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放蕩見聞録・水族館篇 [3]
下田海中水族館

 

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基本情報 (2004.12記入)
 
  所在地 〒415-8502 静岡県下田市3−22−31
  アクセス
  • 伊豆急行下田駅よりR135号西進、定期バス/7分、車・タクシー/5分
  • R135号渋滞の際には、下田駅より徒歩(25分)の方が早い場合もあります(^_^;;
  電話番号 0558-22-3567(代表)
  営業時間
  • 9:00〜16:30(2月〜10月)
  • 9:00〜16:00(11月〜1月)
  • 土・日休日および春休み、GW、夏休みは17時まで。
  • 年末年始は16:30分まで。
  定休日 年中無休
  入場料金 1,700円(中学生以上)/900円(4才〜小学生)
※ホームページに割引券あり
※旅行会社各社の宿泊パックなどを利用しても、割引券が入手できます。
  公式サイト http://www.shimoda-aquarium.com/
   
独断と偏見による概要
 
  • 下田の港の隣(?)の入り江に、自然の地形を生かして作られた水族館です。
  • マンタやジンベイザメのような派手な“呼び物”がいませんので、地味な水族館だと思われると思いますが、自然の入り江を仕切った海でイルカと一緒に泳ぐことが出来る(別料金)プログラムを始めたのは、本州ではこの水族館が初めてではないかと思います。様々な海洋生物との触れ合うプログラムが充実した、特徴のある水族館です。
  • 「ドルフィン スノーケリング」「ドルフィン タッチング」「ドルフィン フィーディング」という“イルカ三大プログラム”(笑)の他にも、ペンギンと記念写真を取れたり、アザラシやサメの餌やりが出来たり、と、「見る」ことよりも「する」ことを楽しむ水族館だと言えるでしょう。特に小学生くらいのお子さんがいるご家族には、忘れられない思い出が作れると思います。
  • 他の有名水族館と比べれば規模は小さいですが、個性はピカイチ。海の生物が好きな方には、是非訪れて欲しい水族館の一つです。
  • 私はもう10年以上前の独身時代に台風接近の最中、この水族館を訪れたことがあり、そのときには全てのショーが取り止めで、その代わり入場無料にしてくれました。若かったので(^_^;;、雨と風と波でびしょ濡れになりながら、大騒ぎして楽しみました(笑)。
   
写真で紹介 (2004.12訪問)
 
エントランス。今年の初めに(?)一部リニューアルされたというので、どこが変わったのかなあ?と思っていたら、このエントランス部分でした。手前のプールがウミガメプール。
でも変わったのはこのエントランスとお土産屋さんだけだったのね〜(^_^;;
アクアドームペリー号。中に大水槽があります。
この「ペリー号」、実は湾内に浮かぶ円筒形の船で(だから「海中水族館」なんですよね。笑)、台風の時などに行くと揺れます(^_^;;。
「海上ステージ」というのはこの「ペリー号」の前の海で、ここでイルカのショーも行われます。
「ペリー号」へ向かう通路。実は単なる「浮き桟橋」です。波があればもちろん揺れますし、台風の時にはびしょ濡れ(笑)。
この浮き桟橋の下をイルカが泳いで通り抜けたり、すぐ近くに浮上したりすることもありしますので、イルカ好きな人は良く注意して周りを見回して下さいね。
「ペリー号」内部の大水槽。水深6mあるそうです。ガラス面が大きな割には水槽の中が狭いので、いまどきの大水槽を見慣れた目にはやはり、少々地味に見えてしまうでしょう。

水槽の上部は吹き抜けで、太陽光線が直接、水槽内に降り注ぎます。「ペリー号」の2階に上がると、この水槽の水面を見る事も出来ます。

「外の海と繋がっているのかな?」と思いがちですが、特に外海と直接繋がっているわけではないようです。
地味な水槽ではありますが、ダイバーによる餌付けショーは中々楽しめます。
特にアカエイやマダラエイの餌付けには、お客さんから大きな笑い声がおきていました(^_^)。
大騒ぎですな(^_^;;
「マリンスタジアム」でのイルカのショーに、ウチの子供が出ました(^_^)v。
「感想は?」と聞くと、「寒かった。」だそうです(^_^;;。
同じく「マリンスタジアム」でのアシカのショー。水中ダンスです。
イルカのショーに比べると注目度は低いと思いますが、中々どうして、水中での優雅なダンスは見応えがあります。バカにしちゃいけません。

