、焦点の合わない回答になってしまうでしょう。次回は是非、「このページのこの辺がおかしい」とか、「ここは賛同できない」とか、具体的にお話いただけると嬉しいと思いますので、是非よろしくお願いしますm(_*_)m。

ただ、プアマリナさんは
>全く相応しくない場所だと思うのですがね。この板は。
と、書かれていますが、私はそのようには思っていませんよ。むしろ、人類の一部さんが私のサイトに批判的な立場から書き込みをして下さったということは、非常にありがたいし、またとても嬉しいです。なぜなら、そうした批判があってこそ、私自身、改めて自らを戒めることが出来るし、また、トンヌラさんにせよ、もぐもぐさんにせよ、あるいはプアマリナさんでさえ、改めてご自分のお考え、ご自分のスタンスを確認できるからです。
(「もう十分確認できているから、いまさら不要!」とか言わないように。笑)
「良い書き込み」だと思うのは本心からですから、その辺、誤解のないようにお願いしますね。

正直なところを言えば、多分、人類の一部さんが感じられた私のサイトに対する批判であったり疑問点であったりと言うのは、今までにも何回も、このBBS上でも議論されたことの、悪い言い方をすれば“蒸し返し”に過ぎないのではないかな?と思う部分もないではありません。しかしこの類の議論は、一度議論したらそれで良いということではなくて、何度も何度も蒸し返すことも大切だと思うんですよね。その度に新たに、こうした問題について考えていただける方の数も増えていくわけですから(たとえ数は少なくても。)

ですからこれからもどんどん、書き込んで下さいね。大歓迎です。ただしその代わり、今度は具体的に「どこそこが気に入らない。」と書いて下さい(笑)。どうぞよろしくお願いしますm(_*_)m。
引き続いての書き込み、是非お待ちしています。
(ただまあ、「全部気に入らないんだよ!」と言われちゃうと、議論が前進しないので、ちょっと困っちゃうんですけどねぇ…(^_^;;)
[6521] 私の回答 投稿者情報delphinus 2006-04-06 23:53
私の回答は「そう思うよ」です。

このスレを立てた方は「YES or NO」の二者択一を求められていますので、これ以上を答える必要は感じませんし、答えるつもりもありません。ただ、せっかく哲学的な問いを示唆的に発してくださったのですから、私も示唆的に一言だけ付け加えます。

「生き物」には「人間」も含まれることをお忘れなく。
[6525] 陰黠な行為にウンザリしてる訳でして 投稿者情報プアマリナ 2006-04-07 12:17
放蕩息子さん、ちょっと拘りますが、ウンザリというのは“意見”に対してではなくて、この手の(読みもしないでレッテル貼りして)書き逃げする卑しい行為に対してです(^_^;)
良い機会だと思って回答しても、全然返事くれないでしょ? どいつもこいつも。
私は正義とか悪徳とかを判断する立場にないし、もとより考え方なんて人それぞれで良いと思ってますけど、何を行うにしても“卑劣”なのはイカンと、そう思うんです。
全く。
「考えは解ったけど、貴方のやり方には賛成できない」だとか「私は隠れてコソコソ業者批判しない」だとか、御説は丁重に承りますがね。やり方って何?業者批判なんて陰でも日向でもしたことないってば(`O´)
…という鬱憤が溜りに溜っておりまして、最近(^_^;)
でも、冷静になって考えてみると、官公庁や業者やオークション運営者に質問するにしても、私の場合は「どうせ返事くれないだろ?」と決めてかかっている自分がある訳で。
その目で放蕩息子さんを見ると、あくまでも事実関係を見極めようと努力されている姿が映ります。見習わんとイカンなぁと思うわけです。
それなのに、この卑怯者でしょ? この手の次から次に湧いて出る正義漢ども、一体何が目的なのかとウンザリするんですよね。

それなりのことが言いたい。または知りたいのなら、捨てハンで為にする書き込みする訳がないです。
コテハンで滔々と自説を披露されてもウンザリすることありますけど(^_^;)
[6523] RE:自分の事を棚にあげて 投稿者情報 2006-04-07 01:03
人類の一部様
>人間が他の生き物を身の回りに置きたいと思った時点で既に自分
>本位にものを見ている。
>そうは思わないかね。

全く仰る通り、異論を唱えようもありません。
ちなみに人類が自分本位でなく、他の生き物本意で物を見るとすると、現状では増えすぎた人類は自然やそれを構成する生物に取って脅威でしかありません、その為に研究者と呼ばれる方や専門家と呼ばれる方は自然と人類がいかに上手に共生出来るか考え、飼育家と呼ばれる方が一般の受け皿として、又時には提唱者として活動されていたりします。

もしもとり急ぐのであれば、対策は人類が地上から激減する他は無いでしょう。
現実性を持って考えれば未だ人類は地球から離れて存続出来得るテクノロジーを持ち合わせて居ない為、人類の淘汰という怖ろしい手段を用いる他は無いようで・・・悲しくもあります。

ところでスレ主さんは人類の命よりも自然第一の極左テ●リ●トな方でしょうか?
それとも自然の為に自らの命を絶たれようと崇高(?)な意思をお持ちの方なのでしょうか?
旅立たれる前にせめてどこかへの書き込みをと思われたのだとしたら、スルーするのもあまりに無情だと思い、拙い文ですがレスを付けさせて頂きました。(礼
[6527] RE:自分の事を棚にあげて 投稿者情報放蕩息子 2006-04-07 17:28
プアマリナ様&皆様

放蕩息子@今朝間違えて左右違う靴を履いたまま会社まで来てしまった男、です(^_^;;。
(退社時間になるまで気付かなかった…。)

>コテハンで滔々と自説を披露されてもウンザリすることありますけど(^_^;)
えーっ!それは私ですか?(^_^;;

という話はまあ、とりあえず、おいといて…(^_^;;。

>…という鬱憤が溜りに溜っておりまして、最近(^_^;
まあ、色々ご苦労されていますのでね。プアマリナさんは。心中お察しいたしますm(_*_)m。

でもウチのサイトでは、幸か不幸か(?)、まだまだ数が少ないので、たまにはこういう書き込みがあると良い刺激になるんですよ。実際のところ、純さんみたいに、普段中々出て来てくれない人が書き込んでくれてたりするじゃないですか(笑)。
(もちろん、2chみたいになるのはイヤなんですけどね(^_^;;)

あとは本当に、人類の一部さんが、もう一度書き込んで下さること。そうなれば本当に嬉しいです。「袖擦り合うも他生の縁」というくらいですので、是非「縁なき衆生」となりませんように。それを願いたいですね。

実際のところ(人類の一部さんが当てはまるのかどうかは、まだ分かりませんが)、“書き逃げ”をする人の心理というのは、私にも良く分からない部分はあります。ただ最近、知ったのですが、「他人を見下す若者たち」という本(講談社現代新書)が話題になっているんですって?私自身では余り読む気にならないのですが、朝日新聞の書評によると、そういう
>「自分以外はバカ」という態度
みたいなものも、
>攻撃的に見えて、実は過剰に自己防御的なのではないか。
てなことらしいですよ。

つまり、たとえ“書き逃げ”だとしても、“書き逃げ”されたということは、その“書き逃げ”した人に対して、何かアクションを取らざるを得ないほどの影響を与えたという風にも解釈できます。(もちろん、極めて自己中心的な、都合の良い解釈ですが。笑)サイトの製作者としてはむしろ喜ぶべきかもしれないですね。
[6528] RE:RE:自分の事を棚にあげて 投稿者情報もぐもぐ 2006-04-07 18:24
放蕩息子様、皆様

>もう一度書き込んで下さること。そうなれば本当に嬉しいです。
本当ですね。
でも、書き込みはしなくても、見てくれているのではないかと私は思っていますよ。だって自分の書き込みの結果が気になるじゃないですか。普通は。放火犯は現場に戻るって言うし(例えが悪過ぎるか・・・失礼)。それに、この方が見てくれなかったとしても、他にもこのやり取りを読まれる方はいらっしゃるでしょうし、意味のある事だと思っています。

人類の一部さんの書き込みの表題「自分の事は棚に上げて」とは、ご自身のことを指しているのではないかと考えていました。つまり、ご自身も何かの飼育をされていて、でも飼育と言う行為に漠然とした疑問も感じている・・・その自問する気持ちが「人類の一部」と言うHNに表れているような気がします。ま、私の勝手な妄想ですが・・・。

と・こ・ろ・で、
>放蕩息子@今朝間違えて左右違う靴を履いたまま会社まで来てしまった男、です(^_^;;。
うわ〜、やりますね、師匠(笑)

[6531] RE:RE:自分の事を棚にあげて 投稿者情報放蕩息子 2006-04-08 21:35
もぐもぐ様

>人類の一部さんの書き込みの表題「自分の事は棚に上げて」とは、
>ご自身のことを指しているのではないかと考えていました。

そう、私も実は最初はそう思ったのですが、それだとなんとなく全体の意味が通じないかな…。と。
むしろこの自分=私であろう。と考えました。
が、本当はその辺も説明して欲しいところなんですけどねぇ…(^_^;;。
まあ書き込みを強要するわけにも行かないので、仕方がないですけど。

>うわ〜、やりますね、師匠(笑)
やっちまいましたよ。昨日はそのまま、終電まで会社にいました(^_^;;。まあ、両方黒い靴だったので、遠目には分からないみたいみたいでしたが…。
帰りの終電も混雑していたので、足元が目立たなくて良かったです(笑)。

[6530] 里子 投稿者情報トンヌラ 2006-04-07 22:58
今週、メインタンクを撤去しました。

先月の半ばあたりから周囲に打診したりして、もらい手を捜していたのですが、それが決まったので今週一気に里子に出しました。
メインタンクにいた生体で残したのはチリメンヤッコのみです。(ウ○チ出ました)
スパイン夫婦は知り合いのお店なので、いつでも会いにいけますが、残りはショップの方に斡旋してもらったので見ず知らずの方です。
ゴメンよ、みんな。(T_T)/~~~

あとは前スレの続きです。

>水道法の水質基準ですと、「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」で「10mg/L以下であること。」と言うことらしいので、ほぼほぼ水質基準ギリギリという感じでしょうか。

これはですね、人づてなのですが、「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素濃度」と、「硝酸塩濃度」の数値は別に換算式があって、

「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素濃度」×4.4≒「硝酸塩濃度」

らしいです。
「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」ってのが曲者で、その中に含まれる窒素だけの濃度らしいのです。硝酸塩の式量が62に対し、硝酸の原子量が14で、およそ4.4倍とのことでした。
ですから、10ppmどころかそれ以上だってあり得ますよね。ウチの自治体の水道局の最近の報告では「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」は、大体2.0mg/L強なので、やはり10ppmくらいですね。

ps.にんにんさんのスレ、とても興味深い内容です。
[6533] RE:里子 投稿者情報放蕩息子 2006-04-08 21:36
トンヌラ様

>今週、メインタンクを撤去しました。
そうですか。お疲れ様でした。さすがに少々寂しいですね。(チリメンの便秘解消は目出度かったですが…。)

しかしまあ、これは次の「ジャンプ」のための準備だと思いましょう。「伸びっぱなしじゃ疲れてしまう。」とか、そんな感じのCMがありませんでしたっけ?言ったり来たりしながら、時間を掛けて前進していければ良いですよね。

ところで…。

>「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素濃度」×4.4≒「硝酸塩濃度」

そうなんですか。この辺、苦手なことがバレバレですねぇ…(^_^;;。
テトラの試薬にも「硝酸態窒素濃度」と「硝酸塩濃度」は違うように書かれているので、漠然と「どう違うのかな?」とは思っていたのですが、具体的に確認していませんでした(苦笑)。

しかし、とすると、
>「硝酸態窒素及び亜硝酸態窒素」で「10mg/L以下であること。」
というのは、NO3で44mg/Lですか。まあ、確かにそれくらいでも人間には影響はないと思いますが、ミドリイシは育ちませんねぇ…(^_^;;。
[6534] RE:RE:里子 投稿者情報トンヌラ 2006-04-08 23:16
放蕩息子様
こんばんは。

>時間を掛けて前進していければ良いですよね。

本当に情けない大失態なので、大目玉を覚悟して書き込みました。
それなのに温かいお言葉を頂き、何と言って良いやら・・・(T_T)

そんな私を尻目に、水槽では体調の戻ってきたチリメンが回りのチョウたちを蹴散らし始めました。トゲが一番おびえているような・・・思うようにはなりませんね。(-_-;)

最後に撮った写真です。
[6537] RE:RE:里子 投稿者情報放蕩息子 2006-04-09 15:19
トンヌラ様

>本当に情けない大失態なので、大目玉を覚悟して書き込みました。
いやいや、そんなことはないですよ。そりゃ最初から失敗しないで済めばそれに越したことはないんでしょうけど、私はむしろトンヌラさんが色々と考えた結果、戦線縮小を決意されたことを評価します。太平洋戦争の日本軍やイラク戦争のアメリカじゃないですけど(^_^;;、戦線縮小というのは最も難しい決断ですからね。

>水槽では体調の戻ってきたチリメンが回りのチョウたちを蹴散らし始めました。
ははははは(^_^;;。戦線縮小したからと言って、何もかも上手く行くという訳じゃないですね(苦笑)。
でもやっぱり、混泳は最後まで残る“高い壁”だと思いますので、頑張って下さい。ヤッコとチョウの混泳ということになると私には何も言えませんので、応援くらいしか出来ないですけど(^_^;;。
[6540] RE:里子 投稿者情報りょうパパ 2006-04-10 23:41
トンヌラ様こんばんわ
里子の件、寂しい思いと辛い思いをされたみたいですね(;_;)
これからは心機一転気持ちを切り替えて低空飛行でお互いがんばっていきましょう!
何を書いて良いのかよくわからないですが、とにかく気を落とさないでください!!
[6542] RE:RE:里子 投稿者情報トンヌラ 2006-04-11 22:40
りょうパパ様

>何を書いて良いのかよくわからないですが、とにかく気を落とさ
>ないでください!!

ありがとうございます。m(__)m

今回のことはまさに「身から出たサビ」ですので、同情の余地はないです。
それでも、こうやってココに書き込むと誰かが少しでも「反面教師」的に参考にしてくれるのではないかって、それをもって魚たちへのせめてもの罪滅ぼしにでもなればって・・・(T_T)

でも泣き言はこのへんで終わりにしなきゃ、せっかくの掲示板を盛り下げっぱなしでは、ホントお師匠様に申し訳が立ちませんね。

元気出します。(^。^)
[6543] RE:RE:里子 投稿者情報放蕩息子 2006-04-12 14:06
トンヌラ様&りょうパパ様

以前にも書いたかもしれないんですが、最近の私の個人的なキーワードは「持続可能性(sustainability)」なんですよ。
「持続可能性」と言うとすぐに「環境問題」という話になるのですが、「持続可能性」の概念というのは何も、環境問題以外には使えないというものではなくて、むしろ、もっと色々な事象に「持続可能性」という視点から見直しを進めた方が良いのじゃないかと思っているのです。

例えばその一つが、「持続可能な商売」(^_^;;。
弊サイトでもしばしば話題に取り上げていますが、“生物玩具”みたいな商売や、“ニモ”の乱売など、極めて短期的に利益を上げることが目的になっていて、その商売を長期的に持続・継続させていこうという視点が欠けているように思えてならないのです。だってそういう商売(ビジネス・モデル)は、いずれ破綻することが明らかですから。自分以外の他者(人間以外も含む)に、不当な“コスト”を押し付けておいても、とりあえず稼げるウチに稼いでおいて、「破綻したらまた別の商売を始めれば良いや。」というのが最近の主流なんですが、本当にそれで良いのかね?と思うわけです。

で、私は同じように、「趣味の持続可能性」というのも考えた方が良いんじゃないかと思うんですよ。

バーッと熱中する。ある瞬間、時間もお金も注ぎ込んで、でもしばらく後に熱が冷めてすっかり飽きてしまう。
そういう趣味もあるでしょう。それを全て否定するわけじゃないですけど、そればっかりで良いのかと。
特に生き物を飼うという事は、良く言われることですが、「飼い主の責任」という問題がついて回りますから、あまりに刹那的なものでは困る。出来るだけ「持続可能性」が高いものであった方が良いと思うんですね。

で、前置きが凄く長くなりましたが(笑)。

トンヌラさんも、りょうパパさんも、その他の皆さんも、どんなお仕事でどんな経済状態か存じ上げませんけど、決してお金を湯水の如く使える大金持ちじゃないですよねぇ?
いや、大金持ちならば、是非少し分けて欲しいんですが…。じゃなくて(爆)。

まあ普通の庶民の分際で「下流社会」の一員として(笑)日々暮らしている私としては、海水魚飼育の「持続可能性」を高めようと思うと、「低空飛行」になるのは自然なことじゃないかな。と思うのであります(^_^;;。

だから、今回のトンヌラさんの決断も私は、トンヌラさんが、海水魚飼育の持続可能性が高まる方向にシフトチェンジしたのだと考えているんですよ。だからこそ評価するんですけどね。

もちろん、何事であれ、永遠に持続するものなどはないです。自然環境ですら。しかしだからといって、持続可能性など考えなくても良いというのであれば、「人間なんていずれ皆死ぬんだから、病気になったって治さなくても良い。」という暴論さえ成立しますよね。そうでなくて、少しでも「持続可能性」を高める方向に努力する。そのベクトルが大切だと思います。

例え超低空飛行でも、出来るだけ長く続けられるように頑張りましょうね。
[6544] RE:RE:RE:里子 投稿者情報りょうパパ 2006-04-12 22:28
放蕩息子様こんばんわ

>トンヌラ様&りょうパパ様
>以前にも書いたかもしれないんですが、最近の私の個人的なキー
>ワードは「持続可能性(sustainability)」なん
>ですよ。
同感です!!なんて偉そうに言いたいのですがとちらかというと一気に沢山のお金を使えないので自然と低空飛行状態になってしまっているというほうが自分には合っているかもしれません(^^ゞ

>バーッと熱中する。ある瞬間、時間もお金も注ぎ込んで、でもし
>ばらく後に熱が冷めてすっかり飽きてしまう。
>そういう趣味もあるでしょう。それを全て否定するわけじゃない
>ですけど、そればっかりで良いのかと。
今まで色々な趣味に手を出してきましたが、やっぱり癒し系の趣味が一番長く続くんだと思いました。
楽しさだけを追求する趣味って限度が無いし刺激は慣れれば更に強い刺激を求めるようになるじゃないですか(^.^) 結局無理が出てきて続かなくなるんだと思うんです。

>トンヌラさんも、りょうパパさんも、その他の皆さんも、どんな
>お仕事でどんな経済状態か存じ上げませんけど、決してお金を湯
>水の如く使える大金持ちじゃないですよねぇ?
お金持ちだったら180センチ水槽でも欲しいんですけどねぇ(^^ゞ

正直にこのサイトに出会えて、放蕩息子さんはじめみなさんに出会えたことで私には持続可能性への大きな第一歩だったんだと思いました。(^_^)v
[6546] RE:RE:RE:里子 投稿者情報放蕩息子 2006-04-13 14:36
りょうパパ様

>一気に沢山のお金を使えないので自然と低空飛行状態になってしまっている
ははははは(^_^;;。そりゃ私も同じ(爆)。

それと、実は私、海水魚を買い始めた頃、同じ会社の先輩に「オレはイニシャルコストに70万円掛けた。」と言われまして、今ではその人は転職して言ってしまったのですが、その時に「何をコノヤロー!」と思った反抗心が未だに残ってますね(^_^;;。「オレは金を掛けずに飼ってやる!」ってね(笑)。

>さんはじめみなさんに出会えたことで私には持続可能性への大きな第一歩だった
これは私も思いますね。
BBSを通じて色々な水槽のお話を伺うので、もちろん自分の水槽じゃないんですけど、半分くらい、自分自身も新しい水槽を立ち上げているような気分になれます。常に刺激がある。
と、言いつつ、自分の水槽ももっと手を入れてあげないといけないなあ…。と思うのですが…(^_^;;。

[6536] 売り方について 投稿者情報☆Akua☆ 2006-04-09 10:04
はじめまして(^O^)/

僕のHPの日記にも書いたのですが
オカヤドカリがヒドイ売り方をされていました。
砂は少ないしカラカラで、餌と
水はない。。。なんてヒドイんだ!
[6539] RE:売り方について 投稿者情報放蕩息子 2006-04-09 15:23
☆Akua☆様

はじめまして。書き込みありがとうございます。テトラさんのサイトに書き込みをされていましたね。

本当はオカヤドが販売されるにはまだ時期が早いのですが、既にそんな状況のお店がありましたか。出来ればその場でクレームを入れられると良かったですが、正直、勇気のいることですので、中々出来ないですよね(^_^;;。(きっと私も出来ないです(^_^;;)
でも、もし良ければ、どこのデパートでのことだったか、直メールで教えていただけないですか?可能であれば私も確認して、何かしらの行動が取れれば。と思います。(と言っても、抗議メールを書くくらいのことだと思いますけど…(^_^;;)。

それから、折角オカヤドカリに興味を持っていただいたので、出来れば「お店でどんな風に売られているか」ということを気にするだけではなくて、自然のオカヤドカリがどんな場所で、どんな風に暮らしているのか、そのことも是非、良く勉強して下さい。そうすると、オカヤドカリを守るために、何が必要になるのか、良く分かると思います。

例えばオカヤドカリは陸上で暮らしますが、卵は海に生みますよね?そして卵は海で孵り、子供が砂浜に上陸して、その周囲の陸上、森の中などで暮らします。普段は雨水のような真水を飲みますが、時に海水浴も必要です。脱皮は砂の中に潜ってしますし、冬の間は枯葉などの下に隠れて寒さをしのぎます。そう考えると、1匹のオカヤドカリが健康に暮らすためには、海が汚れてはいけない。砂浜も汚れてはいけない。海の近くに森がなくてはならず、その森も汚れてはいけない。コンクリートの護岸などもっての他。雨水が汚れてもオカヤドカリは生きていくことが出来ません。

そんな風に考えると、1匹のオカヤドカリが生きていくためには、海も砂浜も森も、とっても広い範囲に健康な自然が保たれている必要があることが良く分かると思います。また、そうした健康な自然の中で生まれ、育つオカヤドカリという生き物が、とても貴重な生き物であることも感じられるのではないでしょうか。(もちろん、他の生き物が貴重でないということではありませんが。)

そして、(中学生さんということですから)今はまだ一人でオカヤドカリが住んでいる場所(沖縄など)を見に行くことは出来ないと思いますが、そのうち是非、ご自分の目で、自然のオカヤドカリのすみかを見に行ってみて下さい。オカヤドカリのことがもっともっと好きになると思いますし、きっと、心に残る旅になることでしょう。
是非そうして、色んなことを見つけて欲しいと思います。

また書き込んで下さいね。

[6545] 庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報やきぐりいがくり 2006-04-13 09:44
こんにちは ー前略ー(m_m)
桜の花びらが風に舞い、青葉が眩しい季節ですね、それは良いのですが、
今年もまた気温が上がってきました。私は水温を冬の25度から夏場は高めの28度をよしとしてますが、関東在住ですので当然気温はそれ以上になります。
昨年は魚の居る部屋ごと冷やして乗りきりましたが、あいにくその部屋だけは「窓型エアコン」しか付けることができません。

●質問=窓型エアコンは、隣や下の住人に迷惑なのか?
(安い賃貸マンション在住です。分譲ではないので、もろコンクリートの箱箱箱って感じの所です。)

直接のクレームはありませんでしたが、
今年も使って良いのでしょうか??
(水槽クーラーも考えましたが小さい60cm水槽三本に、おのおの付けるのって厳しいですし、その排気熱も結局どうにかしないとならないわけで、結局部屋ごと冷すに至ったわけです。)

ps.
60を90にまとめて水槽クーラー付ける→無理!今度はその置き場所が室温管理が全く出来ない所しか空きが無い→貧乏は嫌だ!!!!
じゃ魚飼うな→そういう訳にはいかない→勤めから帰ったとき、暗い水槽で眠ってるウズマキなんか見ると癒されますよね。
[6547] RE:庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報放蕩息子 2006-04-13 14:38
やきぐりいがくり様

どうもお久しぶりです。

>今年もまた気温が上がってきました。
悩ましいですねぇ(^_^;;。
私は寒いのが嫌いなので、これからの季節はウキウキと心浮き立つ感じではあるのですが、水槽のことを考えると…(´・ω・`)。

>窓型エアコンは、隣や下の住人に迷惑なのか?
はははははは(^_^;;。こりゃ、本当は「ご近所の底力」にでも質問していただきたい話ではありますが、実は以前、仕事でエアコン関係の勉強をしていたことがありますので、その辺から気付いたことをお話をしますと…。

実際のところ、例えば確実に音や振動は出るわけですから、その意味で「迷惑ではない」とは言い切れないですよね。でもきっと問題はそれが「我慢の範囲内かどうか」ということでしょう?そしてそういうレベルの問題だとすると、きっと「集合住宅に住むと言う判断を下した時点で、その程度はお互いに我慢すべき。」という結論になるんじゃないでしょうか。例えば裁判で争ったとしても。
(今度は「行列の出来る…」か?笑)

ただもちろん、「お互いに」出来るだけ騒音が出ないように「努力」する義務はあると思いますから、例えば、エアコンの取り付け枠がぐらついていたりすると、振動が増幅されて大きな音がしますよね?それから取り付け枠等の消音材や吸音材がきちんと取り付けられているか。その辺のチェックは必要と思います。