ところで、この「マリンスタジアム」、ステージ奥の壁に「MARINE STADIUM」と書いてあるんですが、どうもその真ん中の「E」の位置と色が他の字と違う…。
「後で書き足したんじゃないの?」と思うと気になって仕方ないわけですが、果たして真相やいかに?(笑)
「ドルフィンビーチ」。
イルカとのふれあいのプログラムは入園後、全てこちらのカウンターで申し込みをします。それぞれ別料金で、予約は早い者勝ちですから、出来るだけ早い時間に入場して、まずはこちらで申し込みをすることをお奨めします。
なお、「ドルフィンビーチ」の運営自体は、水族館とは別組織になっているようです。
「ドルフィンビーチ」の公式サイトはこちら(↓)
http://www7.ocn.ne.jp/%7Edolphinb/
冬の間は「トップブーツ」という、胸まである長靴で海に入ります(夏場は水着)。
この日も何人かのお客さんが海に入っていました。中学生以上であれば、ウェットスーツを着て、イルカと一緒にスノーケリングをすることも出来ます。「ドルフィンビーチ」のカウンターで申し込みます。
こちらは「ドルフィン フィーディング」。餌をあげる前に、実際に「握手」や「ジャンプ」などの指示の仕方を教えてもらい、お客さんが自分自身で「芸」をさせてから、餌を与えます。「スノーケリング」や「タッチング」に申し込めない小学生以下のお子さんには、こちらのプログラムがお奨めです。
オキゴンドウのジャンボ。オキゴンドウの飼育期間の世界最長記録を更新中。「フィーディング」に申し込むとすぐ近くで見れるのは当たり前。私はこのジャンボの頭にも触らせてもらいました(^_^)。

「ごはんちょーだい。」
「ほれ、食え!(ポイッ!)」
「アーン」
てな感じ?
ペンギンさんと記念撮影。ペンギンへの「ガイド給餌」の後に、希望者は無料で記念写真が撮れます。
王様ペンギン(キングペンギン)の赤ちゃん。ことし生まれたヒナだそうですが…。グレーのダルマみたい(笑)。でもモソモソ動く様子がすごく可愛いですよ。
サメプールでサメに餌やり。グイグイ噛み付いてきます(^_^;;。あまり紹介されていなくて、人気薄なのですが、意外に楽しいですよ。私と子供は2箇所でそれぞれ2回ずつ、合計4回もやっちゃいました(^_^;;。
こちらは通常の水槽展示の「シーパレス」の入り口。正直言って他の水族館と比べると見劣りしますが、まあ致し方ないところでしょう。
「例の映画」以来、水族館としても「外せない」カクレクマノミの展示ですが、こちらは伊豆の海の水族館らしく(?笑)大きなサンゴイソギンチャクの中に沢山のカクレクマノミが入っていました。自然の海ではあまりない組み合わせなんですけどね(^_^;;。
この水族館はナヌカザメとイズハナトラザメの繁殖に日本で始めて成功し、日本動物園水族館協会から「繁殖賞」を戴いているそうです。
こちらはそのイズハナトラザメの幼魚たち。体長12〜3cmほどの幼魚が何十匹もいて、ウチの奥さんは「きゃー!気持ちわる〜い!」などと言っていました。失礼な!(笑)。
ネコザメの卵の殻などに触ることも出来ます。「ペリー号」の水槽内で、良く産卵しているようです。
とりあえず私は、触れるものには全て触ります(笑)。