あと、音・振動の他に(と言うか、それよりも)大きな問題になるのがドレン水。
実は私、独身時代、アパートで一人暮らしをしていて、窓型エアコンのドレン水がベランダから階下のベランダに垂れ、1階に住んでいたおじさん(と言っても今にして思えば今の私と同年齢くらいか。笑)に怒られたことがあります。
別に良く知っていたので、「おーい、頼むよ!」「あー、済みません。」くらいの話で終わったのですが、ドレンホースが経年変化で割れていたりすることもありますのでね。その辺も注意点ですね。窓型エアコンはドレン水を室内に導いて、バケツに溜めたり、洗濯機の排水などに流せるようにする機能も付いているはずです。場合によってはそれもチェック。

それから、エアコン本体から発生する音・振動事態を出来るだけ小さくするために、何に気を付けたら良いか。
実はできるだけ高性能な「省エネタイプ」と書かれているエアコンを購入することです。最低限、「インバータ方式」のものであること。

インバータ方式でないもの(「サーモスタット方式」)は、エアコンのコンプレッサーのON/OFFで室温のコントロールをします。ONの時にはコンプレッサーは常に最大パワーで回転し、当然、騒音&振動もMAX。室温が下がれば突然OFFになって、その間はもちろん、音も振動も出ませんが、室温が上がるとまた、MAX。
これに対してインバータタイプはコンプレッサーの回転数を上げたり下げたりすることで室温をコントロールしますので、スイッチを入れた瞬間だけはMAXの音・振動が出ますが、室温が下がるに従ってコンプレッサーの回転が落ち、音も振動も小さくなります。そしてそのまま低速回転が維持されますので、余り気にならない程度の、小さな音&振動が長時間に渡って継続することになります。実際にはインバータ方式の方が、うるさいと感じる音や振動は、ずっと短く、小さく抑えられますよ。

しかも、インバータ方式の方がずっと省エネですので、電気の無駄遣いも減ります。インバータエアコンの場合には、こまめにスイッチをON/OFFするよりも、ある程度長い時間付けっぱなしにしておいた方が結果的に効率が良く、電気代も騒音・振動も減りますので、勇気を持って(?笑)、エアコン付けっぱなしで外出してしまったりした方が良いですよ。
もちろん、西日の差す窓などにはカーテンを掛け、エアコンのフィルターのお掃除もこまめに。エアコンだけではなくて扇風機も上手に併用することで、人間も魚も快適、かつ静かで電気代も節約出来るはずです。

なんか、最後「でんこちゃん」みたいになりましたけど(^_^;;、省エネを心がけて、暑い夏を乗り切りましょう(笑)。
[6548] RE:庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報トンヌラ 2006-04-13 17:47
やきぐりいがくり様
こんにちは。

>(水槽クーラーも考えましたが小さい60cm水槽三本に、おの
>おの付けるのって厳しいですし、その排気熱も結局どうにかしな
>いとならないわけで、結局部屋ごと冷すに至ったわけです。)

「部屋ごと冷やす」に賛成です。
私が最近撤去した90cmは200リットルの水量に700リットル対応のゼンスイZR-180をつけていました。さすがに能力的にはすばらしく、夏場も26度をきちんとキープしてくれました。が、熱風と音もなかなか強烈なものがありました。(^_^;)
クーラーはもう一台、チョウ水槽用に160リットル対応のニッソーNC-180を所持していますが、こちらは音、熱ともに小型の冷蔵庫程度ですので、ほとんど気にならないレベルです。
自宅リビングの60cm規格は部屋用のクーラーとファンでしのいでいますが、夏場はやはり30度くらいになってしまいます。

で、自分勝手な結論では、大型水槽所持なら排気熱、音対策をして大型水槽用クーラー。小型無脊椎水槽一本だけなら小型水槽用クーラー。小型水槽複数所持は部屋ごと人間用クーラー。

余談ですが、メインタンク撤去後の電気代がどうなるのか、楽しみなんです。結果は報告しますね(^。^)
[6549] RE:庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報Coco 2006-04-14 00:56
やきぐりいがくり様 皆様
 はじめまして。Cocoと申します。海水魚は超初心者なのですが、主婦は(人間も?)大分ベテラン(ふるっ!)になりましたのでウインド型エアコンの私が知っていることを書き込ませていただきますね。今、ドレインの付いている物はあまり見かけないかもしれません。我が家もマンション住まいでバルコニーも南側にしか付いていない角部屋なので子供部屋2つは15年ほどウインド型エアコンを使っています。さすがに15年は持ちませんのでそれぞれ2代目を使っていますが、(3年前に購入)放蕩息子様のおっしゃるように寒〜くなって止まり、熱〜くなって動き出すと言う傾向があります。17,800円だったからかな?
 そして去年の夏、電気料にたまりかねてやってみたのが『プチプチ作戦』です。子供部屋だからできたということもありますが、窓に省エネ用のプチプチ(エアーパッキン?)、ホームセンターで売ってました。家をキャッシュで買った程節約上手なお友達からはお風呂のマット(穴の開いていないもの)を貼るように言われたのですが子供達に断られました(^^ゞプチプチでも電気代少し下がったように思います。あと、気のせいか温度の上がり下がりが穏やかになった気がします。ぷちぷちは、どこのお宅にもと言うわけにはいかないかとは思いますが、断熱を考えられても良いかもしれませんね。(放蕩息子様風の謙虚で柔らかい口調ですか?(^_-))
 放蕩息子様
 お久しぶりです。そうでもないですか?何せせっかちなもので(^_^;)
 60cm水槽、我慢してます。先日、LRと貝だけ戻しました。私が我慢しているのにうちの家族ときたら、息子達3人は毎日欠かさず『いつになったらクマは大きい水槽に移れるの?』と私に問いかけ、最初は親切に応対していた私もこの頃は心の中で『毎日同じ事聞いてぶぁっかじゃん!』と思いつつ、最短の言葉で『3ヵ月後・・・』と顔も見ないで答えてます。にもかかわらず空気を読めない息子達は毎日決まって『エ〜ッ!そんなに先なのぉ?クマちゃんかわいそう!なんでぇ?』私、『こないだ言ったとおりだから!!!!!』
 主人は主人で私が白点を出したくないから立ち上げているトリートメント水槽を見て、『この水槽にフグ入れようよ。』なんて言うんです(ーー゛)私が説明すると『な〜んだ、ケチだなぁ。』だって!絶対放蕩息子様やこちらの皆様に言いつけてやると思いかきこませていただきました。ぶぁっか家族が突然の雨とかに降られますように・・・あ〜、すっきりした。私のストレスのはけ口にしてしまってすみませんでしたm(__)m
[6550] RE:RE:庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報やきぐりいがぐり 2006-04-14 12:34
こんにちは!

放蕩息子様
トンヌラ様
Coco様(私はNo5が好きで、いままで何本目消費してしまたのだろう…)

>「我慢の範囲内かどうか」
>「集合住宅に住むと言う判断を下した時点で、その程度はお互いに我慢すべき。」
>という結論になるんじゃないでしょうか。例えば裁判で争ったとしても。
それが正論なんでしょうね。しかし、そこまでいかないのが世渡りの難しいところ、騒音問題が何処かであると、不動産屋から全住人かウチだけか知らないですが「共同住宅ですので迷惑のかからないようにしましょう」などと注意を促すチラシが入るわけです。(逆恨み防止のためか、訴えた人、迷惑かけた人がうやむやなので、自分なのか他の部屋なのか解らず、自分の尺度が問われるわけです)。

今年も秋まで恐る恐る窓型エアコン付け放しにしてみます。
ウチの水槽は室温より水流ポンプの為か3度ほど高くなりますので、エアコンは25度設定で運転するのですが、ハッキリ言って夏場の25度は寒いです。おかげで魚の部屋には長居できません(見れない…)。

 「でんこちゃん」へ、電気代も「W定額」にして下さい=^・^=

>余談ですが、メインタンク撤去後の電気代がどうなるのか、楽しみなんです。
>結果は報告しますね(^。^)
楽しみですね〜。小型犬を飼うのと野生魚を飼うのは、どっちがお金かかるんだろう?
海水魚を甘く見てました。(やってない普通の人はそこらへんを理解してくれませんからー残念!!)

>ドレインの付いている物はあまり見かけないかもしれません。
そうなんですよね。昨年お店に行くまでは、水をどこに捨てようか考えていましたが、最近のは内部で気化するように出来てますね。実は若い頃、放蕩息子様同様に下の住人に注意されたことがあります。

>60cm水槽、我慢してます。
水槽を立ち上げ中?ですか。
私も最近は温度管理だけが不安なわけで、それをさえ無ければ、水槽の立ち上げ当時、あれほど困った白点病や突然死も無くなり、ヤバイ野望がムクムクと頭をもたげ、当初失敗したカクレクマノミにまた挑戦したと思う今日この頃。
実は3本目は淡水水槽で土佐錦魚を飼っているのですが、やっぱり外で飼っている子の方が綺麗なので外飼いにしようか考えています。そうすると一本水槽が空くわけで・・・・・・・
困った者だ=おれ。
[6551] RE:RE:RE:庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報Coco 2006-04-14 13:06
やきぐりいがぐり様

>水槽を立ち上げ中?ですか。
 実は立ち上げて3ヶ月くらいで白点を出してしまいまして、放蕩息子様から『3ヶ月は魚を入れないという方法もいいかもしれませんね。』と優し〜くご指導いただきまして、せっかちの私は毎日カクレに『すまないね〜』と片手拝みをしつつ、我慢我慢の日々なのです。避難水槽のクマノミとLRを見る虫眼鏡と試薬だけが私の今の楽しみです(-_-)

[6554] RE:RE:RE:庶民のそのまた底辺の私の悩み 投稿者情報放蕩息子 2006-04-14 14:14
◇トンヌラ様

>小型水槽複数所持は部屋ごと人間用クーラー。

概ね同意です。まあ実際には、水槽の大きさや生体の種類、部屋の大きさ、構造などで変わるんでしょうけどね。

ただ、私は「部屋ごと冷やす」という方法(と言うと大袈裟ですが(^_^;;)は、もっと認められて良いと思うんですよ。エアコンの電気代って、そんなに高いのかなあ?

個人的には
>熱風と音もなかなか強烈なものがありました。(^_^;)
ということが非常に気になっていて、水槽用クーラーというのは、クーラーの排熱を上手に屋外に導き出さないと、非常に効率が悪いじゃないですか。水槽回りだけでなく、家全体で熱量の移動を考えないといけないと思うので、その時には「部屋ごと冷やす」が見直されても良いと思うのですが…。

>メインタンク撤去後の電気代がどうなるのか、楽しみなんです。
おっ、それは楽しみなような怖いような(笑)。
どういう結果が出るにせよ、配偶者関係には内密な方向でひとつ…(^_^;;。

◇Coco様

>今、ドレインの付いている物はあまり見かけないかもしれません。
おー、そうなんですか。私の知識はちょっと古かったかな(^_^;;。

>17,800円だったからかな?
う〜んとですね(^_^;;、これ、間違いなくサーモスタット式だと思いますね(笑)。

でもエアコンはホントに、インバータ式がお勧めですよ。電気代も違うし快適性が全く違うので。
で、エアコンの選び方というのも一般の常識とは少し(?)違っていて、「どれだけパワーを出せるか」ではなくて、「どれだけパワーを絞れるか」で、選ばないといけないのです。パワーを絞れる機種ほど快適で省エネ。

まあ、エアコンについてはこれ以外にも、余り知られていない選び方、使い方や、カタログスペックの“裏側”の事情など、多分、その辺の電気量販店の店員も良くは知らない話も知っていますので、また機会があればゆっくり、お話しましょう(笑)。

>電気料にたまりかねてやってみたのが『プチプチ作戦』です。
おー、すごい。えらい!窓の断熱って、凄く大切なんですよね。ホントは2重ガラス窓にするのが良いらしいですけど…。(←北海道かよ!笑)
ちなみに、我が家では夏休みの旅行に出る時には、窓に「銀マット」を貼って断熱した後、エアコンを付けっぱなしで出掛けます。約1週間。南向きの窓ですので、「銀マット」の有無で、その間の電気代は3〜4割(もしかしたらそれ以上?)違うはずです。

(60cm水槽の話は別スレで…。)

◇やきぐりいがぐり様

>私はNo5が好きで、いままで何本目消費してしまたのだろう…
おや?この板には珍しく色っぽい感じのニオイがするぞ(笑)

そりゃともかく(笑)。

>そこまでいかないのが世渡りの難しいところ
まあそうですねぇ。ウチのマンションでも時々、そんなことがありますよ。その度に子供に「オマエ、何かやったか?」と聞いてますが。(実は親の方が問題だったりして…(^_^;;)

>ハッキリ言って夏場の25度は寒いです。
それでしたら、エアコンと扇風機(ファン)を併用してはいかがですか?エアコンを点けていると湿度が下がりますので、水面に少し風を当てるだけでも水がバンバン蒸発します=気化熱で水温が下がります。その分、毎日足し水が必要になりますので、結構面倒臭いのですが、そこまで冷やすのであれば、室温は少し高めにして、その分扇風機で風を当ててあげた方が良いのでは?と思います。少なくとも、周囲への騒音は(若干でしょうが)減らせるんじゃないでしょうかね。

>土佐錦魚を飼っているのですが、やっぱり外で飼っている子の方が綺麗
そうなんですか。それはやはり光線の関係とかでしょうか。面白いですねぇ。
金魚もねぇ、奥が深いみたいで、それこそお金が潤沢にあれば、金魚も飼ってみたいのですが…(^_^;;。

[6552] 「伝説次回予告 投稿者情報delphinus 2006-04-14 13:44
ご無沙汰しております。

本業関係の締め切りに追いつめられると逃避行動に出るdelphinusです。

有名な海水魚オンラインマガジンであるReefkeeping:An online Magazine for the Marine Aquaristsで、いわゆる「シアン採取」についての興味深い記事を見つけました。英語の海水魚飼育フォーラムで「シアン採取魚の見分け方、シアン採取魚の治療法を教えてくれ」という質問(後でマルチポストだと判明)があり、それへのレスとしてリンクされた記事でした。1)魚の後遺症、2)シアン採取魚の見分け方など、極めて示唆に富む内容です(著者はSteven Pro)。私は感心しました。

あまりに感心したので、この文章の邦文要約を先日一気に書き上げました。これに、私自身のコメントをちょっと付け加えたい。その上で、「伝説シリーズ外伝2:シアン採取伝説」として公開したいと存じます。
[6556] RE:「伝説次回予告 投稿者情報放蕩息子 2006-04-14 14:17
delphinus様

おー、すごいお話をありがとうございます。この調子ならば是非、常に
>本業関係の締め切りに追いつめられると逃避行動に
出ていただきたいです(爆)。

しかし真面目な話、
>「シアン採取」についての興味深い記事
には興味があります。是非伺いたい。
いや、私もずーっとずーっと気にしてはいたのですが、中々表に出て来ない話題じゃないですか。でも本当は避けては通れないテーマだと考えていたので、delphinusさんが
>私は感心しました。
という内容には非常に興味があります。是非お待ちしています。

PS.
実は、「伝説シリーズ」については、先月の「二枚貝」と「ヨウ素殺菌ボール」も、「伝説シリーズのかけらシリーズ」として(笑)、「過去ログスペシャル」の方に転載しようと思って作業中です。
ますます楽しみです。
[6564] RE:RE:「伝説次回予告 投稿者情報院長 2006-04-14 22:06
放蕩息子さん、こんばんは

先日はリンクありがとうございました。
いつもROMばかりで申し訳ありませんが。
毎日のように見てますよ。
動物園のお話も自分飼育係志望だったので共感いたしました。

delphinusさん、こんばんは

いつもお世話になっております。
伝説シリーズ新作予告、嬉しいです(^^)
いつも楽しみに拝見しPCに記録しております。
放蕩さんの仰るとおり定期掲載になると良いな(なんて)

楽しみにお待ちしております。
[6571] RE:RE:「伝説次回予告 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 18:08
院長様

おー、お久しぶりです。私も拝見してますよ。しかも私もROMばかりで申し訳ないです(^_^ヾ。

>放蕩さんの仰るとおり定期掲載になると良いな(なんて)
へへへへへ(^_^;;。でもそうなると、私がまとめるのが大変になるんですけどね(笑)。
とりあえず、「二枚貝」と「ヨウ素殺菌ボール」もアップしましたので、ご覧下さいね。

[6555] エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-14 14:16
別スレの話題から。

Coco様

>60cm水槽、我慢してます。
ははははは(^_^;;。ご苦労様ですm(_*_)m。

>先日、LRと貝だけ戻しました。
魚がいなければ白点虫は増殖できませんから、魚を入れなければ大丈夫です。
ただ、
>エ〜ッ!そんなに先なのぉ?
とは言われるでしょうねぇ…(^_^;;。でもまあ、やはり最低1ヶ月は辛抱した方が良いとは思いますが。
(「3ヶ月」は、まあ、その方が良いとは思いますが、どうです?そこまで我慢できます?私は私自身でも厳しいと思いますけど…。笑)

あと、魚さえいなければ良いので、エビかヤドカリでも入れておいてはいかがですか?エビの中には観賞用としも魅力的な種類(スカンクシュリンプなど)がいますし、ヤドカリは水質変化にも強いし、動きも面白いし。
まあ、後で魚を入れる時のことも考えなければなりませんので、例えばオトヒメエビなんか入れると後が怖い(肉食なので)とか、例え大人しい生き物でも沢山入れると大変だとか、気を付けるべきところはありますが、何にもいない水槽を眺めているというのは、子供たちも退屈ですよねぇ…。ヤドカリなんか観察していると面白いですけどね。

もちろん、エビやヤドカリ自体に白点虫が寄生していることはないにせよ、その周囲の海水や例えばヤドカリの貝殻に白点虫の卵が付いている可能性がないではないです。ですから、理論上は何も入れない方が良いのは間違いないのですが、まあ、水槽の中に魚がいなければ、そこまでストイックにやらなくても良いのでは?とは思いますけどね。“修行”しているわけじゃないですし(笑)。

今度のGWは前半(29&30日)に、潮が良く引くので、その辺でどこか磯に出掛けられて、ヤドカリでも採って来たらいかがでしょう?(私も出来れば磯へ出たいと考えていますが。)
子供たちも自分が採って来た生き物なら興味を持って観察するでしょうから、クマノミがあれこれと言わなくなるかもしれませんよ。小型のヤドカリ数匹程度なら、後でクマノミをいれても何の問題も起きませんしね。

>この水槽にフグ入れようよ。
あははははは(笑)。フグはあかんて。一番白点病になりやすい部類なんやから(笑)。
(しかしこの季節、磯に出掛けるとフグが採れたりするんですけど…(^_^;;)

>ぶぁっか家族が突然の雨とかに降られますように・・・
あー、これこれ。“他人(ひと)を呪わば穴二つ”ですぞ。
最近、お天気も不安定で雨も降りやすいですしね。Cocoさんの方が雨に降られたりしてね(笑)。
[6557] RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報プアマリナ 2006-04-14 14:44
> エビかヤドカリでも
ええ、その“でも”を、メインで飼って喜んでますが何か?
> ヤドカリなんか
その“なんか”を採るのを趣味にしていますが(`O´)

しかしGWに海に行けるというのは、やはり関東は羨ましいなぁ。
こっちだと、往復で20時間ぐらい係ってしまいます(^_^;)
でも今年は、大阪のアサリの毒性が即死レベルだったとかで、潮干狩り場が閉鎖になってるんで少しは空いてるかな?
ちなみに、大阪の潮干狩り場のアサリは九州から来るんで、大阪のアサリが致死レベルでも本当は関係ないんだけど、念のため閉鎖しているという話で(~_~;)
[6559] !!! 投稿者情報トンヌラ 2006-04-14 17:04
プアマリナ様

こんにちは。

>ちなみに、大阪の潮干狩り場のアサリは九州から来るんで、大阪
>のアサリが致死レベルでも本当は関係ないんだけど、

・・・てことは、本当は関係あるのは九州に住んでいる者たちですか?
潮干狩りに行って死にたくないので、どうかもう少し教えてください。m(__)m
[6560] RE:RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報プアマリナ 2006-04-14 17:39
トンヌラさん、すんません。誤解を与える表現でした(~_~;)
えっと、大阪湾の(地場の)アサリを調べたところ、今年は貝毒の毒性が非常に高く、危険な状態だったそうです。原因は、低水温が長く続いたために(毒性のある)プランクトンが大量に湧いたためだとか…。
で、危険と判断した大阪府(?)が、潮干狩りの解禁を見合わせたんだけど、潮干狩り場の関係者が「ウチのは九州から仕入れるアサリなんで、大丈夫なんだけどな」とボヤいた、という話です(^_^;)
大阪の潮干狩り場のアサリが、地場のものでないことは(当たり前だけど)公然の事実でして。TV等でも潮干狩り場の人がレポーターに「そこを、ずっと横に掘っていってください」なんてアドバイスするとゴロゴロ出て来たりするんですよ。で、レポーターが「さすがですね。これはアサリの習性ですか?」とかボケをかますんです。お約束で(^_^;)
すると「いや、今朝その辺に蒔いたから」というオチが着くと(~_~;)

で、これまた風評被害を与えてはいけないので補足しますが、大阪湾といっても和歌山県のアサリは全く問題ないそうです。
それと大阪のアサリも、最近、毒性が弱まってきたそうです。
九州のは、もちろん初めから大丈夫ですので(^_^;)
[6566] またやっちまいました(-_-;) 投稿者情報トンヌラ 2006-04-14 23:16
プアマリナ様

すみません。くだらない誤解にお時間とらせてしまいました。m(__)m

たいへんな勘違いでした。プアマリナさんの文面をよく読み返すと、私の読み間違いってことがはっきりわかりました。
読解力がないのを暴露してしまう結果になっちゃって、穴があったら入りたいです。(誤解だけにゴカイみたいに^^;)
[6561] RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報Coco 2006-04-14 18:57
放蕩息子様
 ヤドカリ君ですか(^O^)いいかも!GWは伊豆高原の実家に行くので。さっきまで固い決心だったのに、何だかワクワクしちゃいます。ヤドカリ君は飼ったことが無いのですが、餌とかはむづかしく無いですか?あと、今居るシッタカ君とマガキ君には悪さはしませんか?
 あとー、叱られてしまうのを覚悟でそ〜っと伺ってみるのですが・・・2ヶ月くらい経ってからサンゴイソギンをクマノミより先に入れるというのは無謀でしょうか?家のクマは、どうもしつこい性格らしく、ジョー君にもストーカーのようにくっついていましたし、以前入っていたシライトにもかなりグリグリ入ってました。みなさんの書き込みを拝見すると、入れたばかりのイソギンチャクにとってクマノミがストレスになるというご意見がとても多いので考えたのですが、新しい水槽にサンゴイソギンというのは難しいでしょうか?

>Cocoさんの方が雨に降られたりしてね(笑)。
 え〜っ!この善良で直向に我慢している可憐な(ついでに言うなって)私が雨に降られますか?何だか降られそうな気がしてきた・・・傘、持って出ます。

 今、家のクマは白点の後遺症(かさぶたの様な物ですよとショップの店員さんに教えてもらったのですが)白っぽく1mm位色が抜けているようなところが2箇所くらいあるのでそれが収まったら30cmのトリートメント水槽に移す計画だったのですが、よくよく考えてみると今のプラ水槽と、水量も同じ、濾過も同じなら(エーハイム2213と外掛けテトラの45)プラのままの方が砂がない分掃除がしやすいのかもと思い始めました。避難水槽から引き続きのプラ水槽なので立上げもしていなかったため、1日おきに1/3の水換えをしていましたがもう2週間になるのでペースを落とした方がクマのためにいいのかなあと思っています。当然かもしれませんが、アンモニア、NO2、NO3は0です。
 
 伺うことばかりですが、よろしくお願いします。
[6562] RE:RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報Coco 2006-04-14 20:56
放蕩息子様
 エアコンの方のお返事を書かないで、送信してしまいました
m(__)m省エネは今まであまり気にしていなかったのですが、目標にする事ができたので、こまめに節約をすることにしたんです。ずっと吸っていた煙草もやめました。家族構成からして食費はあまり節約できなそうなので・・・所帯じみた貧乏臭い話ですみません。
 電化製品のことまで、何でもお詳しくってびっくりしてしまいます。でも、これ以上質問ばかりしていたら、呆れられてしまいそうですね。ので・・・上の書き込みのように、遠慮がちを装ってさせていただく事にします(^_^)v放蕩息子様、皆様、見捨てないでやってくださ〜い。
[6563] RE:RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報やきぐりいがくり 2006-04-14 21:55
窓型エアコンの件では、ありがとうございました。

水槽って弱肉強食の雰囲気を少し漂わせた方が楽ですよ、貝がいるのなら、もしもの時のために、ヤドカリも入れるといいです。貝の具合が悪くなると「わ〜いご飯だぁ」ってヤドカリさんが喜びます(死んだ事に気が付かずに時間をあけるより、ヤドカリやエビのウンチになるほうが若干水のよごれが防げました)。

ヤドカリ・エビ・カニに特別に給餌するのは、魚を飼ってる場合は、おこぼれでしのげるはずなので本末転倒ぎみなのですが、始めた当初は珍しくて、長いピンセットでクリルを週2で与えてましたが、現在は夜中に「キョーリン ザリガニのエサ」を週3回で一匹に一粒くらい与えてます。

ホワイトソックスってエビ可愛いです。おすすめです。おいらは好きです<誰もおいらの好みは聞いてないって。

サンゴイソギンとタマイタダキ入っていますが「60cm・上部フィルタ・蛍光灯2本」でも大きくなっているくらいですから凄く丈夫なんでしょうね。入れるの楽しみですね。
(しかし、気合いを入れてる「60cm・上部・外部・蛍光灯3本」はサンゴイソギン小さいままです<何で!!!)
[6565] RE:RE:RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報Coco 2006-04-14 22:45
やきぐりいがくり様
 色々教えて頂いてありがとうございます。ま〜だまだ時間はたっぷりありますので、よく考えたいと思います。方向性が決まりましたら(偉そうに!)書き込ませていただきますので又教えて下さい。な〜んて、また白点の相談してたらどうしよう(+_+)
[6572] RE:エビやヤドカリとかも面白いですよ。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 18:09
◇プアマリナ様

>その“でも”を、メインで飼って喜んでますが何か?
>その“なんか”を採るのを趣味にしていますが(`O´)
あやややや。えらいトコのヤブを突っついちゃったなあ…(^_^;;。
でもイモリ「とか」を飼えなんて書きませんからお許しを(爆死)

>こっちだと、往復で20時間ぐらい係ってしまいます(^_^;)
ははははは(^_^;;。そんなに掛かりますか?南紀までですよね?

でも例えば南紀方面ではなくて、淡路島とか、あちらだったらどうなんでしょうか。やっぱり渋滞しま

すか?
黒潮が当たるわけではないので、サンゴヤドカリやチョウチョは難しいかもしれませんが、磯採集の場

所はありそうですよね。(と、行った事もない土地の話をする…笑)。
一度四国にも行ってみたいな。讃岐うどん食いたいし(爆)。

しかし、今年は9連休の会社なども多いらしいので、渋滞も少しは分散されるんじゃないですか?ウチ

の会社も何を隠そう5/1が創立記念日でして、5/2さえ休んでしまえば9連休。
ま、そういう日ほど休めなかったりするんですけど…(^_^;;。

>大阪のアサリの毒性が即死レベルだったとか
私もあまり知りませんでしたけど、時々そういうことがあるんですってね。たいていは数週間程度で毒

性が薄れるらしいのですが、GW中に潮干狩りが出来ないとしたら、観光潮干狩りには大打撃でしょう

ねぇ…。
特に環境汚染とか、そういう影響でもないのでしょうけれども、せっかくのGW、潮干狩りの予定を入

れていた人は可哀想です。早く収まってくれると良いですけど。

◇トンヌラ様

>穴があったら入りたいです。(誤解だけにゴカイみたいに^^;)
いやいや、どうせならもっとドーンとゴーカイに…(爆)

◇Coco様

>GWは伊豆高原の実家に行くので。
おー、良いですね。羨ましいです。

>2ヶ月くらい経ってからサンゴイソギンをクマノミより先に入れる
>というのは無謀でしょうか?
いや、良いと思いますよ。仰るように、先にイソギンを入れて安定させてからクマノミを入れた方が良

いですから。
ただこれからの季節は水温が高くなるので、そこだけ注意ですね。

現状の隔離水槽(プラケ)もそのまま継続で良いのではありませんか?水槽を頻繁に変えるのは、クマ

ノミにとってストレスになるはずです。
>水量も同じ、濾過も同じ
ということなら、わざわざ別の水槽に移す必要は感じません。

◇やきぐりいがくり様

>ホワイトソックスってエビ可愛いです。
綺麗なエビですよね。でも気が小さくてLRの影に隠れて出てこないことが多いと言われますが、どう

ですか?まあ、周りの環境(LRの量やタンクメイトや)によっても違うんでしょうけれども。

>気合いを入れてる「60cm・上部・外部・蛍光灯3本」はサンゴイソギン小さいままです
ははははは(^_^;;。まあ、世の中そんなもんですな(笑)。イソギンもねぇ〜、ホントに難しいですよね。どうもよく分からないことが多くて…(^_^;;。

[6558] ケンカ対策 投稿者情報DOUBLEO 2006-04-14 14:53
どうもご無沙汰しております。

そろそろ、以前カクレクマノミを☆せてしまってから約2ヶ月が経ちました。
そして、とうとう先日新しい1匹を購入いたしました。

そこでご相談ですが、やはりよくケンカをしてしまいます。
隔離したり、グッピー用のケースに移し顔合わせなど行ってきたのですが、まだやはりケンカします。
入れた当初に比べればだいぶましになり落ち着いてきたようにも思うのですが・・。何かいい方法はありませんでしょうか?

それとこれは以前からなのですが、たまに一匹のカクレが痙攣のようなしぐさを体全体でします。っと思えば次に首だけをコキコキ鳴らすようなしぐさをします。これも問題はないのでしょうか?

毎回毎回、質問ばかりでスミマセン。
よろしくお願いいたします。
[6573] RE:ケンカ対策 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 18:11
DOUBLEO様

>たまに一匹のカクレが痙攣のようなしぐさを体全体でします。
これは俗に“降参ポーズ”などど言いまして、クマノミ2匹で争っているときには必ず出ますね。弱い

=体の小さい個体が強い=体の大きな個体に対してみせるポーズです。
ですからそれ自体は問題ないです。

ケンカの方は…。

ある程度は仕方ないですけどね(^_^;;。ウチでもいまだにケンカしてますし(飼い主に似たか?爆)。

DOUBLEOさんのところはカクレだったと思いますので、相手を殺すほどにはならないのではない

かと思うのですが、どうですか?ケンカ(と言うか、実はイジメに近いんですが(^_^;;)しても、小さ

い方がビビビッと震えて、それで大きな方が許してくれるくらいなら、全く問題ないと思いますよ。
また、大きな方が小さな方に攻撃を仕掛けて、小さい方がLRの反対側などに逃げればそれ以上追わな

い。という程度なら、そのまま放置で構いません。
逆に、水槽の端までどこまでも追いかけていくようだとちょっとまずいし、小さな方が怯えて水槽の隅

から動かない。というのもNGパターン。夜中に暗い水槽を見たときに、小さい方が水流に流されてフ

ラフラしていたり、そうかと思うと水槽の端に頭をこすり付けて上下しているようだと、かなりヤバイ

です。

苛められているほうがどの程度やられているか、また餌はしっかり食べることが出来ているか、呼吸や

行動に異常はないか。この辺に注意しながら、しばらくは我慢してみて下さいね。
[6584] RE:RE:ケンカ対策 投稿者情報DOUBLEO 2006-04-16 11:35
放蕩息子様
いつもご丁寧な返答ありがとうございます。
>どうですか?ケンカ(と言うか、実はイジメ
>に近いんですが(^_^;;)
そうですね、ケンカというかいじめかも知れません。
腹ビレというのですかね?そこばかりかまれてぼろぼろになってます。^^;
>小さ
>い方がビビビッと震えて、それで大きな方が許してくれるくらい
>なら、全く問題ないと思いますよ。
多分許してる?と思います。
>小さな方が怯えて水槽の隅
>から動かない。というのもNGパターン。
はじめはこのような感じでした。
最近はそこまで怯えなくなってきました。
>夜中に暗い水槽を見た
>ときに、小さい方が水流に流されてフ
>ラフラしていたり、そうかと思うと水槽の端に頭をこすり付けて
>上下しているようだと、かなりヤバイ
>です。
まだこのような症状は出てきていないので一安心です。^^

>苛められているほうがどの程度やられているか、また餌はしっか
>り食べることが出来ているか、呼吸や
>行動に異常はないか。この辺に注意しながら、しばらくは我慢し
>てみて下さいね。

ありがとうございます。よーく観察していきます。
今の所では、とりあえず水槽の中でステンレスのメッシュ網をカットして半分に隔離しています。
どちらもエサの食いつきには問題ありません。
本当にご迷惑ばかりおかけします。

痙攣件ですが、痙攣みたいな「ビクッ」とした動きは大きい方なんです。泳いでいて突然なんです。
もう一匹が近づいてきたとか、何かに当たったとかではなく。
本当に突然やってきます。
まぁ、そんなに頻繁にというわけでもないのでこのまま様子を見てみます。
また変化があればご報告いたします。
[6600] RE:RE:ケンカ対策 投稿者情報放蕩息子 2006-04-17 00:18
DOUBLEO様

>腹ビレというのですかね?そこばかりかまれてぼろぼろになってます。^^;
あれ?噛まれてます?それは結構激しいですね(^_^;;。
ただ腹ビレの部分は一番損傷を受けやすいみたいで、腹ビレがボロボロになっているカクレはしばしば、目にしますが、あんまりイジメが激しいようなら、良く気をつけてあげて下さいね。
いじめもなく、生体の調子が上がれば、腹ビレはやがて綺麗に戻りますから、そんなに心配はいらないですが。

>痙攣みたいな「ビクッ」とした動きは大きい方なんです。泳いでいて突然なんです。
そうなんですか。それでは“降参ポーズ”とかではないのかもしれないですね。
そういえば、クマノミが外敵に対して威嚇する時にグゥワッグゥワッという感じの音を出すのですが、その時の姿勢が首を振るような感じに見えないこともないような気が…。どうかな?

ちょっとはっきりしませんが、引き続き観察してみて下さい。多分問題ないとは思うのですが…。

[6567] 謎は全て解けた(笑) 投稿者情報fuk 2006-04-15 11:22
こんにちは、fukです。

以前に、○ブルストッパーで酸素増度低下になった話題がありましたね。あの時は、5月に設置して、夏場は異常なかったのに、11月頃からなぜ低下したのかの理由が説明できずにもやもやしていました。

昨日、帰宅中の自転車をこいでいるときに、「また暑い時期が来るなあ、今は順調だけどガラス蓋を外すと塩ダレするなあ、おまけに(冷却用の)ファンまで回すし、酷いことになるなあ」とぼーと考えていました。
するとここで閃いたのです!真相は冷却用のファンだったのです。
6月から10月までは、ファンをセットしていたので、水面が波立っていて、酸素供給していたんですね。
計らずしも、エアレーションの効用は、水面を波立たせることと言うことを証明した結果になりました。

いや〜、スッキリしました。
[6574] RE:謎は全て解けた(笑) 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 18:11
fuk様

>謎は全て解けた(笑)
金田一少年ですかい(笑)。

>ファンをセットしていたので、水面が波立っていて、酸素供給していたんですね。
えー、そんなに強力に風を当てていたんですか?そりゃ、水槽のためにはその方が良いのかもしれませんが、塩ダレが凄そう(^_^;;。

あと、お話を伺っていて考えたのですが、風が当たることの影響もあるかもしれませんが、やはりフタの有無の影響もあるのじゃないでしょうか。水分の蒸発量もずいぶん変わるくらいですから、ガス交換にも影響があるのではないかと思いますが…。

[6568] 6ケ月経過記念 投稿者情報ラッキー 2006-04-15 13:36
こんにちは、ラッキーです。
今日で、カクレが我が家に来てちょうど半年が経過したので記念に書き込みさせてください。
最近は水換えや水質検査もサボリ気味ですが、試験紙を5分位放置したままでもほとんど色付かなくなりました。だいぶ安定したな〜と実感しています。
ところで、髭状の藻(苔?)がLRに生えて困っています。水換えの際に時々LRを取り出して毛抜きで抜いたりするのですが、すぐまた生えてきます。ヤドカリやコケ取り貝(イシダタミ)は食べてくれないのですが、なにか良い生物兵器はない物でしょうか?
[6569] RE:6ケ月経過記念 投稿者情報fuk 2006-04-15 14:08
ラッキー様
>こんにちは、ラッキーです。
>今日で、カクレが我が家に来てちょうど半年が経過したので記念
>に書き込みさせてください。

おめでとうございます。ただ、油断しないようにしてくださいね。メンテをサボると、せっかく安定しかけてきた水槽が、また不安定になってしまいます。

>ところで、髭状の藻(苔?)がLRに生えて困っています。水換
>えの際に時々LRを取り出して毛抜きで抜いたりするのですが、
>すぐまた生えてきます。ヤドカリやコケ取り貝(イシダタミ)は
>食べてくれないのですが、なにか良い生物兵器はない物でしょう
>か?

最近の私のお薦めはヤエヤマギンボですが、魚を増やすことになりますので、無難なところだとタカラガイです。
↓を見て頂くと判るのですが、凄い食欲ですよ。
http://kobe.cool.ne.jp/d21vg32/nikki_k/3_nikki/200506.htm#20050606


[6570] RE:RE:6ケ月経過記念 投稿者情報にんにん 2006-04-15 16:27
fuk様

初めまして。
HP拝見し、タカラガイの掃除能力に興味を持ちました。
私の水槽にはサザエとマガキガイが居ますが、茶色い珪藻は食べてくれるものの、岩についた緑のふさふさの藻は一向に減りません。
あまり放置しておきますとアフロ岩になってしまいますので、たまにブラシではがしていますが、タカラガイが食べてくれるなら飼育してみようかなと思いました。なお、藻が生えて困るのは岩だけで、水槽面や底部は気になら無いという状況です。

もっとも、水換えをサボって栄養満点の飼育水にする私がいけないんでしょうし、藻に栄養分を吸収してもらえるんなら見栄えは悪いけどいいことなのかなと最近は開き直っていたんですがw
[6575] RE:RE:6ケ月経過記念 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 18:12
◇ラッキー様

>カクレが我が家に来てちょうど半年
おめでとうございます。

>だいぶ安定したな〜と実感しています。
そうですね〜。半年経つとだいぶん落ち着いて来ますよね。

>ヤドカリやコケ取り貝(イシダタミ)は食べてくれない
そうですか。ヤドカリは何が入っていましたっけ?種類によっても食の好みが違います。イソヨコバサミなどは比較的ヒゲ苔も食べるように聞きましたが…。

◇にんにん様

>HP拝見し、タカラガイの掃除能力に興味を持ちました。
タカラガイは働きますよ(笑)。シッタカやクマノコガイ、イシダダミなどはほとんど、いわゆる“茶ゴケ”しか食べないですけど、藍藻(シアノバクテリア)も食べます。非常に強力。
私自身ではヒゲ苔を食べる確認はしていませんが、よく動き回ってLRをかじりますから、直接ヒゲ苔を食べなくても、一度掃除した後にタカラガイを入れると、成長は抑制されるのではないかと思います。

以前はタカラガイを入手するのは難しかったですが、最近は通販でも販売されているようです。見た目も面白いですしね。オススメですよ(笑)。
[6577] RE:RE:RE:6ケ月経過記念 投稿者情報にんにん 2006-04-15 19:33
放蕩息子様

そうですか、サザエの系統とは食性が違うようですね。ウチのサザエさんは3年くらい生ぬるい環境で成長したおかげで貝殻の棘が全く生えず、海産タニシと化しています。

藻を食べないとしても、もともとタカラガイは好きだったんですが、ますます飼育したくなりました。そういえば、以前三浦半島の磯場で動くタカラガイを見つけて、驚いたのですが、やっぱり、中に居たのはヤドカリでした(苦笑)
[6580] RE:RE:RE:6ケ月経過記念 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 22:01
にんにん様

>海産タニシと化しています。
ははははは(笑)。すごいですね。私も以前、真鶴半島でコシダカサザエ(殻径2cmくらいの、小型で漁獲対象にならないもの)を採集してきて水槽に入れていましたが、夏場の高水温でやられてしまいました。三浦半島産のホシダカラも同じ。ハナビラダカラやキイロダカラは平気なので、ウチの水槽内部はやはり熱帯の海みたいです(苦笑)。

>ますます飼育したくなりました。
良いですよ。面白くて。なんと言ってもあの外套膜ですよね。最初、ウチの奥さんなんかびっくりしていましたから。是非オススメです(笑)。
[6604] RE:RE:RE:RE:6ケ月経過記念 投稿者情報ラッキー 2006-04-17 21:50
こんばんは。ラッキーです。

fuk様
タカラガイは前から気になっているんですが、近所のショップでは見たことないんですよね〜。
ヤエヤマギンボも考えたのですが、40cm水槽ではちょっと無理ですかね。

にんにん様
タカラガイって三浦半島でも取れるんですか?今度探してみます。

放蕩息子様
ヤドカリは伊豆産と金沢海の公園産の計4匹いますが、1匹はホンヤドカリで、残り3匹は不明です(笑)。
教えていただいたHPを見たのですがDATAが膨大すぎて・・・
>夏場の高水温でやられてしまいました。三浦半島産のホシダカラも同じ。
あれ?三浦産は高温水に弱いんですか?じゃあ気長にショップで探すしかないかな。

ところで我が家の髭状の藻(苔?)ですが、非常に硬くて強力にLRに定着しているので苔という感じではないんです。手では取れずに毛抜きじゃないと抜けません。今度また生えてきたら写真載せますので、また相談にのって下さい。
[6613] RE:RE:RE:RE:6ケ月経過記念 投稿者情報放蕩息子 2006-04-18 13:49
ラッキー様

>教えていただいたHPを見たのですがDATAが膨大すぎて・・・
そうですねぇ(^_^;;。yamさんのところ「やどかり研究所」の方がコンパクトで実用的だったのですが…。早く再開していただけないかな。
ま、それはともかく。

ここら辺で一般的なのは、ホンヤドカリ、ユビナガホンヤドカリ、ケアシホンヤドカリ、クロシマホンヤドカリ、アカシマホンヤドカリ(以上全部ホンヤドカリ科。右側のハサミが大きい。)あたりと、イソヨコバサミ(ヤドカリ科ヨコバサミ属。ハサミは左右同じ大きさ。)辺りではないでしょうか。
以前確か「触覚が赤い」というお話を伺ったと思いますが、ケアシとかですかね?

あと、三浦でタカラガイを探すならご注意。「ブドウガイ」というウミウシの仲間がいまして、タカラガイの仲間に良く似ています。でもこのブドウガイ、苔も食べるかもしれないですけど、体から粘液を出して、水槽が泡立ってしまうんですね。しかも水槽内でも繁殖したりする(^_^;;。結果、水面が泡立ってガス交換が出来なくなり、酸欠になって他の生物に害を与えます。小型で水槽に入れるにはちょうど良い感じに見えるんですけど、知らずに入れると後で困ります(また結構沢山いるんだよなあ…(^_^;;)。

>三浦産は高温水に弱いんですか?
どちらかと言うとそんな気はしますね。水槽にクーラーが付いていれば問題ないですが、ウチみたいに下手すると30℃という水槽には(爆)、やはり暖かい海に住む貝の方が適するみたいです。

実は私の水槽にはその他にもアマオブネの仲間やカサガイの仲間なども水槽に入っていますが、種類によってそれぞれ、動き方(ガラス面の這い方)、食べ物&食べ方、活動時間、全部違います。貝も色々、奥が深いですよ(笑)。

[6576] お知らせ 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 18:13
delphinus様
にんにん様
皆様

昨日・今日と作業して、「過去ログスペシャル」の新ページ、3ページアップしました。
delphinusさん中心の「二枚貝伝説(伝説シリーズのかけら:1)」「ヨウ素殺菌ボール伝説(伝説シリーズのかけら:2)」と、にんにんさん中心の「白点虫の動画」。

にんにんさんの「白点虫の動画」に関しては、イマイチ「これで良いのかな?」という仕上がり(動画のクオリティが)ではありますが(^_^;;、色々トライしてこの程度なので、とりあえずはお許し下さい(^_^ヾ。

こちらからご覧いただけます。→ http://houtoumusko.pepper.jp/kakolog/himajinkakologtop.htm

ご覧いただいて、また色々とご意見いただければ、また追加していきます。皆様、よろしくお願いしますm(_*_)m。
[6579] RE:お知らせ 投稿者情報にんにん 2006-04-15 19:39
放蕩息子様
早速レスするのは手前味噌な感がありますが、動画掲載に尽力いただき感謝いたしております。動画はオリジナルの品質と変わらないと思いますし、コンテンツとしても面白いものに仕上げていただきました。本当に有難うございました。
[6581] RE:お知らせ 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 22:02
にんにん様

動画アップした旨、にんにんさんのブログの方にご報告に行こうかと思っていたのですが、別件のメールが飛び込んで来て、対応している間に先に書き込まれてしまいました(^_^;;。ご報告が遅くなって申し訳ありません。
(あっ、そういえばまだあと2通、メールの返事書かなくちゃ。笑)

>動画はオリジナルの品質と変わらないと思います
いや、Windows Media Player の方はまだしも、RealPlayer の方はもうひとつ綺麗にならない感じなんですよね。エンコーダーが英語版なんで、イマイチ使い方が分からず…(^_^;;。
「なんか見難いぞ。」とか「汚いぞ。」とか、ありましたら、お聞かせ下さい>ALL(ただし、私に改善出来るかどうかは分かりませんが。爆)

>本当に有難うございました。
とんでもないです。私の方こそお礼を言わなければなりません。

あと多分(「多分」ですけど(^_^;;)、「動画を見る」の部分に書き込まれているURLにリンクを貼っておけば、にんにんさんのブログから直接、ウチのサーバにアクセスして、そのままプレイヤーをポップアップさせて動画を見ることも可能なんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょうか?(出来ないのかな?)
にんにんさんの方で可能であるならば、そんな風に使っていただいても良いと思います。
よろしくお願いしますm(_*_)m。

[6582] お知らせ2 投稿者情報放蕩息子 2006-04-15 22:05
「書を捨てよ磯へ出よう・知識編」の「3.続・放流について」の「追記6」(↓)で、
http://houtoumusko.pepper.jp/iso/iso-3-nimohoryu.htm
愛媛県立長浜高校の「ながこう水族館」の皆さんが行ったクマノミ放流について「問い合わせメールを出したが返信がもらえない」旨、批判的な調子で追記しましたが(2006.03.29)、本日、非常に丁寧で誠意ある返信のメールをいただきました。
今後さらに情報提供していただけるとの事ですので、非常に楽しみにしています。
また、返信いただけないことに関して、意図的に無視されているかのように受け取った書き方をしたことを、心からお詫びします。申し訳ありませんでしたm(_*_)m。

上記「追記6」も早速、追加&修正しましたので、掲示板をご覧の皆様にも謹んでお知らせいたします。

なお、「ながこう水族館」の皆さんの放流の詳細な内容については、今後の再度のご連絡を待たなければなりませんが、これを契機に、「ながこう水族館」の皆様とも有意義な情報交換ができることを期待しています。この掲示板をご覧の皆様も是非、ご注目下さい。

[6583] 配管接続について。 投稿者情報かちゃ 2006-04-15 22:35
放蕩息子様、いつもこのHPを楽しくまた参考によく拝見させていただいてます。
今回はちょっと教えていただきたいことがございまして、投稿させていただいた次第です。
実は今度もう1つ水槽を立ち上げようとパーツ類を購入しているのですが、オーバーフローで殺菌筒やクーラーを接続して、配管しようと考えているのですが、ポンプの配管寸法が16Aで水槽の給水口が13Aなのでどこかで変換しなくてはならないのですが、どこの部分で変換するのが一番いいのか、知ってる方がいらっしゃいましたら教えていただけないでしょうか。
このようなことで掲示板をお貸しいただいて申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。
[6597] RE:配管接続について。 投稿者情報アデヤッコ 2006-04-16 18:50
かちゃさん はじめまして 素敵な水槽写真ですね。
オーバーフローのVP16⇒VP13ですが、私の水槽も同じ造りになっています。
普通は水槽に戻す給水パイプがフロー管の真下についていると思いますが、そこの直前が良いと思います。
ポンプの直後又は途中で径を絞るとその場所以降で圧力損失が生じポンプに不要な負荷が掛かり、流量の低下を招いてしまうからです。
しかし、かちゃさんの場合殺菌灯やクーラーを接続するとなるとこれらの機器の中にはVP16より細い接続部分があればその直前ということになります。 特に殺菌灯なんて怪しいですね。
充分な流量を確保したいなら殺菌灯とクーラーを別系統にするか、途中で2股に分岐させてそれぞれにボールバルブを取り付け流量をコントロールすることが出来ます。(私は後者です)
某水槽メーカーのHPに配管方法を紹介しています。 http://www.aq-collection.com/hp%20haikan.htm
どうぞご参考にしてください。
[6599] RE:RE:配管接続について。 投稿者情報かちゃ 2006-04-17 00:02
アデヤッコさん、はじめまして。
水槽を褒めていただきとてもうれしいです。
シマヤッコとスミレヤッコの混泳と餌付けで苦労しました(汗

配管の件ですが、とても参考になりました。
アデヤッコさんがおっしゃるとおりに配管して見ます。
本当にありがとうございました。

[6601] RE:RE:配管接続について。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-17 00:18
かちゃ様

書き込みありがとうございます。
すでにアデヤッコさんが書き込んで下さっていますので、配管はアデヤッコさんの書き込みを参考にして下さいね。

しかし立派な水槽ですねぇ。ソフトコーラルがいっぱいにキイロハギ、スミレヤッコ、そしてシマヤッコじゃありませんか。私の家もこういう水槽なら、もう少し他人にも自慢できるのですが…(^_^;;。
(しかし、「シマヤッコ、難しそうだな…。」と思ったら、やはりご苦労されたんですね。笑)

何でも構いませんから、また書き込んでくださいね。お待ちしています。
[6620] RE:RE:RE:配管接続について。 投稿者情報かちゃ 2006-04-18 21:29
こちらこそ掲示板をお貸しいただきありがとうございます。

シマヤッコは苦労したにはしたのでしょうが、おそらく皆さんが書いておられるほどは、苦労しなくてすんだようです。

はじめからコペポーダは食べてくれましたし、シュアーに餌付くのもそう時間はかからなかったんです。

私もこの掲示板でよいアドバイスをもらいとてもためになりましたので、今からシマヤッコを飼おうと思ってる方の為にちょっとでもお役に立てればと思い、私の餌付け方法をご報告いたします。