後ろは巨大なタカアシガニの剥製。通りがかりのオジサンが「食いきれねぇ…。」とつぶやいて行きました(笑)。
イワシの円筒水槽。イワシを飼育する際には四角い普通の水槽ですとガラス面に激突して死んでしまいますので、このような円筒形の水槽内で飼育するのが一般的だと思います。大きな口を開けて捕食する様子は見ていて飽きないです。
アオリイカとコウイカも飼育されていました。イカの飼育も実は難しくて、イワシ同様、ガラス面に激突して、この写真のコウイカのように、胴体の先端部分を傷つけてしまいます。本当はイワシ同様、円筒形水槽で飼育するのが望ましいのですが、この水槽は普通の水槽でしたので、皆傷ついていました(ちょっとかわいそう…)。
でもイカが餌(ただし活餌しか食べませんが)を摂る様子は非常に面白いので、いつか一度飼育してみたい生体のひとつです。円筒形水槽で水温を低く保ち、活餌を与えて、しかも寿命は一年こっきりですから、なんと言うか、世話のし甲斐のない生体ではありますけれどもね(苦笑)。
ショーとショーの間の時間に、新しくなったレストラン(と言うか食堂?)でお食事。
目の前のイケスの向こう側が「海上ステージ」で、イルカのショーが行われます。「ペリー号」の右手にアザラシのプールやペンギンの飼育舎などがあり、さらに右手が「ドルフィンビーチ」となっています。
このレストランの窓のすぐ外側にも、イルカが泳いで来ますよ。
   

〜 ちょっと番外編 〜

水族館で遊んだら、泊まりはやはり温泉で(笑)。
我が家はここ数年、毎年12月にこの「南楽」に泊まりに来ています。だって、通常料金と比べたら半額程度でしかもイセエビも一人一匹食べられる、大変お得なサービスパックがあるから。通常料金では、我が家ではとても泊まれません(^_^;;
イセエビ様のお姿。
(我が家ではイセエビには「様」をつけて、その“ありがたさ”を称えています。(^_^;;)
夕食にはイセエビ様のお刺身が一人1匹分つき、翌朝には頭の部分+αが味噌汁となって出されます。ありがたや、ありがたや(笑)。

Vサインを出す子供の後ろに、イセエビ様を称える踊りを踊っている私の姿が写っております(笑)。
南楽の大浴場「甚平衛の湯」の露天風呂。男女入れ替え制です。
この他に10ヶ所の家族風呂(全て内湯+露天風呂)があり、すべて無料。予約不要です。中には下手な旅館の大浴場より広い家族風呂もあり、家族連れには最高の宿の一つでしょう。

ちなみにモデルはウチの子供ですから悪しからず(笑)。

   

〜 ちょっと番外編 2 〜

下田からの帰りには稲取の「伊豆バイオパーク」でキリンに餌やり。
ヤギやヒツジ、ウシ、ウマに餌をあげられる動物園は沢山ありますが、キリンに餌を与えることが出来る動物園は、私は他に聞いたことがありません。子供も大興奮です。

ハリネズミも触らせてもらいました。
仰向けで丸まっているのがハリネズミです。意外に大人しくて、しかも痛くありませんでした。

こちらはミツオビアルマジロのお父さん。
ちょっと目を離すとすぐに外に逃げていってしまうので、飼育員の人が何回も追いかけて連れ戻して来ていました(^_^;;。

ところで、2004年の11月に日本の動物園で初めて、伊豆バイオパークで、このミツオビアルマジロの赤ちゃんが生まれたそうです。来年の5月になれば、これも「繁殖賞」の対象になるのでしょうね。(誕生後6ヶ月生存が「繁殖賞」の条件です。)

バイオパークではこの赤ちゃんの名前を募集していましたが、やはり「ミツオ」になると思うけどなあ…(笑)。
   
まとめてひとこと
 
  • イルカ好きにはたまらない!入園したらまずは「ドルフィンビーチ」に走れ!!
  • イルカも良いけどアシカもね!
  • 意外な穴場はサメの餌やり。
  • とにかく海の動物との触れ合いが満載。「見る」より「する」ことが多いので、手を拭くタオルは忘れずに(笑)。
  • ショーのスケジュール表を良く読んで、思いっきり遊んじゃおう!!

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