もともとシマヤッコという魚は臆病な性格ですので、人影などがあるとなかなか表に出てこず餌も食べに出てこないようです。

そこで私が取った方法なのですが、フードタイマーを使い大体いつも同じ時間にシュアーが落ちるようにしておきました。

シマヤッコが人影におびえないよう、遠くで見ているとフードタイマーを使ってから3日ぐらいで食べてくれるようになりました。

これは私の飼っているシマヤッコのみなのかもしれませんが、なかなか餌付かないで苦労されている方は一度試してみてはいかがでしょうか。

また試された方がどうだったのかご報告いただければうれしいです。

それではまたお伺いいたします。
[6624] RE:RE:RE:配管接続について。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-19 14:06
かちゃ様

>はじめからコペポーダは食べてくれましたし、シュアーに餌付くのもそう時間はかからなかったんです。
そうですか。それは良かったですね。個性的で非常に魅力的な魚なのですが、結構苦労している人が多いですよね。

>フードタイマーを使い大体いつも同じ時間にシュアーが落ちるようにしておきました。
なるほど。それは良い手かもしれません。確かに人間が近寄ってきて餌が落ちるよりは、ずっと落ち着いて食べられるんでしょうね。それで一度味を覚えてしまえば、徐々に人間に慣らすことも出来るようになるのでしょう。
実は最初の写真を見た時、水槽の中にあまり隠れ場所もないように見えて、シマにとっては結構厳しい環境なんじゃないかと思っていたのですが、そういう秘密(?)があったんですね。

良いお話をうかがいました。これ、他の魚の餌付けにも使えますね。また色々教えて下さい。よろしくお願いしますm(_*_)m。

[6585] 「シアン採取」伝説1 投稿者情報delphinus 2006-04-16 16:23
シアン化物を用いた採取(以下、シアン採取と略)の問題はほとんど触れられてきませんでした。数年前、「某映画のブームによってカクレクマノミの人気が急増、需要に応えられなくなった東南アジア諸国の採取業者がシアン採取を始めた」といった内容が某国の報道番組で流れたとも聞きますが、それが本当ならとんでもない偏向報道です。
 私がコレクトしている一般向け海水魚飼育書のうち、シアン採取の問題に言及している最も古い文献は、杉浦宏の『海水魚の飼い方――やさしい採集と飼育、附・磯の生物』(ひかりのくに, 1974)です。この本では、輸入海水魚にはシアン採取のダメージを受けている個体が多いので、入荷直後に購入するのは危険であるとの記述があります。しかも杉浦は、1)これが1960年〜1961年に生じた大量死事件の原因究明作業の中で判明したこと、2)シアン採取魚の鑑別は難しいこと、3)シアン化カリウムを魚に対して使うと気絶するが、すぐに新しい水に移してやると立ち直ること【注1】。4)ただし、立ち直ったように見えた魚の半分以上は1週間〜10日のうちに死ぬこと、といった重要な指摘をしています。この本が発刊された1974年時点において、日本の水族館、および水族館を相手にする日本の輸入問屋において、シアン採取の問題が理解されていたことがうかがえます【注2】。

 正面切ってこの問題を取り上げたことで話題になったFennerの名著The Contentious Marine Aquarist (T.F.H.Publication)の初版が1998年ですから、杉浦のこの記述はもっと評価されるべきだと思います。最近、T.F.H.が1975年に出版した飼育書(Emmens 1975)を入手しましたが、この問題に関する言及はありませんでした【注3】。バブル景気に湧いた1980年代には、海水魚飼育の「第2の波」がわが国に訪れました。しかし、この時期に発刊された邦語飼育書の中でシアン採取に触れたものを私はまだ見つけていません。

Spaldingらによれば、シアン採取は、タイドプールにシアン化カリウムの結晶を放り込む形や、リーフ外縁部で魚が逃げ込む場所(洞穴や裂け目に)にシアン化カリウム水溶液を噴射する形でおこなれています。シアン化カリウムの暴露をうけた生体は、化学的窒息によって気絶してしまい、手で易々と捕まえることができます(Spalidng, Ravilious & Green 2001)。もちろん、シアン採取はフィリピンでも違法ですが、今日でも半ば公然とおこなわれていることも事実です(Fenner 1998)【注4】。
[6587] 「シアン採取」伝説2 投稿者情報delphinus 2006-04-16 16:25
【注】

1)猛毒であるシアン化カリウム(=青酸カリ)に曝された魚がなぜ「復活」するのか?。杉浦はこの機序について述べていません。この秘密は、血中のメトヘモグロビンの一部と結合するだけで、中枢への移行がなされない程度(=メトヘモグロビン、ヘモグロビンの鉄と結びつくが、中枢細胞のシトクロームオキシターゼの活性中心である鉄と結びつかない程度)にシアン化物の量をコントロールすることに由来するのではないでしょうか。シアン採取は、海水にシアン化物を散布しても、化学的窒息を引き起こす原因物質であるシアン化イオンがすぐに消えてしまうことを悪用したものでしょう。シアン化カリウムが問題なのではなく、シアン化物イオン(CN-)が問題なのです。CN-は鉄と結合しやすいため、呼吸酵素シトクロームオキシターゼが阻害されてATPが枯渇。細胞活動は停止してしまいます。しかし、海水には硫酸ナトリウム、亜硝酸ナトリウム(青酸中毒の解毒剤)へのが含まれるため、CN-は速やかに無害なチオシアン化物イオンに変化します。しかしその一瞬がサンゴや無脊椎動物にとっては致命傷になります。

2)元祖「お魚博士」の杉浦宏は、上野動物園水族館を舞台に日本において閉鎖式循環濾過による海水魚飼育のメソッドを確立した偉い人です(NHKの「夏休み子ども科学電話相談室」の回答者としても有名です)。それまでの水族館は全て開放式でした。海から新鮮な海水を引いて水槽に流し、汚れた水を海に捨てていたのです。内陸部の水族館には淡水魚しかいなかったし、海水魚など飼えないものと考えられていました。この定説を覆した人が、上野動物園水族館飼育係として新卒採用された若干22歳の杉浦宏。杉浦のエッセイ『水族館は海への扉』(岩波書店,1989)、『水族館こんにちは』(文化出版局,1977)はいずれも名著だと思いますが、今日では入手困難です。

3)この本には、Lee Chin EngのNatural Systemに関する記述があります。素人向きの飼育入門書としては最古の部類でしょう。Lee Chin Eng自身が、伝説の「世界最初のリーフタンク」の横に立っている写真(撮影者はAxelrod)、ナンシー水族館がはじめてマトモに飼育できたサンゴの写真なども収録されています。ただし、Natural Systemに対しては「おそらくは、我々には複製できない特殊な環境のもとでしか成立し得ないシステム」だと判断しています。また「神業の本質」であったLiving Rock、Living Sand、豊富な太陽光に関する言及はありません。

4)フィリピン政府が法的に禁止しているにも関わらず、現在でもおこなわれている漁法は、シアン採取、Muro-Ami漁法、ダイナマイト漁法、Paaling漁法の4種です(Spalidng et.al. 2001)。Muro-Ami漁は沖縄の伝統漁法を拡大した一種のローラー作戦。数十人単位のチームが、石の重りを付けたロープ(船の上から投げ落とす)やハンマー(ダイバーや素潜りの達人が直接手に握る)を使って隠れ場所をしらみつぶしに破壊し、パニックになった魚をあらかじめ設置した巻き網のトラップ(室網)に追い込んでいく漁法です。ダイナマイト漁法は、ダイナマイトを載せた筏を水面で爆破させる方法。水中に伝わった衝撃波が周囲一帯を泳いでいた魚のうきぶくろを一瞬にして破壊し、魚たちは泳げなくなって水低に横たわってしまいます。そこを素潜り漁でかき集めます。Paaling漁は、高圧空気を魚が隠れた場所に吹き付け、魚を強引に引きずり出して捕らえる漁法です。高圧空気を吹き付けますので、サンゴは崩れるし、そこに居た無脊椎動物はまず全滅します。
 これらの漁法はサンゴ礁に致命的なダメージを与える点において非難されてきました。しかし、人権団体はこれらの漁法が、「子どもの人権」を侵害している点にも注意を向けています。Muro-ami漁やPaaling漁において勢子の役割を果たすのは、「搾取的な労働条件のもとに働かされている」子どもである場合が多いのです。
[6588] :「シアン採取」伝説3 投稿者情報delphinus 2006-04-16 16:27
シアン採取に関して最近ちょっと調べてみると、有名Online MagzineであるReefkeepingの2006年1月号に、Steven Proが精力的なエッセイを寄稿していることがわかりました(Pro 2006)。彼は、この採取法の発祥から、後遺症、そしてシアン採取された魚の見分け方、シアン採取の撲滅法について要領よくまとめています。全部を訳出することは私の手に余りますし、また著作権の点からも問題がありますので、以下に簡単なレビューを述べたいと思います。私のコメントは注の形で付けました。
[6589] 「シアン採取」伝説4 投稿者情報delphinus 2006-04-16 16:28
「鑑賞用海水業界におけるシアン化合物とその不幸な使用」の要旨

 いわゆる「シアン採取」は1950年代末の台湾、あるいは1960年代初期のフィリピンで始まったようだ。これが問題視されたのは1970年代である【注5】。シアン採取が現在報告されているのは、フィリピン、インドネシアの一部、ベトナム、カンボジア、タイ、モルジブ、サバ(マレーシア)、そしておそらくエリトリア(紅海)、タンザニアである。ただし、紅海便のほとんどはジェッダ(サウジアラビア)から来るので、紅海便はまず安全と考えてよいだろう。産地不明で安く売られている魚には注意が必要である。ショップの言い分だけで判断してはダメだ。マトモな飼育者なら、魚の分布域や成魚サイズくらいは自分で調べる習慣を身につけるべきだ。

 シアン化物の暴露を受けた魚の後遺症として何が起こるのかは、実はまだ科学的に確かめられていない。暴露実験を通して、1)胃粘膜の脱落、腸襞の萎縮(=餌を食べても消化吸収できず衰弱死する)。2)脳・中枢神経への蓄積、3)血中ヘモグロビン濃度の低下による低酸素症、などを指摘した研究論文がこれまで発表されてきた【注6】。しかし、どの論文も実験手法(主にサンプル数やシアン化物の濃度など)に問題があり、統計的には受け入れることができない。その他、シアン化物への暴露と手荒なハンドリングによるストレスや餌切れといった要因の重なりを問題視する論文もある。また、(少なくとも魚にとっては)シアン後遺症など存在しないと言い切る研究者さえもいる。

 アクアリストのレベルでは、シアン採取の後遺症で死んだとされる魚に関するさまざまなエピソードが伝えられるが、とうてい「科学的証明」のレベルには達していない。「昨日まで元気にしていた魚が今朝死んだ。シアン採取の後遺症だ」といった発言をしばしば耳にする。これは本当のことだろうか?。自分のスキルや知識の無さを弁解する逃げ道としてシアン採取を持ち出す人がいることは、私(Steven Pro)を苛立たせる。

 経済的観点からシアン採取の広汎な実施を疑う論者がいる。1)シアンを使っていると噂される地域は、観賞用海水魚の産地として最も貧困な地域である、2)そうであるならば、シアン化物を購入する資金も倹約するはずである。3)故に、シアン採取の後遺症で死んだとされる魚の死因は、不適切なハンドリングや餌切れである、との論法である。これは机上の空論だろう。発展途上国では「どの魚を/どのような状態で採取した」かよりも、「何匹/何kg採取したか」で賃金が支払われる慣行があるからだ。

 シアン採取を受けた魚には色彩的特徴がある。それらは色揚げされたような状態になっている。例えばスズメダイは婚姻色を出しているように見える。フルスペクトルの光線下においてすら、青いオーラをまとっているように見える魚は注意すべきだ【注7】。挙動もおかしい。健康な魚は水槽の中から人間をうかがい、いざというときの逃げ道を考えている。しかし、シアン採取された魚は、人間の動きに反応しないなど、ぼうっとして混乱している。
 
[6591] 「シアン採取」伝説5 投稿者情報delphinus 2006-04-16 16:30
このようにまとめた上で、Proはアクアリストのありかたを問いかけます。

◆要旨の続き
 シアン化物に暴露されることがサンゴの白化をもたらすことは明確であり、魚に影響がある/ないは別として、シアン採取は絶対に許されない。各国政府の諸機関や民間団体がこの問題に取り組んでいるが、私はそれら機関・団体の活動については多くを語らない【注8】。それらの活動はアクアリストが影響を与え得る範囲の彼方にある。アクアリストは、一介のアクアリストがこの悲劇に対して何をできるかを考えるべきだ。まずこの問題について知ることが第一歩だ。次の一歩はカネの使い方だ。養殖された個体、あるいはネットコート保証がある魚だけを買うことをアクアリストに勧めたい。養殖業者やネットコートをやっている採取業者をみんなで財政支援すべきだ。この趣味にはカネがかかることは承知している。しかし、「少しでも安い方がよい」という先進国の消費者感覚が、発展途上国におけるシアン採取の原動力になっていることを忘れてはならない。自分のカネを節約するために、流通過程において多数の生き物が死んでも構わないという態度をとるべきでない。みんながネットコートされた魚しか買わなくなって、無神経なショップ、無知なショップが閉店に追い込まれても、私(Steven Pro)は何の同情も感じない。
 買った魚を健康で長生きさせるために、あなたの持てる全ての力を動員してほしい。そして水槽学(Aquariology)作りに貢献するために、進んで情報を共有する気持ちを持ってほしい。適切な管理と選別(どの種は飼育可能で、どの種は人の手に余るか)について、アクアリスト相互が、あるいはアクアリストと一般大衆がお互いに学び合うことが、サンゴ礁の保全に対してアクアリストができる最大の貢献だろう【注9】。
[6595] 「シアン採取」伝説6 投稿者情報delphinus 2006-04-16 17:31
【注】
5)神経毒性を持つアルカロイドを含む植物の根を潰してタイドプールに投げ込み、魚を殺して捕らえる漁法が一部の伝統的社会に伝わっています。また水族館などでは大型魚、イルカなどの移動や外科手術、そして安楽死にある種の麻酔薬を使用します。シアン採取を思いついた人はこれらの手法にヒントを得たのかも知れません。しかし、散布量を間違えると魚は「回復」できないでしょうし、シアン化合物を入れた海に飛び込むのは相当に怖い。青酸ガスが船上で発生する可能性もある。違法行為とはいえ、実践にはそれなりの経験と技術が必要ですし、人間の命の値段が安い国でないと無理です。戦争では突撃しなくてよい立場にある奴に限って「突撃しろ」と言う。「シアン入れろ」という奴は採取現場になど出る必要はないのでしょう。フィリピンで観賞用海水魚の採取に従事している人たちの平均月収は5500円程度です(Spalidng, Ravilious & Green 2001)。

6)シアン採取された個体の「回復法」として、チオ硫酸ナトリウムやメチレンブルーを散布したトリートメントタンクへの収容(1週間程度)が語られることがあります。むろん、普通に売っている日本語の飼育書レベルの話ではありません。初めて聴いた方もおられるのではないでしょうか。チオ硫酸ナトリウムは確かに青酸中毒の解毒剤として用いられる薬剤です。メチレンブルー推奨者は、メチレンブルーがメトヘモグロビンをヘモグロビンに還元する作用(本当でしょうか?)を持つことを言い立てます。ただし、シアン採取の第一義的な後遺症が胃腸へのダメージであるならば、チオ硫酸ナトリウムやメチレンブルーは無意味でしょう。私自身、シアン採取の疑いがある魚の食欲不振、拒食死に悩まされてきましたし、強いアルカリ性の物質であるシアン化カリウムやシアン化ナトリウムあらゆるものを腐食する危険な物質であることにも注意を喚起します。ドラマなどで青酸カリ飲んだ人が血を吐いて死ぬのはこのためです。青酸カリが口腔、食道、胃粘膜を溶かしてしまうのです。

7)この主張が本当なら大変なことです。ゴールデンA、ソメワケヤッコ、ヒレナガヤッコ、ホシゾラヤッコ、ベルス、イエローフィンAなど長期飼育が難しいヤッコは確かにこういう傾向があります。

8)シアン採取を止めさせるために活動している団体として有名なのはIMA(International Marinelife Alliance)とMAC(Maine Aquarium Council)です。アメリカにはMACが「シアン採取をやっていないこと」を認証した業者の生体しか取り扱わないことを宣言した卸売り業者・小売業者だけが加入できる業界団体AMDA(American Marine Dealer Association)があります。日本にも同様の組織が出来ればよいのですが……。私が危惧するのは、アメリカではじかれた生体が日本に流れ込んでいる可能性です。私が悪徳業者ならこの手を使います。高級魚・珍魚を少しだけネットコートして、プレミア付けてアメリカ人に高く売る。狙った魚が捕れなかった時の保険としてシアン採取をやり、大量に採れた魚を安く日本人に売りつける。IMA、MAC、AMDAはそれぞれwebサイトを持っていますので、興味がある方は検索されてください。その活動の一端は、(財)地球・人間環境フォーラムの報告書『発展途上地域における原材料調達のグリーン化事業』(2005)、及びRubecらの文書 (Rubec.et.al. n.d.)、Fenner(1998)などにまとめられています。

9)私自身「魚が死んだ、シアンのせいだ」という話にうんざりしていましたし、先日導入したばかりのイエローフィンAを5日で落としました(自分のことを棚にあげるようですが、シアン後遺症の疑いがあると思います)。そこでこの議論に行き当たり、非常な感銘を受けました。

[6596] 「シアン採取」伝説7 投稿者情報delphinus 2006-04-16 17:32
思ったより遙かに長文になりましたので、これくらいにいたします。スレッドが伸びましたので、ご意見などはこちらに付けていただければ幸いです。また拙文の著作権は放棄しません(本掲示板の管理人様は私の正体をご存じです)。最近、どう考えても本業の研究より、観賞魚の方面で英語を読んでいるdelphinusでした。

【文献】
(財)地球・人間環境フォーラム,2005,『発展途上地域における原材料調達のグリーン化事業』(財)地球・人間環境フォーラム.
Emmence, Cliff W., 1975, The Marine Aquarium in Theory and Practice, Neptune City: T.F.H. Publication.
Fenner, Robert M., 1998, The Contentious Marine Aquarist: A Commonsence Handbook for Successful Saltwater Hobbyists, Neptune City: T.F.H. Publication
Pro, Steven "Cyanide and Its Unfortunate Use in the Marine Ornamental Industry," Reefkeeping Vol.4(12) http://www.reefkeeping.com/
Rubec, Peter J. et.al., n.d. "Cyanide-free, net-caught fish for the marine aquarium trade," Secretariat of the Pacific Community http://www.spc.int/coastfish/News/LRF/7/LRF7-08.htm1
Spalding, Mark D., Ravilious, Corinna & Green, Edmund P., 2001, World Atlas of Coral Reefs、Berkley: University of California Press.
杉浦宏,1974, 『海水魚の飼い方――やさしい採集と飼育、附・磯の生物』ひかりのくに.
[6598] RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報院長 2006-04-16 22:21
非常に興味深く拝見いたしました。

delphinusさん、ありがとうございました。
早速メモ、メモです。

獣医は広く浅くなんで^^;あまり深い知識はないので、以前からシアンで採取した魚が新鮮な海水に戻すと復活すると言う理由がどうしても理解できずにいました。
シアンはチトクローム系の鉄イオンに作用し酸素の取り込みを細胞レベルで遮断する様ですが、海水中の硝酸Naや硫酸Naが自然の拮抗薬として作用しているんですね。

動物でもシアン中毒の処置としてはまず亜硝酸アミル(ヘモグロビンをメトヘモグロビンに変化させシアン・メトヘモグロビンを生成させチトクローム系を回復)や亜硝酸Na、チオ硫酸Naなどの投与を行います(って実際の経験はありませんが・・・。)
まさに海水中にはこれらがある。
うーん、納得です。
ちなみにチオ硫酸Naってハイポですよね。
対処法にも載ってましたが。
メチレンブルーはどうなんでしょう??

獣医医療の治験薬としてヒドロキシコバラミン(ビタミンB12)
って方法もあるようですのでこれも利用できないかな?

まー人や獣医医療では経口的に摂取したのなら胃洗浄、や点滴、血液透析(人)と言う武器も使えるんですが。

自分も以前シアンについて調べていたら日本でも観賞魚のシアン濃度を調べた例があるんですね。
長野県環境保全研究所の例で突然死した1匹から0.07ppmという高濃度シアンが検出された。
ttp://eritokyo.jp/independent/nagano-pref/aoyama-col1451.html
なんて載ってましたが。
怖いですね。
[6602] RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報放蕩息子 2006-04-17 00:20
◇delphinus様

貴重な情報をありがとうございます。

Steven Pro先生が仰ることに、全面的に同意します。
>まずこの問題について知ることが第一歩
>養殖業者やネットコートをやっている採取業者をみんなで財政支援すべき
>「少しでも安い方がよい」という先進国の消費者感覚が、
>発展途上国におけるシアン採取の原動力になっていることを忘れてはならない
>進んで情報を共有する気持ちを持ってほしい
いずれも仰る通りで、何も付け加えることがありません。

delphinusさんが参考文献に挙げられた(財)地球・人間環境フォーラムの『発展途上地域における原材料調達のグリーン化事業』の報告書は、同財団のホームページで見ることが出来るようですが(↓)
http://www.gef.or.jp/today/seisakuteigen_report_PR.htm
その「0.序にかえて」の中で「隠されたコスト」と表現された“社会環境の費用”は本来、我々・消費者(今の場合、飼育者)が(全てとは言わないまでも)負担すべきものと思います。そのコストを現地の人々に押し付けることで、我々がその負担を免れて安価な魚を入手しているのだとしたら、我々もまた、現地の方々から、不当な利益を搾取しているのだと言わざるを得ません。中間流通業者だけの問題ではないのです。

この問題は無視しては通れない問題だと考えていますので、これを機会に少しでも多くの方が、この問題について考え、責任ある行動をとるように心がけてもらえるようになれば嬉しいです。delphinusさんが仰るように、はやく日本にも、この問題の解決に向けて動き出す組織が生まれると良いですよね。
もしそんな組織が日本にも出来るのなら(今のところ私には他に出来ることもなさそうなので(^_^;;)、寄付くらいは喜んでするのですが…。

◇皆様(一応、念のため)

このスレッドは、2006/04/16付けのdelphinusさんの書き込み、No.[6585〜6595] 「シアン採取」伝説1〜6に関連するスレッドです。
是非、No.[6585〜6595] もご覧下さいね。
[6603] RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報プアマリナ 2006-04-17 14:34
delphinusさん、素晴らしいですね。
特に“自分のカネを節約するために、流通過程において多数の生き物が死んでも構わないという態度をとるべきでない。”というところ。
私の様に節約もクソも「金がない」という場合は、はっきりと「魚を買わない」という行動に(自然と)出ております(^_^;)

ただ先進国の中でも特に盗賈の輩が多い某国の場合は「安く仕入れて高く売る(高く買った方が大事に飼ってもらえる等とほざきながら)」裏技を使う業者も多いので、「高ければ安心」とはなりませんね。
実際、某国の西の方では、高いことで有名な店でも平気でヨレヨレのを売ってることがあります。そういう店の「セール品」は絶対にダメ。これだけは確実に言えますが…。
昔、某店でソメワケヤッコが2種類売っていて、水槽に入ってるのとバケツに入ってるので、値段が全然違ったことがあるんですけど、あれは恐かった(~_~;)
ただ水槽に入ってる(高い)方も、買う気にはなれなかった…。
今回は、片方がロック・ビューティだったというオチはありません(^_^;)
[6607] ちょっとだけ補足 投稿者情報delphinus 2006-04-17 23:15
院長先生(「いんちょ」先生?)・皆様

シアンに暴露された魚が「復活」するメカニズムを本気で書くと厄介なことになるので、かなり省略しています。チオ硫酸ナトリウムはおっしゃるとおりハイポです。

メチレンブルーの件はよくわかりません。シアン採取魚の特徴としてProが挙げる「青の発色」「ふらつき」をメトヘモグロビン血症の症状と考えるならば、メチレンブルーは効果があるかも知れません(人間のメトヘモグロビン血症に対して、メチレンブルーを静注する場合があります)。

今日、Hemdalが書いた中級者向けの飼育書が届きました。ぱらぱらめくってみると、約1ページですが、フィリピン・インドネシアのシアン採取について触れられています。また、記述量はごく僅かですが、以前から噂されていたカリブ海の話が書いてあったことに驚きました。「カリブ海では漂白剤による薬物採取がおこなわれていると言われてきたが、この方法が魚に後遺症を与えるかどうかはまだきちんと追試されていない。しかし、漂白剤がサンゴに悪影響を与えることは知られている」といった趣旨です。次亜塩素酸ナトリウムを魚の隠れ場所にスプレーして、魚が飛び出してきた所を採取するのです。動くことができない付着動物は環境変化に堪えられず弱ってしまいます。

minimini様やTetsuo様がかつて言及されていましたが、南米で採取された魚がどうも怪しい(特に怪しいのはロックビューティ、スギアヤチョウ、リーフBF)ことは、古手のアクアリストにはそこそこ知られた話です。日本語の飼育書やホビー誌には書いてありませんが、一部のショップがカリブの魚に対して「○○便」と「××便」で値段を変えてくるのはこのためだと思われます。Hemdal, Jay F. 2006, Advanced Marine Aquarium Techniques, Neptune City: T.F.H. Publications.
[6609] RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報トンヌラ 2006-04-18 01:30
delphinus様

ご苦労様でした。私のような英文に疎い、さらに書物にも疎い人間に考えるための貴重な機会を与えてくださったことに感謝いたします。m(__)m
黙って引っ込んでいればよいものを、思うところがあったので、書かせてください。
Steven Pro先生の言葉に対し、現在の私と過去(2年前に始めた頃)の私で回答してみました。

>一介のアクアリストがこの悲劇に対して何をできるかを考えるべきだ。まずこの問題について知ることが第一歩だ。

A.幸運にして2年ほど前に、このページ他のWeb上で、初心者である私もこの問題の一端を知ることができました。
また、これを知ってからは、ショップでの購入は極力控え、身の回りの人たちにも自家採集による入手法を紹介するようになりました。

>次の一歩はカネの使い方だ。養殖された個体、あるいはネットコート保証がある魚だけを買うことをアクアリストに勧めたい。

A.正直言ってこれはできません。特に初心者の頃は水槽がすぐに寂しい状態になるので、
ショップに行く→一目惚れして買う
の繰り返しです。最初から飼育する予定の個体を決めて、安全保障のモノが出るまで待って買えなんて言われたら逃げ出します。
今だって自信ないです。採集やっているからガマンできるものの、そうでなきゃ近所のショップの980円を買うに違いありません。だって、今でも2年以上前に1000円未満で買ったヤッコが自分の水槽で泳いでいる事実に逆らえないです。

>養殖業者やネットコートをやっている採取業者をみんなで財政支援すべきだ。

A.少々の募金くらいならできそうですが、上の回答と同じで1000円未満が限界でしょう。

>この趣味にはカネがかかることは承知している。しかし、「少しでも安い方がよい」という先進国の消費者感覚が、発展途上国におけるシアン採取の原動力になっていることを忘れてはならない。自分のカネを節約するために、流通過程において多数の生き物が死んでも構わないという態度をとるべきでない。
みんながネットコートされた魚しか買わなくなって、無神経なショップ、無知なショップが閉店に追い込まれても、私(Steven Pro)は何の同情も感じない。

A.これも難しいです。私の知る限りでは私が通っているいくつかのショップでネットコートの表示すら見たことがありません。(ブリード個体の表示はある)

>買った魚を健康で長生きさせるために、あなたの持てる全ての力を動員してほしい。そして水槽学(Aquariology)作りに貢献するために、進んで情報を共有する気持ちを持ってほしい。適切な管理と選別(どの種は飼育可能で、どの種は人の手に余るか)について、アクアリスト相互が、あるいはアクアリストと一般大衆がお互いに学び合うことが、サンゴ礁の保全に対してアクアリストができる最大の貢献だろう

A.このことだけは、初めから努力しています。特にこのサイトでの情報により学んだことは飼育に上達に大いに役立ったと思います。

以上、まことに自分本位でdelphinus様には失礼な内容だったかと思います。
また、不快に思われた方にもお詫びいたします。m(__)m
[6612] RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報delphinus 2006-04-18 02:46
トンヌラ様
トンヌラ様

>以上、まことに自分本位でdelphinus様には失礼な内容
>だったかと思います。
>また、不快に思われた方にもお詫びいたします。m(__)m

 いえいえ、私自身は全くそんな感覚は持っていませんし、Steven Proさんもトンヌラ様のことを批判したりはしないと思いますよ。トンヌラ様は彼が言う4つの項目(a.シアン採取のことを知る、b.ブリード物やネットコート物を買うことで優良業者を支える、c.魚の飼育法について勉強する、d,知識を共有する)のうち、少なくとも3つを実践されている。この意味においてトンヌラ様はむしろ賞賛されるべき存在だと思います。

 批判されるべきは「○○ヤッコ、××ハゼ、◇◇フグ、◆◆イソギンチャク」を衝動買いした後で飼い方をネットで質問して回る人や、「しょせん趣味なんだから楽しくやればいい」などと言い放つ輩です。こういう人は本を買わない。何かあれば泥縄式にネットで質問すれば良いと思っているし、生体が死んでもまた次を買うだけの話です。

 リーフタンクが流行したり、海水魚の価格破壊が起こって以来、飼育困難種として知られるヤッコ、ハコフグ類、シライトイソギンチャク、ハコフグ類、陰日性サンゴといった比較的難しい生体、自然界での生態を知らないと飼育が困難な生体を切り花的に消費する方が増えたように思います。オカヤドカリについてもそう。ショップの言うことを鵜呑みにして、水道水と残飯を与えればOKだと思っている人は決して少なくありません。

 こういう人は「無知である」点においてではなく、「楽しい趣味」「癒し」という美名のもと、「無知であることを恥じない」点において非難されるべき存在だと思います。こういう人は、私のような閑人が苦労して飼育理論の最大公約数をまとめて一生懸命に教えても「そんな難しいことはちょっと」とか「飼育法は人それぞれ」「自己流のやり方を確立するまで、気がすむまでやればよい」などと言い出す。そして見事に生体を1週間〜1ヶ月で殺す。悲しむ間もなくまた再挑戦し、好き放題な飼い方をして再度殺してしまう。私もちょっと疲れました。もう、飛び込みで入ってきた「○○がうまく飼えません。なぜでしょう」とか「××が餌食べません。どうしたら良いでしょう」といったタイプの質問にはあまり回答する気が起こりません。

 海水魚飼育のように定石が確立した趣味においては、ビギナーズラックが起こる可能性は非常に低い。将棋や囲碁と同じです。素人がいくら意表をついた手、定石を外れた手を打ったとしても、定石を知っている人には絶対に勝てません。ここで問題なのは「勝てないこと」ではありません。「定石を知らないと勝てないことを教えてもわかってくらない」素人がいること、さらには「自分で定石を知ろうと努力しない」素人がいることが問題なのです。

 「命のありようについて無知であることを恥じない心」は「命の尊厳を軽んじる心」と同義だと思います。こういう心を持った人がいるからこそ、「アクアリストは自然の敵、命の搾取者」という批判が出てくるのではないでしょうか。そして困ったことに「楽しければそれでいい」と思う人、本来こういった批判の矢面に立つべきはずの人間は、批判の矛先が誰に向けられているかという点にすら気づかない。だから「楽しければいい」派の人は批判を完全にスルーする。批判がぶち当たるのは「自分が命をもてあそんでいること」にうすうす気づいているが故に、飼育や生態に関する知識を真剣に集めようとしている人です。そして哲学的に悩むことになる。トンヌラ様は明らかに後者のカテゴリーに含まれる方です。ならば、自分を卑下することはありません。自分に無理のない範囲で命の尊厳を尊重されておられますので、それで十分だと思います。

 夜分遅くに長文、失礼いたしました。教師的になってしまいましたね。傲慢をお詫びいたします。寝なきゃヤバイです
[6614] RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報放蕩息子 2006-04-18 13:52
良い議論になって来ましたね。トンヌラさんはしばしば、非常に大切な問いかけをして下さって、議論が深まるきっかけを与えてくれます。ありがとうございますm(_*_)m。

私もdelphinusさんがおっしゃる
>こういう人は…、「無知であることを恥じない」点において非難されるべき存在だ
という意見に賛成です(そもそもこのスレッドでは私は「同意です。」とか「賛成です。」くらいしか書くことがないですけど…(^_^;;)。

で、この手の話をしているとしばしば(あるいは必ず?(^_^;;)、「自分が魚を飼っているくせに、他人のしていることについてあれこれ言うのは自己矛盾だ/五十歩百歩だ/目くそ鼻くそだ。」等々、言い立ててくる方がいらっしゃるのですが、ご苦労様ですm(_*_)m。
じゃなくて(^_^;;、そういう方は二重に間違っていますね。一つには「自己矛盾/五十歩百歩/目くそ鼻くそ」ではない立場を想定している自己認識の部分と、結果的に、例えばシアン採取であったり、無茶な飼育(=時間を掛けた虐殺?)を黙認し、むしろ助長してしまうという実践的な部分において。
実にnaiveな(=純真な/無邪気な/単純な)、書生論なのではないかと思います。
(というような話は、プアマリナさんが得意かなあ…笑)

ただ、そうではなくて大切なのは、あるいは我々が選択しなければならないのは、「自己矛盾/五十歩百歩/目くそ鼻くそ」を認識しながら、それでもなお、その自己矛盾に苦しみつつ、そして耐えつつ(←ここ大事。笑)、少しでも「まし/まとも/比較相対的に“正しい”もしくは“間違いが少ない”」方向へ、自分自身の行いと社会(その第一歩としては家族からでも良い)のありさまを変えるよう、努力することじゃないでしょうか。つまりベクトルの問題。

既にdelphinusさんが書かれていることですが、Steven Pro先生も、その4つを全て実践していなければNGで、実践していればOK。とは言わないでしょう。1つも出来ていない人は少しでも出来ることが増えるように努力するべきだし、4つ出来ている人もそれで終わりではない。次のステップがあるはずです。ですから、その4つも決して“ゴール”ではなくて、向かうべき方向性を示されたのだと理解すべきなんじゃないですかね。

そうした意味で、トンヌラさんも決して恥ずべき方向に向かっているとは思いませんし、その他の方たちも、このBBSに書き込んで下さったり、あるいはROM専門でも熱心に読んで下さる人たちというのは、程度の差こそあれ、それぞれに、少しでも「まし/まとも/比較相対的に“正しい”もしくは“間違いが少ない”」方向へ、目を向けようとしている方たちなんじゃないかな。と思っています。(だからこそあんまり荒れたりすることがないと思うので、管理人としては非常に楽なんですが。笑。)

この場でこうした議論が出来ることを、BBSの管理者として、私はとても幸せに感じます。ありがとうございますm(_*_)m。
[6621] RE:RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報トンヌラ 2006-04-19 00:20
放蕩息子様、delphinus様

昨夜は遅くまで仕事が終わらず、途中でついつい思うがままに書いてしまいました。(汗)

・・・にもかかわらず、寛大に、そしてご丁寧に回答をつけていただき感激です。
毎度のように、もう何も言えなくなっちゃいましたので、お礼だけ言わせてください。
ありがとうございました。m(__)m
[6628] RE:RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報ゆーが 2006-04-19 19:58
放蕩息子様、皆様はじめまして、ゆーがと申します。

こちらのHPはず〜っと前から拝見させて頂いていて、私のバイブル的存在となっています。いつも「うんうん」とか、「なるほど」と、PCに向かって話しかけていました(笑
ただ、初心者で無知な私はなかなかレスする勇気を持てないでいました。でも、今回は色々考えさせられ、また思う所もあり書き込みさせて頂きました。
私は、海水魚を2年半程、その前は淡水魚を3年程飼育していたんですが、淡水魚を飼育していた時は「自然」というものをまったく意識して飼育したことはありませんでした(それは言いすぎかな?^^;;)。そんな状況で始めた海水魚飼育ですが、最初のころは魚を数々殺し、そして悩む、という日々を過ごしていました。しかし、色々「海水魚飼育」というものを調べていく内に、放蕩息子様のHPをはじめ数々の優良HP、アクアリスト仲間に恵まれ、現在何とか自然のすばらしさを子供と共に実感しながら海水魚飼育を続けることが出来ています。そんなこんなで海水魚飼育をしている現在ですが、魚が死ぬたびに自分は自然を破壊することに加担しているのでは?という疑問が湧いてきます。ただ、その反面1つ強く思うことがあって、子供たちに自然のすばらしさを身近で直に感じとってもらえて、結果すばらしい大人に成長してくれればな、とも思っています。
私個人的には海水魚飼育はすばらしいことだと思っていて、海水魚を飼育している人は自然を重んじる方々ばかりだと信じているんですが、一部の心無い飼育者の軽はずみな言動にはほんと悲しくなってしまいます。せっかく海水魚飼育に出会えたのだから、もう少し自然というものと真剣に向き合う努力だけでもして欲しいなあと思ってしまうのですが・・・
そんなかっこいいことを思ってはいても、自分はただ、自然を破壊してるに過ぎない側の人間なんでしょうが・・・

長々と駄文すみませんでした。
[6623] RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報ブルータンク採取人 2006-04-19 11:19
トンヌラ様
delphinus様
放蕩息子様

随分と迷いましたが、採取現場で知りうるお話として述べさせて頂きます。

現在、国内では「環境保全・保護」「養殖・繁殖生体の開発」「販売市場・流通の透明化」などを業界の一部(幅は広いので全体的と言ってもいいかもしれません。)で進めていく動きがあります。
これは、当然ですが市場の健全化への方向性であり、マリンアクアリュームが一般化している中で意識されたものでもあります。
少々乱暴な言い方ではありますが、生産性を進める事自体に大きな矛盾をはらむ天然・自然採取は、現在の市場要求と社会的意識を満たす事が出来なくなりつつあり、企業・団体・グループなどによる建設的な努力が必要となってきているのかも知れません。
(残念ながらdelphinusさんがおっしゃったように、これだけ大衆化されると切り花的な飼育状況が多くで発生し、全過程での生体損失の数は計り知れないものとなっています。)
がしかし、こうした動きが浸透するまでは現市場価格との競争力はないでしょうから、この辺で価格の二極化が進む可能性が強くあります。
特に健全化とそれに伴う透明性を高めようとすればするほど、コスト負担が価格に反映していきますし、新たな矛盾も生じてきます。
また、こうした動きの中では、放蕩息子さんが言われるように、自己矛盾を抱えながら少しでもいい方向へという意識をもった飼育者をきちんと認識していると同時に、そうした意識を持ちつつもトンヌラさんが言われたような価格等に対する現実的な判断も痛いほど理解していると思います。
そして、この隙間をいかに埋めるべきかが、色々な所で話し合われていると思います。
特にその中で重要になってくるであろうポイントとして、飼育者にとって最良となる選択がどれくらいの時間的な意識を持ちうるのかという事があるかと思います。
個々のアクアリストの心情で言えば、生体の継続的入手をどこまで望むのか、という事であったり、大きな意味では後世に残す自然をどこまで意識するのか、だったりする問題です。
こうした意識共有がアクアリューム界全体で試されてもいるのだと思います。

説明不足の点が多々ありますので、誤解などを生じさせる書き込みになったかもしれません。
また、自身の立場から利益団体を代弁するような形にならないよう注意したつもりですが、管理人様には一言お詫び申し上げておきます。
[6626] RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報放蕩息子 2006-04-19 14:17
◇トンヌラ様

>昨夜は遅くまで仕事が終わらず、途中でついつい思うがままに書いてしまいました。(汗)
ははははは。トンヌラさんもdelphinusさんも“宵っ張り”のようで。
(でもお二人とも好んで夜更かししていたようではありませんが…(^_^;;)

>毎度のように、もう何も言えなくなっちゃいました
何言ってるんですか、またバリバリ書き込んで下さいよ(笑)。

◇ブルータンク採取人様

書き込みありがとうございます。
>随分と迷いましたが
と仰るお気持ち、お察し致します。それだけにブルータンク採取人さんに書き込んでいただくことが出来て、とても嬉しいです。ありがとうございます。

このところ私は、環境保全関係の本をちらちらと読んでいるのですが、最近になってようやく、漁業の世界でも「Maxmum Sustainable Yield:最大持続生産量/最大持続収量」というものが検討されるようになって来ているのだそうですね。海は広くて、資源がまるで無限にあるように感じられたので、「環境収容力」とか「持続収量」みたいな概念が浸透しにくいという背景があったのだと思いますが、日本の食卓に世界中の海から魚が送られてくる状況になってようやく、海の広がりも、そこに住む生き物の数(=漁業資源)も、有限であることが実感される条件が整ったのではないでしょうか。
時間は掛かるのでしょうが、まず世界中の漁業資源が有限であることが認識されて、これからは却って沿岸漁業の大切さが見直されることになるのではないか?という期待もしています。

観賞魚(魚だけではないですが。笑)漁業&販売についても同じことで(今は過渡的な状況だと思いますが)、一時的な収穫量/販売量の最大化のみを目指す破壊的なやり方が長続きするはずはないと思います。
そう簡単に“ゴール”にたどり着くとは思いませんし、そもそも“ゴール”自体、いつまでも同じところにあるのではなくて、状況によってどんどん変わっていくことになるでしょう。そういう意味ではどこに“ゴール”があるのかすら分からないのですが(^_^;;、ある程度の方向性は絞れるのではないかと思いますので、少しずつ、漁業者の方たちもユーザーの我々も、中間の流通業者の方たちも、変わっていけたら良いですね。

そしてそのためには、消費者サイドだけが一方的に発言するだけではダメだと思うので、漁業者の方々も流通業者の方々も、そして我々消費者/飼育者も、広く意見交換し、それぞれに考える必要があると思います。その意味でブルータンク採取人さんのような方が、このような場に書き込んで下さることは、たいへんありがたいし、嬉しいです。

海水魚飼育という“面白い”趣味を、持続可能なものとしてこれからも続けていくために、どんんな仕組みが必要で、それぞれがどれだけの利益を上げ、コストを負担すべきなのか、「ただ儲かれば良い。」とか「ただ安ければ良い。」というものでもないんだな。と、お互いに気付くことが出来れば、それは最初の一歩に過ないのかもしれませんが、でもとてつもなく大きな一歩なんじゃないでしょうか。我々はまず、その第一歩を踏み出したところ(もしくは踏み出そうとしているところ?)ですね。

話はシアン採取に留まらない話になって来ていますが(笑)、引き続き意識して情報収集したり、話題にしたりして行きたいとは思っていますので、これからもよろしくお願いします>ALL
[6627] RE:RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報delphinus 2006-04-19 16:45
放蕩息子様

自慢じゃありませんが、4月18日はマジでやばかったです。
寝ようとしたところにトンヌラ様の書き込みを発見。即答が難しい問いかけだが、このもやもやを解決しないとたぶん眠れない。
改めて読み返してみると、誤字脱字が多すぎて恥ずかしい。おまけに翌朝は40分以上も寝坊。目覚まし時計を無意識に止めたらしい。起きて時計見たときには息が止まりそうになりました(10分で身支度して車に飛び乗り、何とか遅刻は免れました)。

ブルータンク採取人様

難しい立場であるにも関わらず、貴重なご意見をいただいたことに深く御礼申し上げます。しかも眠い頭で書いたため私の日本語はめちゃくちゃ、誠に汗顔の至りです。私はその昔、親に連れられて石垣島に行きました。川平湾や白保の美しさは今でも印象に残っています。実は、あの美しさが印象に残っているからこそ、再訪するのが怖いのです。

いわゆる「観光客」を目当てに作られた「南国のリゾート」は性に合いません。あんなものは断じて「楽園」ではありません。土木工学で作られた「ジオラマ」です。だから私は「観光客」として「南の島」には行かないし、「海水浴」もやらない。毎日、専門の人が掃除して回るような「白砂」ビーチや、クラゲぐらいしかいない砂漠のような海に、私は何の魅力も感じないし、周囲の人にも魅力を感じてほしくないのです。おかげで「海水魚やっているのに海嫌いな変人」と思われています。

ところで、ブルータンク様(申し訳ありません、最近まで御社の名称はBlue Tang=ナンヨウハギ?と思いこんでいました)はクマノミ、イソギンチャク、アマモ以外の生体も取り扱われておられるのでしょうか?。
[6631] RE:RE:RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報ブルータンク採取人 2006-04-20 09:07
delphinus様

当方こそ、言葉を選びすぎた為か意味不明な文脈になってしまいました。
(言葉の使い方の間違いも多々あり、少々反省しております。)
とりあえず行間を読んで頂ければ幸いに思います。

確かに石垣島の観光化の勢いは、古くから来島されている方にとても不評ですね。
がしかし、もし石垣島の採取現場やそうした海域に深い関心を寄せられるような事があれば、是非いらして下さい。
時間の許す限り自然及び採取海域の現状などをご案内する気持ちを持ってやっております。

ブルータンクの名称は、通常現地で使われる青色の管理水槽から付けました。
自身が最初に採取業を始めた時に使った管理水槽もFRPに青いゲルコート(防水塗料)のものでしたので、現地採取者としての象徴的な意味を人知れず含めました。
と同時に一般的には海水魚特有の青い波長の漂う水槽をイメージするのかなと思っておりましたが、やはり海水魚マニアにとってはパウダーブルータングやブルータングなどハギを暗示したイメージになりますかね。
実は、そうした方もいるのだろうなあ、とは密かに思っておりました。

また、ブルータンクとしての取り扱い生体ですが、現在のところはHPで公開している限りといったところです。
自身としても業販向けとして一通りの採取は行ってきましたし、古くからの経験豊富な現地採取業者仲間とのネットワークも含んで色々な可能性を探っているのですが、採取と管理は出来ても、信頼に足る直接的な小口提供という段階になると色々と解決しなければならない問題もあったりします。
本当は外国産との価格競争から何度も断念しているチョウチョウウオやヤッコ類などの採取販売にリベンジをしたかったのですが、直接飼育者の皆様と関わると一つの生体だけでも非常に多くのテーマが出てくるもので・・・。

放蕩息子様
ゆーが様

今は、ネットがありますので飼育者の方の考え方や動向などが現地の採取者でもかなり理解出来る現状があります。
これに対して現場がいかに飼育者に対してフィードバックするのか、という事がとても大事だと考えております。
生体市場での嗜好動向だけを追うのではなく、出来る限り飼育者と繋がる現地情報を正確に伝える努力からしなければならないと思っております。
それによって多くの方々のマリンアクアライフが実のあるものとして充実していく事が、採取者の責任や誇りとなる道筋だと感じて止まないのです。
(アクアリュームが自然破壊行為として帰結すれば、採取者はその当事者として非常にやり切れない思いを抱えたまま海に沈んで行くのみですから。)


[6632] RE:RE:RE:RE:RE:「シアン採取」伝説7 投稿者情報プアマリナ 2006-04-20 12:07
プアっす(^_^;)
南紀へ行ってる間に、とても有意義な意見交換が行われていましたね。ちょっと出遅れました(~_~;)

ブルータンク採取人様、
業界の方(というと語弊がありますが)から、そういうお話が聞けたのはとても嬉しいです。ありがとうございます。善良なお店は、ハンドコートとか、ネットコートとかをもっとアピールしていくべきでしょうね。何でも規制だ義務だでは窮屈ですし、意識の高い業者間で自主規制していけるようになるのが一番ですね。
妙なブームを煽って、生き物を次々に消耗品扱いして日銭を稼ぐ“親切な業者さん”に対しては、我々飼育者が、もっともっと意識を向上させるより仕方ないと思います。
私も“飼育者たちが、共に意識を向上させていけるような”サイトを作っている最中ですが、なかなか上手く行きません(~_~;)
「ややこしいこと考えずに(他人からもああだこうだ言われずに)楽して飼いたい」と思っている“愚劣な飼育者”が多いのでしょうかね。それとも業者批判をしているサイトだと思われているのか…。とにかく己の器量で相手を測る(その上、そこから一歩も出ずに偏狭な中傷を繰り返す)連中には困りものです(^_^;)

放蕩息子さん、皆様、もちろん我々飼育者の問題ですよね。
意識の高い飼育者が増えていくことで、悪辣な業者や低劣な消費者は恥ずかしくなって消えていく、という方向が、一番良いと私は思います。
業者や行政を私怨みたいなので批判していても“単なるプロ市民”なので逆効果ですよね。まあ私もタマには(タマにか?)皮肉ぐらい言うけど(^_^;)
プロ市民派からは「仲良しごっこかよ?」とか、自然は自然のまま派からは「所詮は人間のエゴだ!」とか、死ぬまで放っとくだけの飼い方が好きな連中からは「人それぞれだ!」とか、ドイツもコイツも判で押した様に言ってきますけど、そんなものにはめげずに飼育情報の交換やフィールド観察の報告等は、大いにやるべきだと思います。
このスレッドって、永久保存版ではないでしょうか。

[6615] 水槽立ち上げのご報告 投稿者情報かえる3号 2006-04-18 16:02
放蕩息子様 fuk様 もぐもぐ様 delphinus様 carpenter様 
放蕩息子ファンの皆様

お久しぶりです。以前サイドオーバーフローについてアドバイスを頂きましたかえる3号です。
まず最初に、前回のカキコで放蕩息子様よりアドバイス頂きっぱなしで最後にお礼も言わなかった事をお詫びいたします。すみませんm(_ _)m

2月頭から水槽に水を入れてまわし始めました。
色々と教えていただきましたろ過システムですが、結局底面+ゴミ箱で作った巨大外掛け(?)に落ち着きました。
サイフォン管も作り、最初の頃は上手く作用していたのですが、ドレン管もあるので塩ビ管だらけになってしまったのと、空気を逃がす為のエアチューブが段々詰まってきたので、「もういっそのことドレン管のみにしてしまえ!」とやけ気味に取り外してしまいました。
結果、ドレン管からの排水が空気を巻き込んでエアレーションしてくれています。ただ、泡が大きく塩ダレが酷くなりそうでしたので、自作のプロスキをつけています(でも泡が大きいので汚れはあまりとれません。塩ダレ防止策のためだけの物になってます)。

そしてついに先週木曜日に、我が家に新しい仲間が着ました!(本当はその前の日曜からライブロックとヤドカリ2匹、貝4匹+ライブロックにくっついてきた貝1匹もいるのですが^_^;)

とりあえず始めはカクレ2匹のみと思っていたのですが、ショップで泳いでいたバイカラードティバックにどうしても惹かれ、合計3匹買って来ました。もう感激です。自分の部屋で仲良く泳いでいるカクレ2匹は本当に可愛いです。カクレはショップの水槽でいじめられている2匹を買ってきたのですが(本当は良くないんでしょうがどうしても可哀相でつい・・・)、私の水槽内では今のところ当然いじめっ子がいないので元気いっぱいです。

えっ?バイカラードはって?それが買った初日にライブロックの陰に隠れて以来出てこなかったんです。それで土曜日に堪らずライブロックを動かすと、そこにシャコとカニの姿が!!そしてバイカラードは見当たらず…カニは逃しましたがとりあえずシャコは何とか捕まえ、「食べられた(;◇;)」とショックを受けながらそのまま夜勤へ。日、月曜も仕事しててもやる気が出ず、カクレ2匹は絶対に死なせないと心に誓いました。一応チェックしたつもりだったんですがシャコを見つけ切れなかった事にすごく後悔していました。


・・・ところが、今日は休みなのでさっき水替えをしたときになんとなく濾過槽を見てみると・・・そこにバイカラードの姿が!!
どうもポンプに吸い上げられたみたいです^_^;ちゃんとスポンジしてたんですが、隙間があったんでしょうね。早速救い出し水槽へ。またライブロックの陰に隠れましたが今回はスポンジもしっかり付け直したので大丈夫でしょう。
ついでにドレン管を通って貝も1匹濾過槽側に行っていましたが、彼はとりあえずそっとしときました。

ほっとしたのもつかの間、今度は水槽のライブロックの陰からまたシャコが・・・そいつは捕まえられず、今捕獲方法を模索中です(>_<)
ちなみにカニはさっき捕まえ(結局2匹いました。でもこの調子じゃまだいそうだな〜^_^;)、予備に回している30センチ水槽に入れてみました。でも育てたら愛情わいてしまいそうなので、さらにもう1つ予備水槽を作るか早目にカニを処分するか・・・結局予備水槽を買いそうな気もしますがf(^_^;)

まーそんなこんなで、お魚が入ってまだ1週間経ってないのに(経ってないからこそ?)色んな事件がありました。しばらくはまだまだ色々ありそうですが、とりあえず皆様のおかげで立ち上がりましたので、お礼も兼ねてご報告させて頂きました。長くまとまりの内文でもうしわけございません。

あまり良い写りではありませんが、とりあえず写真でも見てやってくださいm(_ _)m
(ちなみにこれはカクレとバイカラードが来た日の写真で、ライブブロックの配置は現在とは異なります。それとイソギンチャクはこれから暑くなるので、とりあえずひと夏水槽の様子を見てから考えようと思います。福岡在住でイソギンチャク飼ってる方がいらっしゃったら夏の水温の様子とか教えてくださると嬉しいですm(_ _)mついでみたいなお願いの仕方で申し訳ないですが^_^;)
[6616] RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報もぐもぐ 2006-04-18 19:04
かえる3号様

水槽立ち上げおめでとうございます!
2月の初めから水回しを始められたと言う事は、2ヶ月以上立ち上げに費やされたのですね。十分な時間をかけて立ち上げた方が良いと理屈では解っていても、実際はなかなか我慢できないものですが、かえる3号さんはすごいですね。この立ち上げが今後、きっといい結果に繋がっていくと思います。

カクレ君たちはいじめっ子が居なくなって喜んでいるでしょうね。バイカラーも食べられていなくって良かったですね〜^^

>ドレン管を通って貝も1匹濾過槽側に行っていましたが、
>彼はとりあえずそっとしときました。
あ、うちの貝たちもたまにサイフォン管に入り込むことがあります。サイフォン管は宙ぶらりんになっていて、ガラス面からアプローチできないはずなのですが、一体どうやって辿り着くやら・・・不思議です。あまり大きな貝が管内に入り込むと、詰まりの原因にもなるようですから、お互い気をつけたほうがいいかもしれないですね。

写真を拝見して感じたのですが、底砂を結構厚めに敷かれていますか?底面濾過の水が十分に循環していれば問題ありませんが、砂に汚れが溜まってくると段々水が通りにくくなってきますから、あまり頻繁に掃除が必要なようでしたら、厚みを調節されてもいいかもしれません。

今度は是非、生体の写真も見せて下さいね。

[6617] RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報かえる3号 2006-04-18 19:20
みなさま

追加報告させてください。
(1)シャコはあの後無事捕獲いたしました。

・・・そんな事よりも、
(2)水槽の中にウミウシがいるんです。どうしよう^_^;

どうもライブロックにくっついていたようなのですが、ネットで検索してみても「海草やイソギンチャクを食べる」って感じでお店に餌は売ってないみたいですね。一応ショップに問い合わせしてみましたが、ネットと同じような回答を頂き、やはり置いてなかったです。
ウミウシはきれいで興味はありましたがとても飼育が難しく長生きしないと聞いていたので、仮にチャレンジするとしてもまだまさ先の話だと思っていたのに(>_<)
どなたか飼われてる方、餌や水槽内の環境、飼育生体の組み合わせなど、何でもかまいませんので(って言うとお答えにくいと思いますが…)アドバイスいただけませんか?そもそも何を聞けばいいのかすら分からない状態です。今まで水槽の中で生きていたんだからあわてる必要はないんでしょうが、かなりてんぱってます(>д<;
僕ももう少し調べてみますが是非是非どなたか僕を救ってくださいm(_ _)m
上手く撮れていませんが写真を載せます。小指のつめほどの長さで、薄い紫の体色に濃い紫のラインが入っていて角が赤です。
[6618] RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報かえる3号 2006-04-18 19:48
もぐもぐ様

アドバイスありがとうございます。
お返事頂いた事に気付かずに危うくスルーしそうでした(>_<)

>底砂を結構厚めに敷かれていますか?
そうなんです。僕も少し心配していました。今のところは心配ないようですが生体も入り今後老廃物等が増えると循環が悪くなるかもしれないですよね。しばらく様子を見てから考えて見ます。

それにしても
>うちの貝たちもたまにサイフォン管に入り込むことがあります。サイフォン管は宙ぶらりんになっていて、ガラス面からアプローチできないはずなのですが、一体どうやって辿り着くやら・・・不思議です
本当ですね!ひょっとしたら人の見ていないときに泳いでいるのかも(笑)
そういえば貝といえば、水槽にカクレたちが入った初日は、巨大貝に水槽ごと飲み込まれる夢を見ました^_^;他にも何故か水槽に30cmあるような魚を入れてみんな食べられてる夢やら水が全部沸騰してなくなる夢やら見ましたよ(>_<)しばらくは(ずっと?)頭から水槽が離れそうにないですね(^^ゞ
[6619] RE:RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報delphinus 2006-04-18 20:58
かえる3号様

ウミウシの飼育は非常に難しい。そもそも連中の寿命は1年程度です。また特定のヒドロ虫、カイメンなどを専食する場合が多く、普通は餌が調達できません。海藻を食べるのはコノハミドリガイ類やアメフラシ類だけです。

このウミウシは形態的に見て、カイメンを食べるドーリス亜目の一種だと思います。フタイロニシキウミウシ(Ceratosoma bicolor)かも知れません。しかし、カイメンなら何でも食べる訳ではありません。海に行っていろんな種類のカイメンを採取してきたらどれかを食べるかも知れませんが、どれも無視するかも知れません。

残念ながら、これは「切り花」と諦めるしかありません。魚に悪さはしませんし、魚もちょっかいを出しません。このサイズならいつの間にか消えてしまいます(たぶん死んで溶けてしまう)、死んだとしても大して水を汚さないでしょう。

シャコ捕獲にはトラップ使うのはどうでしょう。市販品もありますが、ペットボトルでも作ることができます。「シャコ トラップ」で検索してみてください。
[6622] RE:RE:RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報かえる3号 2006-04-19 07:27
delphinus様

>そもそも連中の寿命は1年程度
>です。また特定のヒドロ虫、カイメンなどを専食する場合が多く
>、普通は餌が調達できません。海藻を食べるのはコノハミドリガ
>イ類やアメフラシ類だけです。
そうなんですか(泣)寿命は短いと聞いていたのですが、それは残念です。確かにあの後ネットで色々見てもウミウシの飼育自体がなかなかされていないようなので「難しい」という点は分かっていたのですが・・・。何分種類も分からず困っていました。

>このウミウシは形態的に見て、カイメンを食べるドーリス亜目の
>一種だと思います。フタイロニシキウミウシ(Ceratoso
>ma bicolor)かも知れません。
あるサイトにウミウシの写真がたくさん載っていたのですが、うちのウミウシは発見出来ませんでした。とりあえず「だろう」であっても名前が分かり良かったです。この名前を元にもう少し色々調べてみます。


>残念ながら、これは「切り花」と諦めるしかありません。魚に悪
>さはしませんし、魚もちょっかいを出しません。このサイズなら
>いつの間にか消えてしまいます(たぶん死んで溶けてしまう)、
>死んだとしても大して水を汚さないでしょう。
はい。どうもそのようですね。残念です。でも、少しでも長生きしてもらえるように(といっても既にどこにいるのかわかりませんが…)、水質管理など頑張ります。

>シャコ捕獲にはトラップ使うのはどうでしょう。市販品もありま
>すが、ペットボトルでも作ることができます「カニシャコホイホイ」ですよね?そうですね、探してみます。正直ウミウシに気をとられてあまり調べてなかったのですが、こちらのほうが恐らく優先ですね。自作も調べてみたいと思います。

良いアドバイスありがとうございました。
[6625] RE:RE:RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報放蕩息子 2006-04-19 14:06
かえる3号様

>2月頭から水槽に水を入れてまわし始めました。
おー、おめでとうございます。ご苦労様でした。

しかし早速色々“事件”が起きたみたいで(^_^;;。

バイカラー・ドティーバックはポンプ経由ではなくて、ドレン管を逆流して行ったのではありませんか?
貝もねぇ〜(^_^;;。色んな場所を探検して回るので、ポンプにはさまれたりしない様に気を付けないと、ある日突然、ポンプが止まっていたりしますからご注意(苦笑)。

ウミウシとシャコについては既にdelphinusさんに回答していただいた通りですね。

以前、ウミウシ研究所( ttp://www.asahi-net.or.jp/~ik8s-hr/u_siiku.html )の堀さんと親しくさせていただいていましたが、餌はやはり中々ご苦労されたようです。ウミウシがいた周囲の色々な種類のカイメンなどを水槽に持ち込んで、どのウミウシが何を食べるのか、一つ一つ確認して行ったそうですよ。

最近は海水魚ショップでもウミウシが売られていて、店員の話を立ち聞きしていると「水槽の中の苔を食べるので餌は要りません。」などといい加減なことを言っていたりしますが、餌も分からないような生き物を販売するというのはどうなんでしょう?商人としての“志”が低いと思いますけどね。

でもまあ、とりあえずはシャコの捕獲ですね。
シャコ自身は非常に賢くて、動きも面白くて、飼育すると本当に楽しい生体なんですが、何しろ危険なのでねぇ…。
魚を襲うのはもちろんですが、苔取りの貝なども殻を割って食べてしまいますね。大きくなるとガラス水槽を割ってしまうものもいるらしいので(だからシャコはプラスチック水槽で飼育するのが基本)、コミュニティ・タンクには入れて置けないのが悩ましいところです。本当は何とか、生かしておいてあげたいところなんですが…(´・ω・`)。

シャコトラップで捕らえられない場合には、LRを一旦出して、バケツなどに薄く海水を入れ、LRがギリギリ
、海水に接触するような形で空中に晒しておく、という方法もあります。水がなくなって苦しくなったシャコがLRから出て、バケツの海水の中に移動するのを待つ作戦。私はこれで捕まえましたけどね。LRが乾燥してしまうと「デス・ロック」になってしまうので、シャコが捕まるまで色々と面倒臭い方法ですが、最後の手段として覚えておいて下さい。
頑張って下さいね(^_^ゝ。
[6629] RE:RE:RE:RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報かえる3号 2006-04-19 21:24
放蕩息子様

>おー、おめでとうございます。ご苦労様でした。
ありがとうございます。待ってる間は本当につらい日々でしたので今とても嬉しいです。

>バイカラー・ドティーバックはポンプ経由ではなくて、ドレン管
>を逆流して行ったのではありませんか?
これはですね〜、見つけた瞬間は僕もそう思ったんですがどうも違うようなんですよね。
濾過槽ですが、大きいゴミ箱の中に底のたくさん穴があいた小さいゴミ箱を入れて、小さいゴミ箱にろ材として珊瑚砂を入れて、で、水槽からの水を小さいゴミ箱に入れています。
水の流れとしては「水槽」→「小」→「ろ材」→「小の底」→「大」→「ドレン管」→「水槽」なんですが、「小」から水が溢れて上を通って「大」に行かないように、「小」は背を高くしているんです。だからジャンプでもしない限りドレン管から「大」に移った魚が「小」に行くことは出来ないと思います。
ポンプに巻き込まれて☆になるが普通なのかもしれませんが、おそらく無事にポンプを通って生き延びたようです。

>貝もねぇ〜(^_^;;。色んな場所を探検して回るので、ポン
>プにはさまれたりしない様に気を付けないと、ある日突然、ポン
>プが止まっていたりしますからご注意(苦笑)。
今日見ると自作プロスキの中で酸素浴してる奴がいました。思わず笑ってしまいましたよ(笑)

>以前、ウミウシ研究所( ttp://www.asahi-n
>et.or.jp/~ik8s-hr/u_siiku.htm
>l )の堀さんと親しくさせていただいていましたが、・・・
このサイトは拝見しました。私の家からは海が近くはないし、行ってもまだ海にあるものを自分の水槽にそのまま入れる勇気がないのでちょっと無理かなーと思っていました。とりあえず今のところどうすることも出来ないと諦めます。このまま姿が見れない可能性もあるのでとても寂しいんですけどね・・・(泣)

>最近は海水魚ショップでもウミウシが売られていて、店員の話を
>立ち聞きしていると「水槽の中の苔を食べるので餌は要りません
>。」などといい加減なことを言っていたりしますが、餌も分から
>ないような生き物を販売するというのはどうなんでしょう?商人
>としての“志”が低いと思いますけどね。

>でもまあ、とりあえずはシャコの捕獲ですね。
そうですね、今日ショップに行きましたがトラップ置いていなかったので、タッパーで自作した人のHPを参考に作ってみます。とりあえず確認した2匹は捕まえたんですが、いつまた顔を出すことやら・・・
放蕩息子様の方法も今後の参考にさせていただきます。

ところで、この画像の生き物はカーリーと呼ばれる物でしょうか?ネットに掲載されている写真と似ている気もするんですが違う気もするし…最初は「けやり」ってやつかと思ってたんですが、LRにうじゃうじゃいるんでしゃこを調べてるうちに怖くなってしまいました。どなたか分かられますか?質問ばかりで恐縮なんですが…
[6630] RE:RE:RE:RE:RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報通りすがり 2006-04-20 01:42
通りすがりの者です。(^〜^;)ゞ

写真のウミウシですが、delphinusさんが仰っているCeratosoma属のウミウシではないと思いますよ。
Ceratosoma属の外見的特長として、2次鰓基部の外套隆起が挙げられるのですが、写真で見る限りそれが見受けられません。
ドーリス亜目の一種である事は間違いないですが、写真が小さ過ぎてはっきりとした同定は難しいですね。
僕の第一印象ではHypselodoris emma Rudman, 1977 かその近似種ではないか?と感じましたが・・・。
リンク、貼っておきますね。
http://www.seaslugforum.net/factsheet.cfm?base=hypsemma
餌は、やはりdelphinusさんが仰っている通り、カイメン類でしょう。
ウミウシは其々の種で専食とする物が違いますので、件のウミウシがどの種のカイメンを食べるのか?までは解かりません。
そもそも種の同定自体出来てないですからね。(^・^;)
きちんと機能したタンクであれば、水槽内のLR等に付着したカイメンを食べて、生きていくこともあります。
尤も、多くのウミウシは寿命が1年程度なので、このウミウシが誕生してから海中でここまで育った月日を差し引けば、数ヶ月の命だと言えます。
タンクメイトには害はない種だと思います。
[6636] RE:RE:RE:RE:RE:RE:水槽立ち上げのご報告 投稿者情報放蕩息子 2006-04-20 16:43
◇かえる3号様

>ところで、この画像の生き物はカーリーと呼ばれる物でしょうか?
うーん、もう少し写真が大きくなりませんでしょうか。この写真ではちょっと分からないです。(と言うか、そもそも写真のどの部分を指しているのかも分からず…(^_^;;)。
LRのところどころに見える白っぽいボヤッとしたものは、カーリーというよりはケヤリの仲間ではないかとは思いますが…。
でもやっぱり良く分からないですね(^_^;;。

ただカーリーは明らかにイソギンチャクですし、ケヤリとは動きも全く違います。ケヤリであれば鰓冠に少し触れただけでもアッと言う間にLRの内部に引っ込んでしまいますが、カーリーの触手の場合には、しばらくモゾモゾとうごめくような感じになった後、徐々に縮んでいくでしょう。その辺の動き方の違いも参考にして下さいね。

◇通りすがり(?)様

ウミウシ情報ありがとうございますm(_*_)m。
しかし「通りすがり」とは水臭いではありませんか(笑)。P●Eさん(←あまり伏字になっていない(^_^;;)ですよね?あの写真から属名まで推定されるとは流石です。

今度は「通りすがり」などと仰らず、是非ゆっくり立ち寄って下さい。お待ちしています。(←って、田舎のスナックのママみたいになっていますが…(^_^;;)

[6633] 低空飛行 投稿者情報fuk 2006-04-20 12:14
こんにちは、fukです。

仕事がピークにさしかかり、魚の世話が満足に出来なくなってきました。餌やりも、朝夜の2回が、1回になることもしばしば。昨日もホテル泊まりだったので、夜をとばしてしまいました。
そう言えば、水換えも1ヶ月以上して無いなあ。水質が安定しているのだけが救いです。
と言うわけで、かなりの低空飛行になってます。

心配なのは、トゲチョウで、1回の給餌では不足でしょうね。休日には数回与えていますが、フードタイマーの購入を考えなきゃ。
あと、ウズマキが水槽内での権力を主張し始めました。しばしば、他の魚を追いかけます。まだ威嚇するだけですが、本気で虐める(外傷が発生するような)ことがあるのでしょうか?
[6637] RE:低空飛行 投稿者情報放蕩息子 2006-04-20 16:44
fuk様

>かなりの低空飛行になってます。
低空飛行ばやりですね(^_^;;。(と言っても、そもそもこのサイトの管理人の水槽自体が超低空飛行中なので、他人様にあれこれ言う状況じゃありませんが…爆)

>心配なのは、トゲチョウで、1回の給餌では不足でしょうね。
ほとんど経験がないので良い加減なことは言ってはいけないのかもしれませんが、個人的には足りないんじゃないかと思いますよ。痩せ始めてしまったら後が怖いので、早めのフードタイマー導入が良さそうですね。
(まあ、フードタイマー給餌だけになってしまうと、楽な一方、飼育者としては味気ない部分もあるとは思いますが…。)

>本気で虐める(外傷が発生するような)ことがあるのでしょうか?
うーん。これも私は経験がないので分かりませんが、危険はあるでしょうね。
実際に他の魚に噛み付くかどうかは知りませんが、例えばウズマキに威嚇された他の魚がパニックに陥り、LRその他で怪我をするという可能性もあるでしょう。遊泳性のハゼに多い飛び出し事故(いわゆる“投身自殺”)も同じパターンだと思いますし、タンクメイトがイソギンに食われるような事故も、縄張り争いの結果ということがあると思います。

混泳はホントに難しいですねぇ…。ただ、事故が起きてからでは遅いので、出来るだけ早め早めの手を打つことをお勧めはしておきます。
[6644] RE:RE:低空飛行 投稿者情報fuk 2006-04-22 09:54
放蕩息子様
>。痩せ始めてしまったら後が怖いので、早めのフードタイマー導
>入が良さそうですね。
>(まあ、フードタイマー給餌だけになってしまうと、楽な一方、
>飼育者としては味気ない部分もあるとは思いますが…。)

そうなんです。餌やりは、楽しみですよね。それを自動化するのは・・・。

>混泳はホントに難しいですねぇ…。ただ、事故が起きてからでは
>遅いので、出来るだけ早め早めの手を打つことをお勧めはしてお
>きます。

混泳の難しさは、いつも放蕩息子さんが言われているように、種類によって成長度合いが変わることでしょうね。
でも、よく考えると、トゲチョウ・フレームといった小型の魚の水槽に、巨大になる(可能性のある)かつ、気の荒いウズマキを入れたのが、ミスチョイスだったのかも知れません。
[6641] RE:低空飛行 投稿者情報トンヌラ 2006-04-21 00:21
ありゃ、fukさんも低空状態ですか?
でも私とはちょっと事情が違うみたいで気の毒だなぁ〜

トゲチョウの一日1回給餌、どうでしょうねぇ。
お師匠様と同意見で、一般論ではやっぱ厳しいですよね。
私自身チョウチョウの給餌を制限した経験がないので分からないんですが、個体にもよるんじゃないかという気もします。

というのは、ウチのトゲっちについて、スレを立てようと思っているところだったんですが、内容的にfukさんと似ている部分が多いので、こっちに入らせてもらいます。

先週あたり、メインタンクからチョウ水槽に移したチリメンヤッコの影響でチョウたちがビビっていると書いたのですが、週末にはトゲチョウが餌をマトモに食べられなくなっちゃいました。
ただ、この状態は前にも一度経験があるので、前と同じ処置、つまりチリメンを別水槽に移しました。そしてトゲの回復を待ったのですが、それでもビビリが収まらず、自分の半分くらいのサイズのチョウハンに目の前の餌をさらわれる状況でした。しかたなく、さらにセパレータでトゲだけ隔離したところ、単独になってやっと少しずつ餌を食べられるようになりました。なんて気の小さい子なんでしょう!

トゲもチリメンもともに7センチくらいで、別にヒレが傷むほどの攻撃ではなく、ほんの少し威嚇する程度でした。半年ほど前も、混泳のセグロチョウが少し優位に餌を食べるようになったくらいでやっぱりビビって餌に焦点を合わせられなくなっちゃうんだから!

ただ、今のチョウハンみたいにちっこくて、少々いじめられても反撃しながらしたたかに食っていけるチョウもいます。セグロもそうでした。
そう考えると、分からないもんですね・・・・やっぱり個体差なのかなぁ〜って、やってみないと分からないことだらけですわ。(~_~;)
[6645] RE:RE:低空飛行 投稿者情報fuk 2006-04-22 10:09
こんにちは、fukです。

昨日、早速セパレータで、トゲチョウ・フレーム と ウズマキ・ミツボシ・ハナハゼ と言う組み合わせに分けました。
すると、それまでおどおどして、餌食いにためらいが見られたトゲチョウが、積極的に餌を食べるようになりました。

トンヌラさん、ナイスアドバイスありがとうございました。
[6643] RE:低空飛行 投稿者情報放蕩息子 2006-04-22 00:11
トンヌラ様

難しいですねぇ〜。相変わらずの話題ですが(爆)。

>やっぱり個体差なのかなぁ〜

チョウとは言っても、種類によって違うでしょうしね。
伊豆や三浦ですと、そもそも数が少ないので却ってあまり感じませんけど(^_^;;、やっぱり沖縄の海で見ているとチョウチョウも種類によって全然、泳いでいる場所も違いますし、動きも違いますよ。
そこに個体の差も加わりますから…。中々難しいものですね(^_^;;。

しかしどうなのかなあ?たとえば水槽の中に飾りサンゴをもっと入れて、少しシェルターを作るとか、そういうことで変わりませんか?それともチョウの場合にはあんまり関係ないのかなあ…?
[6646] RE:RE:低空飛行 投稿者情報fuk 2006-04-22 10:17
放蕩息子様
>しかしどうなのかなあ?たとえば水槽の中に飾りサンゴをもっと
>入れて、少しシェルターを作るとか、そういうことで変わりませ
>んか?それともチョウの場合にはあんまり関係ないのかなあ…?

トゲチョウは、ほとんど岩の陰などに入らないので、関係ないような気がしますね。ヤッコ類には必要なんでしょうけど。
水槽全体を分けるように飾りサンゴを入れればいいのかも知れませんが、そこまで入れると居住スペースが犠牲になりそうで、やりたくないですねえ。

と言うことで、とりあえずセパレータで区切りましたが、今後どうするかなあ。
[6649] RE:RE:低空飛行 投稿者情報トンヌラ 2006-04-22 23:49
放蕩息子様

>相変わらずの話題ですが(爆)。

あはは・・・そう言われるとそうですね。病気の話と混泳の話が繰り返されてエンドレス状態ですかぁ(~_~;)
じゃあ、そろそろ結論といきましょう!

「海水魚を混泳させると飼育者がストレスで痩せていく。」
って、こんなところでいかがしょうか?(自爆)

ところでfukさん、

>トンヌラさん、ナイスアドバイスありがとうございました

グチを書いたつもりが、お役に立ったみたいでうれしいです。
しかし、fukさんとこのトゲもそうなんですね。少し前に別の板で、「トゲは性格に問題がある。」と言う意見が出たとき、私は「ウチのトゲっちはそんなことない。良い性格です。」って思い切り反論したんですが、訂正しないといけないかしら?
なんかまるで親バカ状態です。(^_^;)

>たとえば水槽の中に飾りサンゴをもっと入れて、少しシェルターを作るとか、そういうことで変わりませんか

ですね。セパレータなんかよりはそちらの方がずっと見た目も自然だし、止水も少ないかな。最初からそうすれば違った展開になったかもしれません。
自宅の60規格がそれに近い感じですが、只今満員御礼です。

来週、小学生の子供の家庭訪問があるのでそれまでは見栄えが良いこの状態にしておくつもりですが、トゲの調子を見ながら、90スリムの方に移していきます。
ホンソメ、サザナミの順で移住させる予定ですが、どうかなぁ〜

ps.fukさんのウズマキ、ちょっと心配ですね。私は経験ないです。
[6658] RE:RE:RE:低空飛行 投稿者情報fuk 2006-04-24 12:00
トンヌラ様
>しかし、fukさんとこのトゲもそうなんですね。少し前に別の
>板で、「トゲは性格に問題がある。」と言う意見が出たとき、私
>は「ウチのトゲっちはそんなことない。良い性格です。」って思
>い切り反論したんですが、訂正しないといけないかしら?
>なんかまるで親バカ状態です。(^_^;)

性格はいいのでしょう、と言うか、大人しすぎる感じです。他の魚を虐めることは無いし、私は、世間慣れしていない王子様って思ってます(笑)。世間慣れしていないので、ちょっとしたことでショックを受けるのでしょう。
逆に、フレームなんかやんちゃ坊主で、虐められようが平気で泳いでます。ただし、この子は、どんな相手にでも一度は自分から仕掛けていく困ったちゃんでもありますが(笑)。
[6654] RE:RE:低空飛行 投稿者情報放蕩息子 2006-04-23 23:18
◇fuk様

>トゲチョウは、ほとんど岩の陰などに入らないので、関係ないような気がしますね。
そうですか。チョウでも種類によっては違うんでしょうけどね。海の中でも中層をパタパタ泳いでいるのもいますしね(笑)。

>そこまで入れると居住スペースが犠牲になりそう
これが悩ましいところですね。多分“隠れ家”はあった方が良いのでしょうけれども、その分、遊泳スペースが犠牲になると、どちらが好ましい環境なのか。ということになってしまうのでしょうね。
まあ何でもそうですが、その辺のバランスは難しいところですね。

◇トンヌラ様

>病気の話と混泳の話が繰り返されてエンドレス状態ですかぁ(~_~;)
ははははは(^_^;;。まあこれは永遠のテーマなんでしょうねぇ…(´・ω・`)。

>「海水魚を混泳させると飼育者がストレスで痩せていく。」
おー。んじゃひとつ、「海水魚混泳ダイエット」の本でも出しますか(爆)。

[6634] 「シアン採取」伝説7.2 投稿者情報放蕩息子 2006-04-20 16:41
流石に長くなってきましたので、ここらでスレッドを変えましょう。
No.[6585〜6595]および、No.[6596〜6632]の続きです。

◇delphinus様

>翌朝は40分以上も寝坊。…起きて時計見たときには息が止まりそうになりました
ははははは。delphinusさんの普段の書き込みからは寝坊して慌てている姿が想像できません(笑)。
delphinusさんでもそんなことがあるんですね(^_^;;。

石垣島のお話は、私にも良く分かります。しかしこれも難しい問題ですね。
旅行者としての私は、なるべく手付かずの自然を残して欲しいと思い、例えば石垣島の新空港などにも賛成とは言わないわけですが、いざ石垣島の民宿の親父さんなどと話している時に、私自身がそういう意見表明する者として適格なのかどうか、迷ってしまいます(親父さんの主張が「賛成」であれ「反対」であれ)。

このように、環境保全に関する“南北問題”みたいな話は国内にもあるわけで(ついでに米軍基地の移転の話にも、私は同様の戸惑いを感じますが)、例え総論としては賛成でも各論になった段階で賛成しかねることもあるだろうし、反対する人も責められない。そういうケースも多いのでしょうね。シアン採取も、例えばフィリピンの漁村の人々に面と向かったら、「直ちに止めろ」とは言えなくなることもあるのかもしれません。
(まあ非常にしばしば、生産や収穫の現場と消費の現場との中間で、その両者から不当な利益を搾取している者たちがいるので、まずはその連中をなんとかしたいものですが…(^_^;;)

◇ゆーが様

はじめまして。書き込みありがとうございます。院長先生(いんちょさん?笑)とはお友達でいらっしゃるんですね。こういうスレッドに新たに書き込んで下さる方がいるというのは、とても嬉しいです。

>こちらのHPは…私のバイブル的存在となっています。
ありがとうございます。しかし本当のバイブルでしたら枕にしてぐっすり眠ることも出来るようですが(バチは当たるかもしれませんが(^_^;;)、こちらのサイトは人様を眠れなくさせるようで…(^_^;;。

>魚が死ぬたびに自分は自然を破壊することに加担しているのでは?という疑問が湧いてきます。
>ただ、その反面1つ強く思うことがあって、子供たちに自然のすばらしさを身近で直に
>感じとってもらえて、結果すばらしい大人に成長してくれればな、とも思っています。

数日前の「日記」にも書いたのですが、『自然保護を問いなおす』という本(鬼頭秀一/ちくま新書)が面白くて、つまり、「人間」と「自然」とを互いに独立して対立した存在と考え、人間の手が全く入っていない「原生自然」に至上の(?)価値を見出すのは、欧米(特にアメリカ)で生まれた考え方であって、そもそも「人間の手が全く入っていない自然」などというものがほとんど存在していない我が国においては、もう少し違う自然保護/環境保全の枠組みを考えなければならないのでは?と言うんですね。
そこで必要なのは、人間社会から切り離された「原生自然」をそのまま残すということではなくて、むしろ、生活の近代化(?)によって、切り離され、断片化してしまった自然と人間社会との関係を、再度、(経済的に利用可能な“資源”としてだけではなく、伝統&文化的な側面も含めて)出来るだけ多様な側面から繋ぎ直すことによって、自然と人間社会・人間生活との「全体的な繋がり」を回復する方向性なのではないか。と言うんですよ。

前フリが長くなりましたが(^_^;;、私は魚を飼うという事も、この「繋がり」を回復するための手段の一つになるのではないか(なって欲しいな?かな(^_^;;)、と考えています。で、その「繋がり」の中には時に、魚やその他の生き物の命を奪うことが含まれる場合もあるのではないでしょうか(もちろん、無制限に命を奪って良いということではありませんが)。
より重要なことは、そこから我々が何を感じ、何を学び、どう活かすか。なのだろうと、私は考えますので、ゆーがさんの悩みには共感しますし、そうして悩む気持ちを忘れないことが、まず大切なんだろうな。とも思います。

>一部の心無い飼育者の軽はずみな言動
私もしばしば不快を感じることがあるのですが、ただ、そうした人たちの言動も、上記の本でいうところの「繋がり」が断絶されているがゆえなのかもしれないですね。とすると、そういう人たちにどうやって気付いてもらい、どうやって「繋がり」を回復する方向に考えを改めてもらえるのか。それも大きなテーマなんだろうな。と思います。中々難しいですけれどもねぇ…(´・ω・`)。
[6635] RE:「シアン採取」伝説7.2 投稿者情報放蕩息子 2006-04-20 16:42
◇ブルータンク採取人様

「ブルータンク」というお名前を最初に拝見した時に私はまず、青く塗られたスクーバ用のタンク(シリンダー)を連想したわけですが、そりゃ私だけでしょうかね?(そもそも日本じゃそんなタンクは法令違反だし。苦笑)

そりゃともかく…(^_^;;。

>飼育者の方の考え方や動向などが現地の採取者でもかなり理解出来る
>これに対して現場がいかに飼育者に対してフィードバックするのか

そうですね。やはり飼育者だけが言ってもダメ。採取者の方たちだけが考えてもダメなのだと思いますので、ここでもその両者の「繋がり」が大切になるように思います。
以前、トレーサビリティの話をしましたけど、トレーサピリティというのも、単に消費者(飼育者)の側から見て出所来歴が明らかであるという意味だけではなくて、飼育者と採取者、そして自然の海へと繋がっていくための経路(パス)を作るという意味が大切なんじゃないかという気がします。

そういえば、ブルータンクさん、HPの内容が更新されていますね。写真を増やしていただいて、非常に分かりやすくなって来たと思いました。今後ますますの充実を期待します。
(あと、今年の夏こそはお邪魔しますので、是非一緒に遊んで下さい。笑)

◇プアマリナ様

>南紀へ行ってる間に、とても有意義な意見交換が
お疲れ様でした。よくぞご無事で(笑)。

>意識の高い飼育者が増えていくことで、悪辣な業者や低劣な消費者は
>恥ずかしくなって消えていく、という方向が、一番良いと私は思います。
私もそう思います。ただし実現はそうとう難しいとも思いますが。
しかしやはりその方向性を追い求める以外にはないでしょう。

法律や条令などでの規制の強化は(もちろん一概に否定はしませんが)、しばしば、アンダーグランドなマーケットの拡大を促し、事態の収集をより困難にする場合があることを考慮に入れるべきです。下手すると法令違反、条例違反のほうが儲かるわけですからね。それで罰則も軽く、取り締まりも十分に為されないような事態になったら、却って悪徳業者を保護&育成するようなものじゃないですか。口惜しいったらありゃしない(笑)。

>このスレッドって、永久保存版ではないでしょうか。
んーとですね。そのうちまた、「過去ログスペシャル」に収録の予定です。
(再掲載に当たって内容修正のご希望の場合はご連絡下さい>ALL 誤字脱字は、私が気付いた部分だけ修正しておきます。笑)

実はPCを変えてOSが新しくなって、「ホームページビルダー」を使うようになってから、過去ログの編集が凄く楽になったんですよ。昨年まではHTMLのソースを自力で書き直して編集していたんですから(もちろんある一定の雛形を使って、必要な部分を書き換えていただけですけど。(^_^;;)。
その割りに「過去ログ」も「スペシャル」も、“予告編”ばっかりでほったらかしの部分が多いんですが、そこはまあ、それ、“大人の事情”ということで…(爆)。

過去ログにまとめるとGoogleでも検索できるようになる(はず)ので、楽しみにしておいて下さい。
[6640] RE:RE:「シアン採取」伝説7.2 投稿者情報 2006-04-20 20:39
いいスレッドですね、あまりに内容が濃すぎて、自分が書き込むとスレ汚しになるかと思い、カキコミを控えさせて頂いておりました。
こちらは追加スレなので少しだけお邪魔させて下さい;;

放蕩息子様
そのテーマで書かれている本があるのですか!
それ、この間の里山オフ(?)で野鳥系の方と意見交換した時に自分が言いたかった事そのままです、活字になってるのでしたら、これは読まない訳には参りません、情報感謝です。

delphinus様
実はこっそりファンです、いてもたってもいられなくて、の書き込みでは思わぬ本音を垣間見れたような、しかも全力で頷きたくなる内容です。
伝説シリーズ、これからも更に応援しております。
[6638] RE:「シアン採取」伝説7.2 投稿者情報ゆーが 2006-04-20 19:09
放蕩息子様、ブルータンク採取人様、皆様こんばんは。

私のつたない文章にレスありがとうございます。
皆様の内容の濃い文章に自分の学の無さを実感しています。レスするのがちょいと恥ずかしかったりもしているのですが^^;;

ブルータンク採取人様

>今は、ネットがありますので飼育者の方の考え方や動向
>などが現地の採取者でもかなり理解出来る現状があります。
>これに対して現場がいかに飼育者に対してフィードバック
>するのか、という事がとても大事だと考えております。

ブルータンク採取人様の様な立場の方がこの様な素晴らしい考えを持っておられると、私たち飼育者は自然に対して如何に接するかをほんとに真剣に考えなければなりませんね。なんだかプレッシャーがかかりますねぇ^^;;

>それによって多くの方々のマリンアクアライフが実の
>あるものとして充実していく事が、採取者の責任や誇
>りとなる道筋だと感じて止まないのです。

私もそれに応えられる飼育者に成長したいもんです。。

>(アクアリュームが自然破壊行為として帰結すれば、
>採取者はその当事者として非常にやり切れない思いを
>抱えたまま海に沈んで行くのみですから。)

飼育者もまた同じことですよね・・・
海には沈まないにしても、物置の片隅に悲しくうずくまるといった所でしょうか・・(笑

放蕩息子様

>ありがとうございます。しかし本当のバイブルでしたら枕にして
>ぐっすり眠ることも出来るようですが(バチは当たるかもしれま
>せんが(^_^;;)、こちらのサイトは人様を眠れなくさせる
>ようで…(^_^;;。

いえいえ、羊を数えてもたいした楽しくないし有意義ではないですが、こちらのHPからの問いかけや意見を考えることは非常に有意義なことですから。

>前フリが長くなりましたが(^_^;;、私は魚を飼うという事
>も、この「繋がり」を回復するための手段の一つになるのではな
>いか(なって欲しいな?かな(^_^;;)、と考えています。

なるほど、非常に納得いくって言うかなんていえばいいのか、え〜とよく分かりました!^^;;
なんだか自分の目指す方向性っていうか、はっきりとした指針が示された気かしています。少し楽しくやっていけそうです♪

>より重要なことは、そこから我々が何を感じ、何を学び、どう活
>かすか。なのだろうと、私は考えます

うんうん、同感でございます。また、それを我が子にも教えてあげたいです。今はそれが大事かなあと強く思っています。

>そういう人た
>ちにどうやって気付いてもらい、どうやって「繋がり」を回復す
>る方向に考えを改めてもらえるのか。それも大きなテーマなんだ
>ろうな。と思います。中々難しいですけれどもねぇ…(´・ω・
>`)。

最近は不可能なんじゃないかって漠然と感じちゃってます。私には知恵も力も文才も無いので非常に微力だろうとは思いますが、何か出来ないか、を考えなきゃぁならないのかなぁ・・・
[6642] RE:「シアン採取」伝説7.2 投稿者情報放蕩息子 2006-04-22 00:10
◇純様

>それ、この間の里山オフ(?)で野鳥系の方と意見交換した時に自分が言いたかった事そのままです

はい。「人間の手が入ることによって(手が入っても?笑)バランスが取れている日本の生態系」というのは、里山が典型ですね。なんか、聞くところによるとカブトムシというのは里山の環境に適応した虫なので、山奥などでは却って少ないんですって?そういう話も面白いですね。

自然保護とか環境保全とかについて欧米人の言っていることを聞いたり読んだりすると、しばしば、「言ってることは分からなくはないんだけど、イマイチ腑に落ちない。」という感じになるのですが、『自然保護を問いなおす』という本は、欧米の自然保護思想の歴史を振り返ることで、その辺の違和感の根っこの部分から解説されています。決して読みやすいとは思いませんし、読んで「楽しい」という感じでもないのですが、この本に書かれている「社会的リンク論」の考え方には非常に共感できますので、お勧めですよ。

◇ゆーが様

>また、それを我が子にも教えてあげたいです。

そうですね。
「たまごっち」のようなゲームが流行って、マスコミなどは「本当の生き物とゲームの区別がつかなくなる。」みたいなことを言って、手ごろな“犯人”のでっちあげに夢中になるのですが(笑)、そもそも考えてみれば、今の子供たちがどれだけ、本物の生き物が生まれたり死んだりする現場に接する機会があるのか。そう考えると何も「たまごっち」やTVゲームがなくたって、「生き物の生死=命」というもの自体が既にバーチャルな、実感を伴わないものになりつつあると思うのです。
(「魚の切り身が海の中を泳いでいると思っている。」という話もありましたが…。笑)

しかし「自然との繋がり」を回復する中では、そうした「生命(&死)の実感」も欠かせないはず。どこかの小学校の先生が、ニワトリを育てて〆て食べるという授業をしたそうで、まあ、中々そこまでは出来ませんが(^_^;;、生き物を一生懸命飼育し、それが死んだり、また生まれたりすることを身近に経験することは、やはり非常に大切なんじゃないかと思いますね。

>最近は不可能なんじゃないかって漠然と感じちゃってます。

まあ、簡単じゃなさそうですけどね(^_^;;。一度言って変わるものでもないでしょうし。(私もそんな影響力は持ってないですし。笑)
でも色んな人から同じような話を聞いたり、あるいは沢山のWEBサイトなどで目にするようになれば、少しずつ、ボディーブローのように働いて、いつの間にか考えが変わっていた。ということもあるんじゃないでしょうか。
あんまり期待しないで、でも全く諦めもしないで、決して無理もせず、出来ることから、ボチボチやれれば良いな。と思ってますけどね(こっちも「低空飛行」で?笑)

[6647] 嘔吐 投稿者情報fuk 2006-04-22 10:34
昨日、ウズマキに餌を与えていると、パクパクと凄い量を食べます。ここまでは、いつものことなんですが、昨日は、その食べたものを、まるでガメラの火炎放射のように、凄い勢いではき出しました。一瞬、何が起こったか判りませんでした。その後、自分の吐いた物を食べているので、単に何か詰まったのかと思い餌を与えると、また吐きます。

どなたかこういう経験のある方、おられますか?とりあえず、体調は悪くなさそうです。
[6651] RE:嘔吐 投稿者情報箱福 2006-04-23 02:56
fuk様

こんばんは。

>昨日、ウズマキに餌を与えていると、パクパクと凄い量を食べま
>す。ここまでは、いつものことなんですが、昨日は、その食べた
>ものを、まるでガメラの火炎放射のように、凄い勢いではき出し
>ました。一瞬、何が起こったか判りませんでした。その後、自分
>の吐いた物を食べているので、単に何か詰まったのかと思い餌を
>与えると、また吐きます。
>どなたかこういう経験のある方、おられますか?とりあえず、体
>調は悪くなさそうです。


私は、キイロハギとキンチャクフグで経験がありますが、沢山与え過ぎると硝化不良を起こしたり、食べ過ぎで排便が間に合わないのではないでしょうか?。あとは胃腸障害を起こしている可能性もありますし。餌の量を減らしてみるとか、数日餌を抜いてみるとか?。食べ過ぎか与え過ぎか…やはり胃腸障害?。詳しい方のアドバイスをご参考に。(^^;
[6653] RE:RE:嘔吐 投稿者情報delphinus 2006-04-23 10:48
[6652] RE:RE:嘔吐 delphinus   2006-04-23 10:47
fuk様・箱福様


>昨日は、その食べたものを、まるでガメラの火炎放射のように、>凄い勢いではき出しました。一瞬、何が起こったか判りません
>でした。その後、自分の吐いた物を食べているので、単に何か
>詰まったのかと思い餌を与えると、また吐きます。

タレクチベラやモンガラカワハギなど食欲が旺盛な魚でこういう行動を見たことがあります。海水と一緒に餌を飲み込んでしまい、飲み下すことができなくて吐き出すのかも知れません。他の魚にはよい迷惑ですが、その吐き出した餌をまた食べているというのなら問題がないと思います。吐き出したものを全く食べない場合は、「その餌に飽きて口に合わなくなった」のか内臓障害じゃないでしょうか。
[6655] RE:RE:嘔吐 投稿者情報放蕩息子 2006-04-23 23:18
fuk様

その後どんな具合でしょうか。
ウチでもクマノミが時々、沢山口に頬張り過ぎてブーッと吹き出すことがありますが、
>ガメラの火炎放射のように
というのは凄いですね。

既に箱福さんやdelphinusさんが回答して下さっていますが、胃腸障害などでなければ良いですね。
大事ではないことをお祈りしています。
[6657] RE:RE:RE:嘔吐 投稿者情報fuk 2006-04-24 11:51
放蕩息子様
>その後どんな具合でしょうか。

日曜の朝も吐きましたので、皆様のレスを参考に、少量・多回数に切り替えたところ、とりあえず吐かなくなりました。日曜日は、こまめに、10回くらい餌やりをしました。

ウズマキ自体は、至って元気で、他の魚を威嚇しまくってます(これはこれで、困るんですけどねえ)。排泄もしているので、大丈夫なように思います。単に、食い意地がはって一度に食べ過ぎただけかも知れないです。もう少し様子を見ます。
[6662] RE:RE:RE:嘔吐 投稿者情報放蕩息子 2006-04-25 00:36
fuk様

>少量・多回数に切り替えたところ、とりあえず吐かなくなりました。
そうですか。でしたらやはり一時的な“食いすぎ”かもしれないですね(^_^;;。
消化器系の障害であれば、食べること自体が難しくなると思いますから、「とりあえずは良かった。」というところではないでしょうか。

ただ、ちょっとだけ気になったんですが…。
ちょっと思いついたんですが、もしかしてもしかしてですが、口の中に何か寄生しているとか、そういうことはないですかね?「タイノエ」とか「アジノエ」とか、「ウオノエ類」という生き物(魚類の口中に寄生する等脚類=フナムシなどと同じ甲殻類の仲間)がいるそうですが…。

まあ、例え「ウオノエ類」に寄生されていても、それが直接命に関わるようなことはないそうで、魚もきちんと餌をとれるそうですから、「急にどうこう。」という必要もなさそうですが、「口の中に寄生虫がいた。」というのは、釣り人の中ではそんなに珍しいことでもないそうですよ。
観賞魚の場合には私は聞いた事がありませんが、どうなんでしょう?寄生されている魚がいても不思議はないような気もするのですが…。

何方かご経験はないですかね?
[6666] RE:RE:RE:RE:嘔吐 投稿者情報delphinus 2006-04-25 20:17
放蕩息子様

広島県のショップで、サザナミヤッコから寄生性等脚類が出てきたという報告がなされています。NEWSをクリック。
ttp://www.alpha-net.ne.jp/users2/mamezo/main.htm
エラから出てきたという話なので、サヨリヤドリムシに近い仲間かも知れません(タイノエは口腔内寄生)。元漁師さんに話を伺ったことがありますが、「近海物のサヨリにはたいがいついとる」と言われました。


広島大学大学院の山内健生先生が、この手の寄生性等脚類の情報を集めておられます。
ttp://fishing-forum.org/zukan/hyohon/uonoe.htm

[6672] うぎゃー 投稿者情報fuk 2006-04-26 13:09
delphinus様、放蕩息子様

個人的に、寄生虫とかそのたぐいは、NGです。生理的に受け付けないんです。
うちのウズマキが寄生されてないことを祈ってます。
[6673] RE:RE:RE:RE:RE:嘔吐 投稿者情報放蕩息子 2006-04-26 13:57
◇delphinus様

おー、流石はdelphinusさんですね。(思いついたら何でも書いておくものだな。笑)
しかしやはり観賞魚でも見つかる場合があるんですね。まあ、
>近海物のサヨリにはたいがいついとる
ということであれば、いないと考える方がおかしいのかもしれませんが。

でも淡水浴では取れなくて、ホルマリン浴が必要となると中々厄介です。口の中やエラに寄生されていたのでは、発見するのは困難でしょうし…。

でも海水魚飼育者の裾野も広がり、インターネットなどを通じた横の情報交換も増えることによって、今後はこうした情報に接することも増えるのでしょうね。fukさんのところのウズマキが何かの病気なのか、あるいは寄生虫(虫?)なのか、あるいはただの食い過ぎ(笑)なのかはわかりませんが、これからも色々と、原因を特定できない病気(というより症状?)の話は増えるんだろうなあ。と感じます。

しかし山内健生先生の呼びかけも面白いですねぇ…。これで全国からどれだけの報告が集まるのでしょうか。ものすごい数が寄せられてきて、山内先生の方が困っちゃったりして…(^_^;;。

◇fuk様

>うぎゃー
ははははは(笑)。fukさん、ダメですか。そりゃ確かに(色々な意味で)
>うちのウズマキが寄生されてないことを祈ってます。
ですね(^_^;;。

しかし、よくよく考えると不思議ですよ。彼らどうやって宿主を見つけたり、あるいは繁殖相手を探したりするんでしょ?生態を考えると、面白い生き物だとは思いますけどねぇ…(確かに、見た目は私も好きじゃないですけど。笑)。

[6650] 質問です 投稿者情報りょうパパ 2006-04-23 00:14
放蕩息子様みなさまこんばんわ!

カクレクマノミの繁殖計画をスタートしようと思っているのですが、とりあえず始めに給餌の強化を実施しています。
通常朝、晩の2回一つまみ程度のシュアーをあげていましたが、この量を2〜3倍にしています。
その上にこちらのサイトでもリンクされているマリンルートワンのオリジナルの餌にマリンクロレラを添加してあげていこうと思っています。

この給餌で水換えは週に1回60×45×45水槽で25リットルの交換を行っています。

どの程度の期間様子をみて、産卵を開始しない場合はいつぐらいで諦めればいいと思いますか?
アドバイスいただけると助かります。m(__)m
[6656] RE:質問です 投稿者情報放蕩息子 2006-04-23 23:19
りょうパパ様

おー、いよいよりょうパパさんも繁殖チャレンジですね。しかしまた難しい質問を…(^_^;;。

>産卵を開始しない場合はいつぐらいで諦めればいいと思いますか?
正直、私にも良く分からないです(^_^;;。

実はウチのクマノミも、1ヶ月ほど前からまた、産卵を始めたんですよ。その前1年くらい、ストップしていたのですが。で、別に餌を変えたわけでもなく、量を増やしたわけでもなく、また産み始めました。理由は不明(苦笑)。

まあ、餌の量が足りないと卵は産みにくいとは思いますが、ですから、かと言って十分に餌を与えればそれだけで産むものでもなさそうです。イソギンが無くても産む時は産むみたいですし…。
もちろん、これが商売でやっている人工繁殖ならば、ホルモン剤みたいなもので産卵をコントロールすることも考えるのでしょうが、そういうわけにもいきませんしねぇ…(^_^;;。

でも我が家の場合には水温が高い真夏には少しお休みする傾向があったように思います。やはり条件が良くないと思うのではないでしょうか。すると、色々な条件がそろうのがいつなのか分からないので、とりあえず1年間程度は希望を捨てず、頑張る価値はあるのではないかとは思いますが…。

早く子宝に恵まれますように。お祈りしております(←祈ってばっかですけど…(^_^;;)。
[6660] RE:RE:質問です 投稿者情報りょうパパ 2006-04-25 00:00
放蕩息子様 レスありがとうございます。

>また難しい質問を…(^_^;;。
申し訳ございませんm(__)m
いろいろなサイトを見ても産卵が始まってからの解説やアドバイスは見るのですが、こうすれば産卵するよ!とか産卵しやすいよ!といった物が見当たらないので、超初心者的な質問をしてしまいました。

>実はウチのクマノミも、1ヶ月ほど前からまた、産卵を始めたん
>ですよ。
いやぁ〜羨ましいかぎりです(^.^)

>でも我が家の場合には水温が高い真夏には少しお休みする傾向が
>あったように思います。
そういうものなんですかぁ?しっかりメモをとっておきます!(^^)

>とりあえず1年間程度は希望を捨てず、頑張る価値はあるのでは
>ないかとは思いますが…。
わかりました!とりあえず1年間を目標にしてがんばってみます(^_^)v

>早く子宝に恵まれますように。お祈りしております(←祈ってば
>っかですけど…(^_^;;)。
ありがとうございます。ご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、これからもくだらない質問に付き合ってください!(^^ゞ
よろしくお願いします。
[6663] RE:RE:質問です 投稿者情報放蕩息子 2006-04-25 00:37
りょうパパ様

>これからもくだらない質問に付き合ってください!(^^ゞ
いいえ。とんでもないですよ。全くくだらなくはないと思いません。

ただ、
>こうすれば産卵するよ!とか産卵しやすいよ!といった物が見当たらない
というのはきっと、そこまで自信を持って書けないからなんでしょうね…(^_^;;。難しいです(苦笑)。

でもね、何かきっと、産卵を促進する成分とか、それを含む餌みたいなものはあるんだろうな。とは思うんですよ。人間にも排卵誘発剤とかありますしね。そうした成分が自然の餌の中に含まれているものがあるんじゃないでしょうか。
ただそれが何かということになると、私にも何だか良く分かりません(^_^;;。(それを食べなきゃ卵を産まないということもないでしょうし…。)

中々難しいですねぇ…(^_^;;
[6667] RE:RE:質問です 投稿者情報トンヌラ 2006-04-25 22:29
りょうパパ様

こんばんは。いよいよ本腰を入れて繁殖ですか!途中で腰がくだけてしまった者が言うのも何ですが、がんばってください。

スパインチークではあまり参考にならないかもしれませんが、ウチでは餌はテトラミンフレークだけ1日1回で産卵し続けました。でも、産卵数は給餌の回数を増やした方がやはり多かったようです。水温は26〜27度でした。
あるベテランの方から「産卵は餌と水温だよ。」って言われた覚えがあります。

ぜひ夢を実現してください。私もいずれ、再挑戦したいと思っています。(*^_^*)
[6668] RE:RE:RE:質問です 投稿者情報delphinus 2006-04-26 00:45
りょうパパ様

15年以上前に出版された、鈴木克美・高松史郎編著『海水魚の繁殖――育ててみよう海の生き物』(緑書房,1989)にはこんな一節があります。餌を与えすぎると便秘になることがございます。

「繁殖を目的として海水魚を飼育する場合、与える餌がカロリー過剰になりやすく、運動不足も手伝って魚を肥満させ、肥満が原因となって繁殖を妨げる、という事実に注意する必要がある……肥満による性成熟の阻害を防ぐために、シマアジ養殖では、繁殖期に備えて餌のカロリーを段階的に引き下げる工夫が必要とされている」

「最近は、種苗生産の親魚のための餌について栄養の研究が非常に進み、例えばマダイでは、餌の蛋白源としてイカミールが優れていること、マダイ親魚に冷凍オキアミを与えると産卵量、受精率、ふ化率、正常な仔稚魚の数などが向上し…、短時間の餌であっても良質な餌を与えることが卵質に好影響を及ぼすことが分かっている」

「ものすごくよく食べる」と言われて、イカミール入りを売りにした餌(おそらく、養殖業者向けの餌を小分けしたもの)を売りつけられたことがあります。確かにスルメ系の味と匂いがいたしました。魚もまあ食べてくれたのですが、市販の乾燥餌よりとりたてて喜ぶという訳ではありません(アサリや冷凍ブラインは魚の動きが違いますよね)、おまけに部屋が何かイカ臭くなった上に、製造元や原材料表記がないのがどうも気になったので、購入したのは一度きり。それも少し使っただけで処分いたしました。

ただし、実験動物としてのネズミと深い仲にある友人は、大げさな謳い文句の(割に何が入っているかわからない)ペットフードよりも、実験動物用のペレットが栄養バランスに配慮していると考えています。実験動物用のペレットに変なものが入っていて、それが実験結果に影響を与えたら製造元の責任問題になります。

魚類の繁殖行動に関しては水温変動と光周期(要するに昼の時間/夜の時間の変化)に影響されている可能性が指摘されています。温帯の淡水魚(マス、アユ、メダカなど)では光周期の影響が大きく、クロダイなどの海水魚では水温上昇の影響が強いとされます。プロの漁師は「乗っ込み」という単語でこのことを経験的に認識していました。

年間を通して水温や光周期の変動が少ない熱帯の海水魚にも、これらの要因が影響しているかどうかは分かりません。しかし、影響が皆無とも考えにくいのです。例えば、スズメダイ科の繁殖期は春〜秋。フエダイの繁殖期は春と秋の年2回といった事実はわかっています。ちょっと散文的な言い方になりますが、自然下の魚は何かを手がかりに「季節」を感じ取っているのです。水槽内に「四季」を作れば、産卵のチャンスが上がるかも知れません。
[6671] RE:RE:RE:質問です 投稿者情報ブルータンク採取人 2006-04-26 03:23
りょうパパ様

トンヌラさんやdelphinusさんが言われたとおり、やはり水温との関係が強くあるように思いますね。
通常、繁殖(孵化などで)には積算水温が基準として用いられますね。
これは、桜の開花予報で積算気温が用いられるのと同じような感じで、海洋ではサンゴの産卵予想などで使われるのが有名ですが、クマノミ類の繁殖全般も基本的には同じだと思います。
また、こうした周期を見るための積算水温などの概算以外にも、細かくは潮汐や誘発物質(他の生体との作用)などの関係も影響していると言われますね。
現在、石垣島でもクマノミの繁殖期(卵の産み付け)に入っていますし、delphinusさんが言われたフエダイなどもちょうど乗っ込みの時期です。(今はもっぱら夜の海に出掛けております。)
がしかし、今年の海洋での季節は例年の暦で言えば半月程度は遅れています。
日照・気温・水温などを積算すると、半月分の開きがあったのかもしれません。

ちなみに、海人はこうした繁殖時期を見るために海洋、陸上での季節変化をとても細かくチェックしています。
藻場地での動物プランクトンの量や枯れて浜に打ち上がるアマモ葉の量、花の咲き方や昆虫の様子などなど、とても説明出来ないような因果関係を含めて観察しています。
(これらは、古くから自然で生きるものの知恵として伝えられます。)
というのも、特定種の繁殖時期(種別のズレ)をピンポイントで当てる必要があるからなんですね。

[6674] RE:RE:RE:質問です 投稿者情報放蕩息子 2006-04-26 13:57
皆様

色々と情報をありがとうございます。皆さんのお話を伺うと、やはり水温(しかもその変化?)は重要な要因のようですね。(そう言えばミズクラゲの繁殖も温度変化がないとポリプからストロビラへの変態がないように聞きましたが…。クラゲとクマノミじゃ条件が全然違いますね(^_^;;)

観賞魚の水槽ではヒーターやクーラーの使用によって、自然の海よりも水温が安定している場合もあるかとは思いますが、こと繁殖と言うことになると、delphinusさんがお書きになったように、少し意図的に四季の変化を付けていくことも考えるべきなのかもしれないですね。
(クーラーを使用していない我が家の場合には、好むと好まないとに関わらず、勝手に「四季の変化」が発生してしまっていますが…爆)

そういえば特にカクレクマノミの場合などは、かなり水深の浅いところに棲息していますので、季節の変化による水温変動などもかなり大きな環境だと思います。水温変化が何らかの影響を与える可能性は大きそうな気がしますね。ORAとかでデータを取っていたりしないのかな?
(もっとも、「企業秘密です。」とか言われそうな気もするけど…(^_^;;)

ブルータンク採取人さんのお話(海人の方たちの自然観察のお話)も非常に面白いです。
>特定種の繁殖時期(種別のズレ)をピンポイントで当てる必要がある
というお話も、「なるほど。」と思わせます。それだけ、海の中や陸上も含めて、多様で密接な関係性の経路(パス)が繋がれているんだなあ。ということを、改めて感じました。

delphinusさんのお話の中にも、非常にしばしば、お知り合いの漁師さんの方のお話が登場しますが、身近にそういう方がいない私(港町に生まれ育った割りに、知り合いに漁師の人がいないんですよねぇ…(^_^;;)にとってはもちろん、自然の海から切り離された日常を過ごしている多くの海水魚飼育者にとって、たいへん貴重な情報だと思います。
これからも色々とお話をお聞かせ下さいね。
[6680] RE:RE:RE:RE:質問です 投稿者情報りょうパパ 2006-04-28 00:08
放蕩息子様 トンヌラ様 delphinus様 ブルータンク採取人様
皆様色々なアドバイスありがとうございます。常に勉強不足の自分には大変ためになります!
また、仕事が忙しく皆様の書き込みを読ませていただくのが遅くなってしまい申し訳ございませんでしたm(__)m

トンヌラ様
給餌の回数が1回/1日でも産卵はするんですね!ちょっと意外な感じでした(^^ゞ
水温は26度にしてあります。この水温で2年以上飼育しているので問題はないと思うのですが、もともとどこで採取された固体なのかわからない為適正な水温もわからない状況です。(:_;)

delphinus様
水温変動と光周期が重要なんですね!
頭のかたい私は水温の変化や照明のタイマーのズレも悪い影響を与えてしまうものだとばかり思い込んでいました(^_^;)
夏に向けて少し水温を上げてみてメタハラのタイマーも徐々に長くしていってみようと思います。
また、給餌も少し考え直してみたほうが良いのでしょうか?肥満にまではなっていないと思うのですが、常に♀のカクレのお腹が少し膨らむのを確認しながら給餌しています。

ブルータンク採取人様
海人のお話大変おもしろいと思います。昔の人が自然と共に生活していた知恵が沢山あるんですね!
水温に関してですが、沖縄の海(カクレが繁殖している場所)の水温はどのくらいなんですか?多分、浅瀬だと思うのですが、1日のうちで温度変化はどのくらいあるのでしょうか?
あと、貼り付けた写真のハタゴを先日購入させていただきありがとうございましたm(__)m感謝しています。

放蕩息子様
自然と接する機会の少ない私達には漁師さんたちのお話などは本当に貴重ですよね!もともと自然の海を部屋に再現したい為に水槽を始めているので本来もっと自然の海の事を勉強しないといけないと思うのですが、なかなか沖縄等に行ける機会も無く、お金も無く、、、(^^ゞ 身近に海の知識が豊富な人が居る環境って本当に羨ましいです(^.^)

皆さんから興味深いお話をお伺いできて大変ありがたいと思っています。ちなみにもし産卵したとしたらLTとハタゴのどちら側に産み付けるのかも興味があってイソギン二刀流にしてみました。

[6682] RE:RE:RE:RE:質問です 投稿者情報放蕩息子 2006-04-28 23:49
りょうパパ様

>イソギン二刀流にしてみました。

おー、こりゃ面白いですね。写真を見るところLTの方がお気に入りのご様子ですが…。
卵を産むのに、周囲の環境(というのは、卵を産みつけるのに手ごろなLRなどがあるかどうか)の問題もあると思うんですよ。イソギンの触手の先端の近くに、わりに平たくてすべすべした面があるのかどうか。周りが砂場だらけでは産みにくいと思いますし…。

楽しみですね。
[6687] RE:RE:RE:RE:質問です 投稿者情報ブルータンク採取人 2006-04-29 15:13
りょうパパ様

カクレ生息域での水温は、日中変化を含めてかなり不安定ではあります。
がしかし、平均値にすれば外洋水温とほぼ変わらない値が出てくると思いますので、そういう値でお話します。
石垣島におけるカクレ繁殖期の海水温は大体23〜24度位だと思います。
これは通常4月の水温です。
単純にこれを逆算していくと1月時の最低水温が20〜21度位ですので3ヶ月間で3度程度の上昇という参考値になるかと思います。
水槽内でしたら23度からスタートして3ヶ月間で26度まで上昇させるというような感じで変化させるのも一つかと思いますよ。

[6688] RE:RE:RE:RE:RE:質問です 投稿者情報りょうパパ 2006-04-29 22:02
放蕩息子様こんばんわ
産卵場所となるような石はLTイソギンが予定より大きくなりすぎてしまいイソギンの後ろに隠れてしまっている状態なんです(^^ゞ


ブルータンク採取人様こんばんわ
アドバイスありがとうございます。
今現在26度で設定してあるので、1〜2ヶ月かけて23度あたりまで落とさないと駄目ですね、、、先は長そうですが、がんばっていきたいと思います。
[6689] RE:RE:RE:RE:RE:質問です 投稿者情報放蕩息子 2006-04-29 23:14
◇ブルータンク採取人様

>カクレ繁殖期の海水温は大体23〜24度位だと思います。
ふーむ。改めて言われてしまうと水温低いですね(^_^;;。それに比べてわが水槽の暑さよ(苦笑)。
そう思うとやっぱりクーラーを設置してあげたいとは思うのですが…。

>23度からスタートして3ヶ月間で26度まで上昇させるというような感じ
我が家の場合、どんなに頑張っても「26度からスタートして3ヶ月間で29度まで」てな感じでしょうか(^_^;;。
まあそれでも卵も産んでくれているので良いのかもしれませんが…(´・ω・`)。

◇りょうパパ様

>産卵場所となるような石は…イソギンの後ろに隠れてしまっている状態
そうですか。そういう時、どうするのかな?ウチでは最初、親がイソギンに噛み付いて、少し縮ませるようなこともしていましたけどね。

>1〜2ヶ月かけて23度あたりまで落とさないと駄目ですね
うーん。これから暑い時期に向けて、水温をそこまで下げて行くのは難しくないですか?
まあ、我が家ほどの高水温が良いとはいいませんが(^_^;;、水温の上限を28℃くらいに設定しても大丈夫だと思いますが…。

[6659] お金儲け 投稿者情報chinupower 2006-04-24 21:31
お金儲けがしたくて始めました。
  ↓   ↓   ↓
ttp://ucky.ciao.jp/chinu/

お金が欲しい、お金が欲しい、お金が欲しい、お金が欲しい。障害者年金暮らしの私にとって一番欲しいものはお金です。きれいな魚、水槽買いたいよ!!
[6661] RE:お金儲け 投稿者情報放蕩息子 2006-04-25 00:35
はあ。お金ねぇ…。確かに欲しいことは欲しいですが…。

ただまあ、とは言っても、誰にでもすぐ簡単に、確実にお金が儲かる方法なんてものが、世界中の誰もが気軽に見ることが出来るインターネット上に公開されているとは思えないですねぇ(^_^;;。
大きな水槽が欲しいことも事実ですが(←その前に大きな家が欲しいか。苦笑)

とりあえず、リンクの内容は確認させていただきましたが、特にこのサイトの内容とは関係ない様子でしたので、リンクを外させていただきました。ご了承下さい。

[6675] やっぱガメラは「正義の味方」だわ。という話(笑)。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-26 14:03
「恥更級日記」の方にも書いたのですが、こちらにも。

4/29からガメラ映画の最新作「小さき勇者たち〜ガメラ〜」が公開されるのですが、その公式サイト( http://gamera.jp/ )を見て感心しました。
映画の中にガメラの幼生(というのかな?)役として「ケヅメリクガメ」というカメが出てくるのですが、公式サイトや公式ブログの中に、きちんと、その「ケヅメリクガメ」の飼育についての注意が掲載されていて、映画を見た後の衝動買いを諫めているんですね。

私は両爬系(?笑)に直接の知人がいませんので知らなかったのですが、「ガメラ」に「ケヅメリクガメ」が出てくるという情報が流れた時点から、「カメ飼い」(と言うそうな(^_^;;)の方々からは、その後の影響を心配する声が出ていたのだそうです。
今回の措置はその声に答えたものと言えるのでしょうが、公式ブログによると映画のエンドロールや公式パンフレットにも(短い物ながら)、同様のメッセージが掲載されているとか。

えらいよねぇ〜。どっかの拝金主義のアメリカの映画会社とは違うよねぇ〜。さすがは「ガメラ」だわ。

実は「ガメラ」でそういう措置、そうした配慮が為されたということの影響は、今後、意外に大きいのではないかと思っています。次に例えば某拝金主義映画会社が、大ヒットした“例の映画”の続編でも作ろうかと考えたときに、同様の措置を求める根拠(?)になりますからね。「ガメラの公開に際してさえ、そうした配慮が為されているというのに、アンタとこの映画はガメラ以下かい!」と言えるわけですから。これ結構痛快(笑)。

今後は徐々に、動物を扱った映画などの公開に際して、同様の配慮がされることが“常識”になって行くのではないでしょうか。そうしたことによって、メディアなどに煽られる愚劣な“ブーム”が減ると良いですね。期待しちゃいます。

そのためには「ガメラ」の制作サイドの今回の一連の動きが、社会的にきちんと評価されなくてはいけないと思いますので、皆さん是非、「ガメラ」の製作者の態度を褒めてあげて下さい(映画自体の評価は、私もまだ見ていませんので何とも言えませんが…笑)。
もちろんこの注意だけでは「ケヅメリクガメ」の“ブーム”を防ぐのに十分ではないのだろう。とは思いますし、「ケヅメリクガメ」をプロモーションに使っている部分も否定できないのは事実ではありますが、その一方、映画の製作者にとって何の利益にもならないことに一定の努力を払っているという部分は、素直に評価してあげて良いと思います。

これが大きなトレンドになりますように。見守って行きたいと思います。
[6676] RE:やっぱガメラは「正義の味方」だわ。という話(笑)。 投稿者情報プアマリナ 2006-04-26 19:52
放蕩息子さん、いやあ素晴らしい。良いこと聞かせてもらいました(^○^)
ありがとうございます。
ただ、
> アンタとこの映画はガメラ以下かい!
そりゃ比べるの失礼ですよ。薩摩黒毛和牛特上三角バラとブロイラーもも肉を比べるようなもんです。どっちがたくさん売れてるかは別にして(って意味不明?)。
それにしても“例の映画”の場合は、「養殖技術も確立してる」とか「簡単に飼えるようになった」とかデマゴギーもふんだんに用意してから公開に踏み切るんでしょうね。某業界からのタイアップ料目当てに…。
諛言媚語に満ちた広告あるいは特集記事が今から目に見えるようです(`O´)
我国って芸術の水準は高いのに、ジャーナリストのレベルが低すぎるのは何故でしょうね。
ま、それはともかくガメラ。応援しましょう!
[6677] RE:やっぱガメラは「正義の味方」だわ。という話(笑)。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-27 18:56
プアマリナ様

>それはともかくガメラ。応援しましょう!
まあ、その後色々と調べていくと、エンドロールの表示は小さすぎて読みにくいとか、文句を付けたい部分は色々とあるみたいですけどね。それから、“カメ飼い”の方々にしてみると、「ケヅメリクガメは値段が高いのでそんなに売れることはないだろうけれども、お陰でミドリガメが売られ、また山川に放たれるのでは?」という懸念もあるようです。

ただそれでも、何もしないで頬被りしているのに比べたらずっと良いと思います。特に公式サイトのトップページに分かりやすく「ご注意」を載せたと言うのは、評価して良い。何よりこういう“前例”が出来たのが嬉しいですね。裏では千石先生(千石正一氏)からの働きかけなどもあったようです。

一方、“例の映画”の場合には、既に公開前の早い段階で「さかなクン」や中村征夫氏等々、マスコミ的に影響力のある人物を抱え込んでプロモーション展開していましたので、そう考えていくと、“例の映画”と今回のケースとの違いは、実はプロモーションやマスコミ操作の巧拙の違いではないかと言う気もするわけですが(^_^;;、そういう“稚拙さ”は、むしろ“誠実さ”として愛されるべきではないでしょうか。少なくとも、今回の映画の製作者は、黒いものまでも「シロ」と言いくるめるようなことはしなかった(もちろん、某Dズニー社と違って、単にその“力”がなかっただけなのかもしれませんが(^_^;;)、ということじゃないかと思います。

あと“カメ飼い”の方たちのこの問題に関するブログなどを見ていると必ず、「ニモの時のように…」とか、「熱帯魚のようになって欲しくない」というような発言があります。その意味ではあの“ニモ騒動”も、一種の反面教師としては役立ったようですね。(まあ決して、「だから良かった。」という話ではありませんが。)

>我国って…ジャーナリストのレベルが低すぎるのは何故でしょうね。
「ジャーナリスト」と単なる「マスコミ関係者」を区別して考えないといけないんじゃないですか?(笑)
芸能人の浮気だの離婚だのを追っかけ回して金切り声を上げているTVクルーの腕に「報道」の腕章が巻かれているのを見ると、「報道」とはどんな意味だ?と、思います(^_^;;。
私も他人様に何か言えるほど観察も考察もしていませんが、この国のジャーナリズムの未成熟とデモクラシーの未成熟には、密接な関係があるんでしょうね。多分、この国の伝統的な文化とか、そこに内在するメンタリティなどとも関連して来ると思うので、一概に「かくあるべし。」とも言い切れない部分はあるのだろうな。とも思いますが…。
[6678] 報道は「正義の味方」ではないわ。という話(笑)。 投稿者情報プアマリナ 2006-04-27 20:03
そうですか。喜んだのも束の間、カメはカメで難しいんですねぇ(~_~;)
先日、文科省から小学校等に「ミドリガメはサルモネラ菌を持ってるから気を付けろ」ってなお達しが出てたし、今さら(^_^;)
ガメラを契機にミドリガメが流行り、文科省のお達しにより放逐が増え…。同じこと何回繰り返すんでしょうかねぇ(TOT)
千石先生、ううむ(-.-;)

> 「ジャーナリスト」と単なる「マスコミ関係者」を区別して考えないと
一匹狼を別にすれば、似たようなもんですよ。
(社の方針である)拝金主義とイデオロギーの狭間で苦しんでるだけで、本来の「事実を事実として報道する」使命はどこ行ったの?と思わなくもないんですよね(^_^;)
(もちろん私も含め)購読者や視聴者の側に問題が多いというのは同意ですが…。

ところでマスコミネタ?繋がりで(^_^;)
某水族館が「本物の珊瑚を育てて沖縄の海に返す」と宣っている報道が、共同通信を通してバラまかれている様です。
ttp://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2006042600020&genre=G1&area=Z10
「細菌による浄化システム」って、あのね(~_~;)
[6681] RE:やっぱガメラは「正義の味方」だわ。という話(笑)。 投稿者情報放蕩息子 2006-04-28 23:47
プアマリナ様

>ガメラを契機にミドリガメが流行り、文科省のお達しにより放逐が増え…。

まあ心配し出せばきりがない部分もありますので、最終的には、それぞれの情報に接した人間がどれだけ冷静に判断して事態に対処できるか。ということだと思いますけどね。(そしてそのようにリテラシーを高めるために、何が必要かを考えることも大切。)
そう考えないと、TVでも映画でも「動物を扱うことは一切まかりならん。」てなことになりかねず、そりゃまた「暗黒時代」の到来ですな(^_^;;。

>>「ジャーナリスト」と単なる「マスコミ関係者」を区別して考えないと
>一匹狼を別にすれば、似たようなもんですよ。

いやいや。ですから、現在「ジャーナリスト」を名乗っている人々の多くは、実は単なる「マスコミ関係者」に過ぎないのでは?という話ですよ。「○○記者クラブ」とかの登録証を持っていたり、あるいは「××テレビ」のニュース番組で取材をしているというだけでは、「ジャーナリスト」とは言えんぞ。という話。(逆もまた真なり。)

>「細菌による浄化システム」って、あのね(~_~;)

ははははは(^_^;;。またすっかりトンチンカンなニオイが…。

サンシャインの公式サイトを見ると、どうやら、「日本最大級のナチュラルシステム(多分DSB)の水槽を設置した。その水槽を使って、沖縄のサンゴ再生プロジェクトと提携の上、沖縄のサンゴの増養殖と移植を計画している。」というようなことのようですね。
移植に関してはちょっと引っ掛かるところがありますが、水族館にナチュラルシステムの水槽を入れ、ハードコーラルの飼育をすること自体には賛成です。世の中一般では、サンゴが動物であることを知らないどころか、サンゴ=鉱物だと思っている人が沢山いるんじゃないでしょうか。そういう人々に「サンゴは生き物なんだ。」と知ってもらうために、水族館で生きているサンゴを目にする機会が与えられることは、大変良いことだと思います。

しかしこの共同通信の記事(=それを書いた記者)の頓珍漢ぶりは…(^_^;;。
それこそ「えー!サンゴって石じゃなかったの?」とか言いそうだな(苦笑)。

これは我が国のマスコミ関係者の間に海洋生態系や海洋生物の飼育に関する知識が乏しいことの証左でしょう。
金儲けの話や芸能人のゴシップには熱心なんだけどな(´・ω・`)。

[6691] 業務連絡/明日&明後日、留守にします 投稿者情報放蕩息子 2006-04-29 23:16
GWには何の予定も入れていなかったのですが、お天気も良さそうだということで、妻子から求められて急に(^_^;;、明日&明後日で南房総に遊びに行くことにしました。磯採集は…。
どうしようかな?(^_^;;明日はマザー牧場に行く約束なので、明後日、子供の釣りの横で磯採集出来そうなところを探すことにします。(今年、まだちょっと寒い感じなんですよねぇ…(^_^;;)

ということですので、メールなどいただきましても、お返事は2日以降になるかと思います。ご了承下さい。
行って来てまた何か面白い発見がありましたら、ご報告します。


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